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「耶馬溪短文学コンクール~言葉の感動~」

2018年12月11日 | 大分県


今日、先日行われた「耶馬溪短文学コンクール」の開催のお礼に御礼状と写真を持って、主催者の一人であるM谷さんが来校してくれました。


このコンクールは、わたしの子どもたちの時代から「子ども俳句大会」ということで行われていました。

「耶馬溪短文学コンクール」としては、11回目ですが、「子ども俳句大会」から入れると、25年以上の歴史ある会となっています。


M谷さんは、会の立ち上げから携わっていて、まだ出品数が少ない時代を乗り越えながら、俳句・川柳・短歌という文化の普及に尽力されてきました。
ふるさとに短文学の活動を根づかせてきました。


M谷さんのあたたかな心と情熱は素晴らしいものがあります。来校してくれた時、M谷さんと話をする中で、これまでの歩みを伝えてくれました。
 


今年は、557名の方からの応募がありました。
 


わたしも川柳と短歌で優良賞をいただきました。


以前は、自己流でブログなどに短歌を書いてきました。

しかし、今は、ちょっとひとよこい。
やってみるとわかるのですが、いったん綴らなくなると、思いを「五・七・五」の17音や「五・七・五・七・七」の31音にまとめることが難しくなります。



日頃から言葉にふれることの大切さを感じます。
すべて「極める」ためには、鍛錬が必要なことを短文学から感じます。



大会には、一般の部と児童生徒の部があります。今年の児童生徒の部の入賞作品です。



【短歌】
○あの人と同じ景色を眺めたい必死に伸びる黄の花の恋                       
・おっ、すごい。ロマンチックな心。そんな思いを短歌で表現できることもうらやましい・・・。同じ景色を眺めたいのは、黄の花?それとも君?



○お母さんいつも送迎ありがとう大きな夢が叶うといいな 
・きっと何かを習っているのでしょう。反抗期にも入っている思春期の真っ最中に、送迎に対して、ふとお母さんに感謝できるこの優しい心が素敵です。

【川柳】
○『ふわふわの宇宙から見る青い星』
○『ありがとう君の笑顔に救われた』 

 ・とても優しさあふれる句です。自然や人の笑顔に心も潤っていきます。

「かったか」作品は、
・川柳
  『ふるさとに賑わい戻す夏祭り』
   ・災害に襲われたふるさと。悲しみの中でも夏祭りの賑わいは、勇気をもらえます。
・短歌
  『握りしめ最期の時の父の手をほのかなぬくもり今も忘れず』
・みんなに手を握りしめられながら父は旅立っていきました。あの時の光景と手のぬくもりは忘れません。