
先日、中学校に勤務していた時の生徒から電話がありました。
「先生、ぼくが中学生の時の写真を持っていたら、いただけないですか。」
という内容でした。
「先生、ぼくが中学生の時の写真を持っていたら、いただけないですか。」
という内容でした。

ある特別な日に使うという話をしてくれました。
週末の夜に探しました。
あれから、10数年の年月が経っています。
一生懸命にその生徒が写っている写真を見つけ出しました。

中学校の入学式の時にちょこんと一番前に座っている姿。
なんとも幼くて可愛らしいです。
香々地青少年の家での体験学習の様子。
友だちと楽しそうです。

修学旅行。
金閣寺の前で、友だちと写っている笑顔。
生徒にとっては、中学校生活最高の思い出です。

部活動で歯を食いしばりながら戦いに挑んでいるシーン。
体育大会では団をリードしている勇ましい姿。
そして私自身が、彼に卒業証書を手渡している中学校生活のラストシーンなどがありました。
こちらも今でもあの体育館での卒業式の感激を忘れることができません。

なかなかこれまでのことを振り返る機会はありません。
しかし、彼からの電話で写真を見ながら、「あの日」「あの時」のできごとを懐かしく感じることができる時間を持つことができました。

私自身も若かったし、彼を含めて当時の子どもたちと再び出逢えることができました。
時間が過ぎていくのを忘れる夜となりました。

写真を入れた封筒には、
「懐かしく感じられる時間を持つことができました。ありがとう。」
と心からの思いを書いて、彼が務める会社の日曜日のポストに入れておきました。
「懐かしく感じられる時間を持つことができました。ありがとう。」
と心からの思いを書いて、彼が務める会社の日曜日のポストに入れておきました。

昨日、誠実な彼から、お礼の電話がありました。
立派に社会人として活躍をしています。

溢れるほどの思い出を浮かび上がらせてくれた彼に感謝です。
