遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

客を呼ぶ客

2010-10-31 23:02:55 | 日々のあれこれ
たいした話ではないが
よく空いてる店に入ると後からお客が入ってくることが
多い、、。
「お母さん気のせいや。」と娘は言うが。

行きつけの美容院に友達が行った時
私の事が話題になったそうだ。
やはり私が行くと混むということだ。
そういうお客が何人かいるそうだ。
やっぱり!「客を呼ぶ客」なんだ。

すその長いヘアースタイルはやっぱりだめだ。
と忙しい行事が終わると髪を切りたくなり
美容院へ。
この前は飛び込みで行ったら予約していた
別のお客が突然キャンセルしてその時間に
ぴったりはまった。
今回は予約を入れて。
そうするとなぜかその指名した美容師さんの
お客が次々と、、。やっぱり。

それと関連してかしないかわからないが、
最近、人に疲れる。
どうも苦手な人があるようで(もう感覚的にと言っていい)
気分が悪くなるのだ、そういう人の物理的に近くにいるだけで。
だからできるだけ近づかないようにする。
年々ひどくなるような気がする。そういう状態が。
でも、そのうち苦手な人とは会わなくていい状態になる。
1~2年程度で。その人の持ってる「気」が悪い人は
どうもだめみたい。好き嫌いじゃなくて。

年取るとだんだんそういう感覚が鋭くなってきたような
気がする。「ラッキー!」と思える小さな幸運が度重なる
ようになってきたような気がする。幸運が救ってくれる
ような。
これって少し私が悟ってきたせい?私欲が小さくなってきた
せいかな?(笑)

でも日々いつも何かを覚えてなくて「あれ、どこ置いただろう?」
ってはらはらどきどきすることが多いのも事実。
これも年のせい。
忘れるって言うのはいいことかもしれないね。




男の生き方

2010-10-30 16:24:10 | 日々のあれこれ
 以前、だんなの学校の男子の様子を思い出しての
朝の食卓での会話。
私「男子を大人にするのはむずかしいね。」

ダンナぼそっと「あのな、働き蜂は雌ばっかりやねん。」
私「はー、何それ?」
ダンナ「だから雄蜂は働かない。」
私「うっそー?!ほんなら雄蜂は何してんのん?」
ダンナ「その辺ぶらぶらしてんねん。」
私「ちょっとネットで調べてくるわ。」

蜂の生態をネットで検索。
結果、一匹の女王蜂以外の雌は全て働き蜂で
その女王蜂も生みつけれれた場所によって決まる
そうな。その女王蜂は栄養満点のロイヤルゼリー
を独占し、ひたすら子孫繁殖に励むようだ。
一方雄はただぶらぶらし繁殖期にみ外に出てくる
女王蜂をめぐって果てしない戦いを繰り広げ
たった一匹だけが女王蜂とゴールインし
役目を終えた後はすぐに死ぬそうだ。
なんとなさけない雄蜂。

私「ひょっとして人間も蜂化してるっていいたいわけ?」
ダンナ「そうやな。蜂化してるような気がする。」
私「人間の雄の生きる道は?」
ダンナ「一つある。」
私「何?」
ダンナ「おばさん化して働き蜂になること。」
けだし名言。
そうか人間の雄もおばさん化して働くことでその存在を
生かせるということか。

男子の草食化とか、ちまたにはやっている、よしながふみ原作の
逆「大奥」など,その表れかもしれない。人間のリーダーは
だんだん女から出てくるというわけか。

だんだんと男子の生殖機能も落ちるはずだ。

無為に精子のように無駄な運動をするより
意味ある働きにエネルギーを使うように男はおばさん化すべし。

道理でダンナは食べ終わった食器を食洗機に入れると
いう家事をよく、するようになってくれたわけか?
(結局そこ?)

秋突入

2010-10-30 16:13:01 | 日々のあれこれ
 農繁期。怒涛の一週間がまず過ぎた。
文化祭前の準備。夏から計画的に進めていたので
展示準備も下準備した分、順調に終わった。
文化祭も少し、ごたごたしたが私は主担当ではなかったので
気分的に余裕があった。まあ、時代はまわる。
文化祭学校理念のようなものを次代に伝えるのは
難しいなー。

 昨日は文化祭、その後、片付けてクラブの3年の引退。
夕方、大阪市総合文化祭のクラブ展搬入。
今年は中央公会堂ではなく、咲くやこの花館だったので
ずいぶん楽だった。あの重たいパネルを立てなくても良い。
壁に釘や押しピン押し放題だし、、、。
その後文化祭打ち上げ。カラオケで発散して帰宅。

