遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

食育の逆襲

2013-04-30 07:18:37 | 日々のあれこれ
どうやら最近子どもらが言うには
土日の晩御飯は手抜きらしい。

息子曰く、メイン+2品+汁物(必須)らしい。

これって懐石料理?

昨日の晩御飯のメニューは

イワシのパン粉焼きがメイン

冷凍レバーのニラレバ炒め
くらげとセロリの酢の物
トマトとレタス
残り物をリメークしてクラムチャウダー

いつも「これだけ?」って言われるので
奮発した!

夕飯につゆだくのおでんもどきの煮物なんかの
時は汁物はパスなんだけれど

それでも「汁物は?」って言われる。

だんなも言う。

さすがに一昨日は子ども2人の厳しい注文に

「あんたらな、一回他人の釜の飯を食べてこい!」と
言い切りました。

そういう時はだんなはどこ吹く風としょうもないオヤジギャグなどを
とばし(どんなギャグかも忘れた)われ関せず

息子も大学の生協のミールクーポンなる物を年間購入したものの

あまりの混雑に「火木だけは弁当作って」という始末


また、弁当3つの世界に後戻りだ。

娘も昼はがっつり食べたいようだ。

小さい頃からカツオと昆布でだしを取り
できるだけ手作りを心がけたけれど

若い者に似ず、内の子は2人とも油もんが苦手ときている。

トンカツは夫婦2人とも食べたいのに食べられない状態
カレーも(これも作りすぎたせい?1週間に一度くらいなのに、、、。)
いやとのこと。

こんな味覚でこれから世の中わたっていけるのだろうか?

母としても少しは料理を手抜きしたい今日この頃です。









芭蕉の句~高尾ハイキング

2013-04-28 20:28:42 | 旅行
京都にハイキングに行く

4年前に行った高山寺へ
もう一度同じコース。息子がその時は参加していなかったので
「行く?」と聞くと「行く」というので、、、。

このブログを見返して見ると(こういう時には便利)

2009年5月3日に行っている。

同じように保津峡駅に降り立って、
そう、やはり無人駅。

歩き始める。

今年は藤の花の色が薄い(我が家の庭の藤の色が薄い)

その代り目に染みいるような新緑
折り重なるような様々な黄緑が目に前にグラデーション
として広がる。

中には桜の咲き残り(?)も観られる。



あくまでもソメイヨシノ

山桜ではない!


歩き始めの落合橋に芭蕉の発句の碑があった。

     

ここから廃屋になった川床料理屋の方に下りていくと

   


   清滝や 波に散りこむ 青松葉

という句をどうやら清滝川を見ながら詠んだようだ。


ここから本当になんとも言えない
青磁色の水を見ながらのハイキングとなる。



連休中日なれどとても人出は少なく
と言って全く人と出会わないわけではなく
いい感じ。

暑くもなく寒くもなく
風邪はそよ吹く、湿度は低い。
足元もそう悪くもなく。

途中でオシドリのつがいにも出会い、
オシドリ夫婦とはよく言ったものだと思ったり

 

この何とも言えない美しい流れを見ながら
芭蕉はこの句を詠んだんだとも素直にも思え
昔の人の旅の難儀さに思いもはせたりもした。



   
新緑の中にひょいと表れる桜をおなじように
こんな赤い色が顔を出す。
葉っぱのグラデーション

         

菖蒲の花
   

たどり着いた神護寺で、藤棚を眺めながら

 
おうどんをいただき、

     





以前パスした西明寺という美しいお寺をじっくり訪れ



息子が引いたおみくじは「凶」でしたが、、、。

 気を取り直して鐘などついて見る。(100円でした)
 

途中で訪れた水墨ギャラリーの二階からの眺め
 絶景
     

最後に訪れた高山寺では4年前と変わらず
あと少しで摘まれる緑茶の葉を緑を見なが
らゆっくりと石水院のお庭を見る。

   

食肉花のような筒状になった植物
             


や石楠花

 

 帰りはバスにまさに飛び乗り

「イノダコーヒー本店でコーヒーが飲みたい!」という
私の希望でありついたケーキセット
レモンパイはさっぱりしてあまり甘くなくて
私のぴったりでした。



ずいぶん中が広くなって驚いたが
外観もレトロでおしゃれ

      

高尾では本当に人出が少なかったけれど
錦の市場は通り抜けられないくらい人でいっぱい。

みんな京都には買い物にくるのかな?

