遊びをせんとや

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ベルクグリューン美術館展 ~ピカソ、クレー、マティス、ジャコメッティ~

2023-02-16 06:20:05 | 美術館、博物館
国立国際美術館でベルリン国立ベルクグリューン美術館展が催される。
これは行かねばと招待券をラッキーにも手に入れた。


会期が進むに連れて混むと踏んだので早めに平日の朝一番で出かける。
コロナが少し収まり、時間指定を取らなくて良くなったのでとても助かる。
久しぶりの国立国際美術館である。

朝開館15分前に着くとすでに数人の人の列が5分前には30人くらいに増えている。
それでもまだ少ない方だ。
チケット売り場にも誰も並んでいない。最近はみんな前売りをコンビニで購入する人も多いだろう。

スムーズに入館、地下三階には、ほぼ無人。解説は後でゆっくり読むとして観たい作品を先に探しに行く。
ジュルジュ・ブラックの作品に以外はほとんど撮影OK。太っ腹。

ベルクグリューンはドイツのユダヤ画商。すでに第二次世界大戦の前にアメリカに亡命していた。
2007年まで存命だったので、その間に沢山の作品を売り買いした。
セザンヌもたくさん持っていたが、ピカソ、クレー、マティス、ジャコメッティの作品に特化するためにかなり売却したようだ。
私的には良かった。セザンヌ好きじゃないもん。でも手元に残したセザンヌの作品はかなり良かった。
撮影してないわ。

この人の審美眼は凄い。どの作品も魅力的だった。
今までお目にかかったことがないようなピカソだった。ベルリン国立美術館の建物を修復するために閉館しているのでこれだけ一挙に観ることができる。



 
ピカソのキュービズム初期の作品
凄く色がきれいだった。澄んだ色だ。しかも配色が絶妙。当たり前か。



 
この鶏のタッチと色が好き。

今回の目玉作品

観に行ったのはバレンタインデーの日だったんだけど、この日に緑のマニュキアをしていくとポストカードがもらえたみたい。
(あとで知った)



今回一番感銘を受けた。クレーの作品群。

少女たちの光景


時間





クレーは色の魔術師と言われたいたけれど、このオレンジ色の作品は絵本の挿絵みたいで語りかけてくるような作品だった。

ピカソもクレーも総じて色彩が際立っていたと私は思う。

かなりのまとまった作品を一通り見終わって、最初に戻って解説を読み、気に入った作品をまたじっくり観る。
美術館を出る頃にはかなりの人出になっていた。

あまりにお腹が空いたので早めにレストランに行くことにした。
この日のランチは中之島ダイビルの「ノガラッツァ」フレンチイタリアン


近郊のお野菜をふんだんに使ってあっさりした味付けで美味しかった。
メイン以外は魚中心だったのでバランスも良かった。
特に前菜のイワシのコンフィと大根のミルフィーユが美味しかった。
今度家でイワシのコンフィ低温調理を試みてみることにしよう。
カプチーノまで堪能してワインを2杯飲み、梅田まで歩いた。

途中のシモジマで買い物をし、失くした手袋と同じ物がセールになってないかと覗いた阪神でほぼ同じようなランバンの手袋を見つけて予想よりかなり高かったが「えいっ」と買った。これも出会い。