さくら色の朝

もうまもなく桜の季節も終わりとなることでしょう。今日の朝のことです。いつものように、学校の坂を車でのぼっていると、道路に桜の花びらが散っています。



その様子がとてもきれいでした。また朝日が桜の木の花を照らしています。ふとその美しさに見とれてしまいました




昨日も桜のことを書きました。そして、さらにもう一度書きます。毎日桜の花を見ていると、桜の花って、色を変えるということに初めて気づきました。



　最初は、白色の桜です。満開を過ぎてくると、だんだんとピンクに染まってくるのを、毎日通勤をしている途中の道の桜の花を見ていると、それを感じました。



　今日の朝のことです。
　学校の坂をのぼるために、右折したときのことです。とてもきれいな光景を見ました。
　満開から少し過ぎた桜の木が、坂に沿って植えられています。その木が、朝日に照らされています。




朝日に映し出された桜の木は、太陽の光のスポットライトを浴びて、鮮やかなピンク色となっています。太陽の光と桜の色がマッチングしています。そして、桜の花びらが敷き詰められた絨毯の坂道となっています。


　一人で見るのがもったいないくらいに感じられました。朝日を浴びていないと鮮やかさも薄れているだろうし白色の桜では、このような味わいのある演出もできなかったでしょう。また朝日によってできた木の影もなんとなく風情がありました。



　まだ学校が始まっていないので、静かな校舎です。まもなく生徒たちの賑やかな声が響くためのプロローグだったのかもしれませんし、春の終わりを告げ初夏を迎えるエピローグだったのかも知れません。