そんな私も黒七味とコーヒー豆と柴漬けのお漬物

        

みなさん、京都でお買い物もとても楽しいのですが
ぜひ、少し離れた所の自然と人口の建物の美しさ観てほしい!




       










文楽を見に行く

2013-04-27 08:02:14 | 舞台、映画、DVD
息子の受検も終え今まで控えていた観劇を少しずつ解禁

息子が文楽が見たいというので
久しぶりにネットで文楽のチケットを取る。
便利になったもんだ。座席指定まで当然できる。
でもなぜかネットでは学生席は買えない。(なんでだろう?)

大阪が誇る国立文楽劇場

 

当日は晴天のいいお天気

昼の部は
伽羅先代萩
新版歌祭文
釣女

夜の部は
心中天網島の通し

            


昼の部も華やかで面白そうだったが
なんとも女の戯曲という感じだったので
夜の近松の通しにする。


久しぶりの日曜日の午後の文楽劇場は人で溢れていた。
ちょうど、昼の部との入れ替え時刻に着いたので
やはり女性客ばかりがどっと出てきた。

外国人の姿もちらほら。
流ちょうな日本語をしゃべってる方も多くいたので
日本に長期滞在してはるんだろう。

夜の部は4時30分開演

最初はやっぱり寝るなー。
歌舞伎でも文楽でも必ずどこかに寝る幕を作っているのは
私だけ?

序幕が終わると30分の休憩

一斉のロビーに出て食事
我が家もおにぎりなど食べやすいお弁当持参

パンをほおばる人お弁当持参の人色々

付属のお茶屋でのお弁当を買っていた人は
少なかったようだ、
ここで西洋ホールのようにホワイエに
スタバ並の軽食やおにぎりやおでん、お寿司なんか
が食べれて、ワインやビールやコーヒーなどが気軽に飲めるスタンドが欲しい!

なんだか、ピクニックように食べにくいロビーの
ローテーブルにお弁当を広げるのはなんだかーと言った感じ

4時30分開演という事は当然、夕食を途中で挟むのは必須
もう少しこの夕食を雰囲気を持って取れればなー。


以前と変わったのは舞台の上部に
字幕が出る!
これは画期的だった。
たとえ、義太夫が語る言葉が一つ一つ
解らなくても雰囲気だけでいいと思っては
いたが、改めて字幕を読みながら観ていると
「そうかー、そういう言葉を語っていたのか。」
とより理解は深まる。

でも一方やっぱり人形には目はいかないのよね。

それだけ人形振りに引き込まれる感はそがれる。


紙屋治兵衛と小春の心中物

曽根崎心中の忠兵衛にも共通して言える
事だけど、本当にいい加減な男やなーということ。

近松さんが江戸時代の人情の機微について技を尽くして書いて
はる。
治兵衛のお兄さんの粉屋孫右衛門という人物が重要な役割で出てくるのが
この戯曲のキーポイント。たとえ侍姿に変装していると言えども治兵衛が
自分の兄と解らないのか?と疑問に思うのだが、ここは文楽・歌舞伎の都合のいい所。

この戯曲が大評判になって街中で心中が相次いだそうだ。

若い頃に見た時はそれなりに日本人らしいその筋立てに感動したものの
今は「こんな男と一緒になんで20歳やそこらの若い女が死ななあかんねんやろ。」
という事。


おばはんになったということかなー。

息子はそれなりに面白かったそうだ。


大阪を舞台にした本当に大阪らしい戯曲

義太夫語りの中にも大阪イントネーション満載
今回拍子木の音や義太夫語りの中に音に
文化を感じた。

この融合芸術を保護しないでなんの独自の文化なんだろうか?









