和子の記録 フォト&俳句

長い間ネイチャーフォトを楽しんで来ましたが最近これに俳句の趣味が加わりました。まだ不慣れですがブログに載せていきます。

柿本人麻呂の歌 「 東の 野にかぎろひの・・・・・」

2018-01-03 18:58:57 | 日記


1月2日は月が地球に再接近して月の円盤が最大になるスーパームーンの日であることを知って、自宅屋上から月を眺める事が出来ました。寒さに堪えて待っていると夕刻東の空にいつもより大きな月が上がりました。翌朝も6時過ぎに再度屋上に上がってみるとしばらくして日の出前に東の空はだんだんうっすら赤みをさし始めて来ました。西の空にはまだまだ月が明るく輝いていました。この情景をしばらく眺めていた時にエッチングでも有名な中山正實画伯が描いた「安騎野の朝」を思い出しました。


「東の 野にかぎろひの 立つ見えて かえり見すれば 月傾きぬ」 万葉集48番の柿本人麻呂の歌です。

画伯はこれをテーマに「安騎野の朝」の絵を制作しました。安騎野は奈良県宇陀市にあり今では「かぎろひを観る会」も毎年冬にあるそうです。
中山画伯と私の父とは親しい友人でもあったので作品は数十点が父の手元に残され私も画伯の絵を観て育ち親しみを感じています。


一の字のいのちふくらむ筆始