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日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

「トンネル銘板お披露目式」

2018年02月27日 | 大分県
卒業を前にして、毎日いろんな行事があります。
その一つひとつを生徒たちは大切にしながら、学校生活を送っています。
  



そんな時間の中で、今日は、「鹿熊ふるさとトンネル」銘板お披露目式がありました。

中津日田道路の中に、このトンネルがあります。トンネルの全長は2986メートルです。

山移と大島間にあるトンネルです。山移と大島間の距離は約5キロあり、そのうちの3キロがトンネルということになります。鹿熊岳の中を通したトンネルです。
 


中津日田道路は、

①安全・安心なくらしを支えるネットワークの確保
②地域産業の活性化を支える物流ネットワークの確保
③救急医療施設へのアクセス向上
④広域観光ルートの形成


という利点があります。
  



調査中の区間もあるので、すべての区間で開通するのは、まだまだ先の話ですが、部分的に開通していっています。
 


今日は、参加する生徒を迎えに来てくれて、マイクロバスで大島口へ。そこからトンネルに入りました。ほとんどの生徒が初めてトンネルに入ります。大島口から山移までのトンネルの3キロ、バスで通りました。
 



この経験をした人は、建設する人以外、今までにほとんどいないのではないかと思います。


建設も大島口からの会社と山移口からの会社が違うので、

「まだ通ったことがないんですよ。」

という建設会社の人も多くいました。
 
 



高低差があって、山移口が高く、大島口が低くできています。わずかな傾斜ですが、3キロの長さに傾斜がつくと、高低差が30メートルあるのです。つまり5階建てのビルの高さくらいだそうです。

歩くと、傾斜を感じるそうです。
 
 



このトンネルの名前は、中学生や地元の方などと一緒に考えていきました。
そして、3年生の代表が字を書きました。
 
うらやましいですよね。生徒が大人になって子どもに、おじいちゃんになって、孫に、
「これは、わしが~~書いたんじゃ。」
と自慢できますからね。


 
書いた生徒は、高校ではふるさとを離れていきます。ふるさとに大きな宝物を残して巣立っていきます。生涯忘れることのできない経験になりました。

学校から参加する生徒たちと、銘板の除幕をしたり、銘板の裏に寄せ書きを書いたりしました。
 

 

マスコミの方も来られて、書いた生徒に囲み取材?をしていました。
夕方のニュースにこの様子が放映されていました。
故郷が変化していきますが、生徒たちは、この変化を間近で見させてもらいました。
  



高い位置に山移口があります。
景色は最高でした。

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春の空気を体に感じながら、二度とできないであろうトンネル銘板の除幕式に参加させてもらいました。