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かったかくんのホームページ

日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

正月からありがとう

2009年01月05日 | Weblog
 元旦の夜、雪が降っていました。昨年に引き続いての正月の雪です。ホワイトクリスマスではなくて、ホワイトハッピィーニューイヤーとなりました。なんとなく趣きもありました。


 夜は、ゆっくりと子どもとテレビを見ていました。静かな夜に突然、


「ドーン、バリーン。」


という激しい音がテレビを見ている部屋の屋根あたりからしてきました。「おっ、なんだ、なんだ。」とは思ったけれど、それが一回だったので、そのままにしていました。ところが、子どもは、懐中電灯を持って、調べに行っていました。携帯電話が鳴りました。調べに行った子どもからです。

「屋根のかわらが割れている!!」


ということです。

えっ!
 外は、すごい雪です。しかし、かわらが割れているということは、雪がとけたとき、そこから雨漏りの恐れもあります。

 元旦からピンチです。靴をはいて屋根に上りました。すべって落ちたら大変です。子どもに命綱?の片方を持ってもらいながら、割れたかわらを下に落としました。理由は、上の屋根のかわらが、下のかわらに落ちかかったのです。ビニールをかわら代わりにして、とりあえず雨漏りがしないように修理をしました。雪が体にふりかかり、腰がひけた正月のサンタになりました。よその人が見たら、変な人が雪の降る中屋根に登ってなにしてんだろう・・・って不審に思われるかもしれません。

 困ったときの教えた生徒のいっくん。
「いっくん、かわらが割れて、雨漏りがしそう。」

と次の日の朝、緊急の電話。「正月が明けてから、見に来てくれんかな。」OKの返事。よかった。


 3日は、法事のお菓子を日田に買いに行っていました。日田から戻っていると、電話が。いっくんが来て、修繕をしてくれているとのこと。帰り着くと、屋根の上から、「先生、おめでとう。」いっくんがかったかくんの屋根の上から、新年のあいさつ。ちょっと風変わりでしたが、本当に感謝です。

 正月にもかかわらず、奥さんの実家からよそいきのおしゃれな服装で来てくれていました。それで高い屋根の上まで上ってくれて、修繕をしてくれました。

 きれいになりました。コーヒーを飲みながら、かわらの手入れ法などを教えてくれました。なるほど・・・。

 いっくんには、いろんなアイデアを出してもらいながら、子どもの部屋もリフォームしてくれました。ちょっとしたことも全部いっくんに頼っています。
「俺、大工なんだけど・・・。」
と言いながら、以前、無理に頼んだ風呂の改修もしてくれました。

 これからもいろいろお世話になるでしょう。いっくの小学校の時の先生の立場が、今では、完全にいっくんに移譲されました。家は、いっくんを中心に保たれています。本当にいつも感謝をしています。今年もよろしく。

お年玉?!

2009年01月05日 | Weblog
 父が6年前に亡くなったあと、父の看病に付き添っていた母が病気になりました。それ以来、老人福祉施設にお世話になっています。最近、母のところに行くと、今までとは違って、かったかくんの名前を母の口から聞くことはなく、それを何となく寂しく感じていました。自分で自分を指さしながら、

「この人誰?」

と質問します。

「・・・名前?むずかしいね・・・。」

 正月明け、父の七回忌の法要が行われ、母も久しぶりに家に帰ってきました。きょうだいもそろいにぎやかな一泊二日の帰宅でした。施設でも本当によくして頂いているのですが、家に帰ってからの母の表情もにこやかな時が多かったです。ふと母の横にいたときのことです。

「ちょっと。ちょっと。」

「ちょっと」の用事はわからなかったのですが、名前を連呼してくれているのです。もう母の口から私の名前を聞くことはないだろうとあきらめかけていた言葉でした。感激をしました。その呼ぶ言葉の響きが懐かしく感じられました。

「名前をおぼえちょってくれたんやね。」

きっと父と母からの久しぶりのお年玉だったに違いありません。