春の宴

2013-04-27 07:36:01 | 料理
4月やっとこさ、息子の合格祝い

甥の顔見せも兼ねて


みんなで春の宴

食卓を淡いグリーンを中心に飾って
ここで日頃あまり出番がない
バリのガラス皿が活躍

            

メニューは

前菜は菜の花の辛子和え、
新玉ねぎとサーモンのマリネ
長ネギの生ハム巻き、アボガドと海老のマヨネーズ和え

  

春は新野菜が出ていて玉ねぎやらキャベツやらがとても美味しい!


魚介のちらし寿司

       


お祝い定番鯛のお頭付き

     



甥っこも初めての果汁にご機嫌で
何度もスプーンを握って口に持っていこうとする。

みんなが食べていたら食べたいんだわねーそりゃ。


十三の夜

2013-04-15 07:02:58 | 日々のあれこれ
週末金曜日、久しぶりに前の職場の人たちと会う。

昔よく行ったフレンチ?イタリアン?

川沿いのマンションの半地下のお店


金曜日夜7時前。

どうも同業者らしき方たちもちらほら。

ひとしきりしゃべって
3人でスパークリングワイン、生ビール、赤ワインを飲む。

最後に支払、カードで支払おうとしていつものカードが
スリットがなかなか通らない。

そんなに酔ってもいなかったけれど、

最後のお客となっていたので、慌てていたのか

駅で定期入れがない!

そこには3枚のお札ならず、3枚のカード。
計十万円超えの買ったばかりの半年定期券、バスも

暗いので道がわからず、タクシーを捕まえて
戻ってもらう。
お店はシャッターが下りていて
電話しても、留守電。

そこへどこともなくおばあちゃんが
「どうしたん?お店に定期忘れたの?
私ここのマンションに住んでる者だけれど
今もう帰りはったとこやわ。電話してあげるわ。」

タクシーの運転手さんも電話してくれる。

結局折り返し、私の携帯に電話があり、
「ありました。取っておきます。明日は10時から開いてますから。」
という返事。

ほっ。

おばあちゃんにお礼を言って、
タクシーで駅へ。

私はこう見えても(どう見えても)
財布や携帯、その他重要な物はなくしたことがない!と断言できる。


久しぶりに大慌てだったけれど、不思議なおばあちゃんのやさしさに
少し癒される。




学ぶということ

2013-04-06 20:37:16 | 日々のあれこれ
4日 息子の入学式

大学近くのコンサートホールで行われる。



内部に入るのは初めて

ルーブル美術館を少し髣髴とするぐるぐるとスロープをあがっていくとホワイエに着く。
 


そこで受付。完全座席指定制。

       


式の前に大学の交響楽団の演奏。ドヴォルザーク 
 

 


式での学長さんの話

「どうか、社会に貢献できるように勉強に励んでほしい。」

知事のお話
「ぜひ、府民が立てた学校だから恩返しできるように頑張ってほしい。」

どちらのお話も久しぶりに「学ぶ」という意味をしみじみ考えさせられる内容だった。
私も初心に帰ろうと思った。

最後に在校生のアカペラによる、「学生歌」

音響効果抜群なので。

時間的には短い式だったが、なんとも身の引き締まるいい式だった。

いただいた合格三笠饅頭
   
      

 お昼を食べた老舗洋食レストラン「開晴停」

 

 見た目レトロだが本当に美味しかったビーフカツレツデミグラスソース煮込み

  


 桜プリン

               


 帰りに寄った下賀茂神社の見事なしだれ桜



  


 天気晴朗 暑いくらいだった。

 生きてて大変なことも多い日々だが、
 今日のようないい日もたまに神様の贈り物のようにあるんだ。