今日のガイドはミルナさん
内戦の傷痕
西側カトリック教会 聖ペーター教会
西側はクロアチア側の店やレストラン
西側の店
スターリ・モスト
アーチ形のすべすべした階段を上る人 降りてくる人 (スターリ・モストを渡る)
東側はイスラム系の店で西側とは雰囲気が違う
美人のモスリム人
イスラム教のモスク
別の角度からもう一度橋を見て
旅行7日目(6月20日)は昨日まで2連泊したドブロヴニクを朝7時30分に出発。ボスニア・ヘルツェゴビナのモスタルへ向かいました。国境での出入国は前日のモンテネグロでの国境通過に比べて比較的にスムーズでした。ネレトゥヴァ川に沿ってモスタルまで135キロ。途中でブドウ畑を多く見かけましたがここでは米国から輸入したブドウの苗木に接ぎ木して育てているそうです。
モスタルはオスマントルコの街として発展してきましたがその発展の中心となったのは1566年にスレイマン一世によってネレトゥヴァ川に架けられたスターリ・モスト(古い橋)です。橋脚を用いずに両側からアーチ状に架けられたこの橋は当時世界唯一シングルスパンアーチと言われていました。
この地域ではムスリム人やクロアチア人やセルビア人などが長きにわたって平和に暮らしてきました。ところがユーゴスラビア連邦解体に端を発した内戦(1992年-1995年)により民族間の紛争が起き、民族融和の象徴と言われたこの橋は破壊されてしまいました。
ユネスコの協力でこの橋が復元されたのは2004年になってからです。橋は全長28メートル 高さ20メートルあります。
平和になったとはいえ内戦の影響は今も消えず、街はネレトゥヴァ川を挟んで東側はムスリム人、西側はクロアチア人と住み分けされています。両方の地域を分けるのがこの橋スターリ・モストなのです。橋は今は観光の名所となっていて両岸には多くの土産物屋が軒を並べています。大勢の観光客が通る橋はすべすべしていて渡りきるのが大変でした。
レース編む老女手元の薄暑光