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あいさつで感じること

2008年06月13日 | Weblog
 毎月、週のはじめは、生徒会で学年に割り当ててあいさつ運動を展開しています。今週は、1年生が担当をしています。朝、いい声が校門付近にこだましています。

 「あいさつができる」

 ささいなことですが、本当に大切なことであると最近つくづく感じます。あいさつによって、いろんなことを感じることができます。

 例えば、いつもは、元気のいい生徒が、「おはよう。」と声をかけると、なんとなくしずんだ声であいさつが返ってくると、「今日は、何かあったのかな。」とか、「体調がすぐれないのかな。」といったようにちょっと考えてしまいます。そのままいい返事が返ってくると、何もなく過ぎていきますが、心にひっかかるものができます。

 今、学校には、たいてい一番に来ています。いろんな先生が後から、学校にやってきます。「おはようございます。」という一言、職員室に入ってくるときに、テンションが低い場合、黙って入ってくる場合・・・今日、何かあったのかなあ・・・何か悪いことでもしたのかなあ・・・とかいろんなことを想像します。

 まして、声をかけたときに、いつもとは違った感じで言われると、なおさらです。 

 あいさつは、相手からの応答を期待してする物ではないと思います。しかし、うけるイメージは、期待するものとは、違います。期待はしないけれど、イメージはできます。自分自身のあいさつの仕方も時としてどうとらえられているかわかりませんが、自分のイメージは持たれていると思います。

 先日、NHKのプロフェッショナルという番組で、カリスマ社長と言われる新浪剛史さんが、人を知るために、まず、いろんな部署を回るそうです。まわっているときに、あいさつをします。そのときの社員の様子で、この人は、しっかり仕事ができている、ストレスがたまっているではないか、仕事が嫌で仕方がないのではないか、・・・など判断することができると話していました。他にもメモ術などの話もありました。

 自分も反省をしたことがあります。前任校で、いつも朝、職員室にやってくる生徒がいました。「おはようございます。」と声をお互いにかけるのが、日課みたいになっていました。しかし、ある日、パソコンで作業をしていたために、その生徒が来ていたことに気づきませんでした。 すると、担任の先生に、「あいさつをしたけれど、あいさつをしてくれなかった。」とつぶやいていたそうです。相手からすると、そんな事情は知らないので、やっぱり「あいさつをしてくれなかった」となるのです。すぐに謝りました。


 いろんな場面で、あいさつの大切さというものを感じます。まずは、相手に対して心から言うこと、そこから、もう一度自分自身見直してみたいと思います。