 秋も後半に突入寒くなって体調、頭の回転が少しましに
なる。低温の方が私にはずいぶん楽。急に寒くなり
○○クロにヒートテックを仕入れに行く。
タートルネックを白、黒、グレーと購入。軽くて温かくて
最高。去年は買おうと思ってもサイズ切れだった。
もこもこしてなくていい。

 これから進路も本番突入。
気を引き締めて突入。

電車の中では読めない一冊

2010-10-16 09:18:42 | ブックリスト
 待望の内田樹の「街場のマンガ論」が出た!
早速購入して通勤電車の中で読み始める。







私のもっぱらの読書タイムは往路の電車の中。
ちなみに復路は疲れ切って少し読むと寝てしまう。
(情けない!)

たしか二日目に「私は実は中身は少女だった。」という
たつるんのカミングアウトに爆笑してしまった。
これはとても電車の中では読めないほど面白い!

道理でこの人の書く事、言う事がいちいちうなずけるのだ。
この本の中にも16歳くらいの自分と変わったのは外見だけと
言う部分があったけれど全く本当にそうだなー。
 
 16歳くらいの私はアーモンドチョコレートか柿の種を食べながら
三原順の「われらはみだしっ子」をむさぼるように読んでたなー。
この「われらはみだしっ子」をたつるんが読んでたとはびっくり。
この頃の少女マンガから割と最近の「ハチクロ」や「動物のお医者さん」までは
網羅していたがその隙間は漫画未読時期があった。(ちょうど子供が
少女漫画を読むには小さすぎる子育ての時期)
週刊文春は好きで少し前までよく読んでたので私は少しおじさん度が
混じっているらしく「ガラスの仮面」は読んだことがない!

 少年漫画はいっさい手を触れておらず息子が小4の時に買ってと
せがまれて今は友達の元にさっさと送ってしまった井上雄彦の
「バガボンド」さえ家にあったのに読まなかった。(少し後悔)

 この本の中での宮崎駿論で述べられていた少女論もなるほどと
うなずいてしまった。でも私なぜか最後まで宮崎駿のDVDなるものを
見たことがない。家には全てと言っていいほどの
宮崎作品のDVDがあるというのに。なんでだろう。あきてしまうのだ。
唯一映画館で見たのは「千と千尋」「ゲド戦記」で「ゲド戦記」に
いたっては途中の戦いの場面があまりに冗漫で長いため小さな
子供が泣きっぱなしになりうるさかった思い出しかない。
息子が作ったこの作品は失敗だったと思う。
でもたつるんが書いているように大人になる前の純粋無垢に
よく生きようという活力あふれる少女が描かれているというのは
わかる。大林宣彦の映画にでてくる少女像とかぶる。
「転校生」にでてくる往年の小林聡美とか
(往年と言われるとかわいそうな気がするが)

余談だが女と言えば
だんなが生徒の進路相談で我が母校(一応教育大)を受けて
中学生の社会の先生になりたいという子がいるという。
なんとうちの息子の中学生時代の社会の先生にあこがれて
そう思ったそうだ。本当にすごい先生だった。
「どう思う?」と聞かれたので
「その子がとてもいい子で勉強もできたとしても
それだけで渡っていけるほど甘い商売でない。」
と話す。
まず以下の資質を兼ね備えていなければそうとうきつい。

①生徒会などの活動を嬉々としてやっていた。
②運動部の部長または副部長、または敏腕マネージャーの経験がある。
 できたらチームプレーが望ましい。
③宴会などで司会あるいは仕切りが最後までそつなくできる。
 要するにみんなを楽しませることができる。

こういう場を仕切る能力が備わってなおかつ教科の専門性。
昨今はパソコンの技術。企画力、プレゼン力も求められる
まさに総合職。
そして最後に一番大切な持久力。以上に書かれた事が
計画的になおかつ持続的に出力されなければプロではない。
スキルとは別に信念として他人の幸せを心より望み福祉的
心情をベースに長い目で子供の成長を見守る厳しさに
絶えられる(これは持って生まれた資質あるいは家庭的に
長い時間育てられた物)感覚を兼ね備えていなければ
ならない。と私は思う。
往々にしてこの福祉感覚が欠如している。
(何を勘違いしているのか自分が相当偉いと
思い込んで常に上から目線でしたか子供と
対峙できない人がよくいる。)
または逆に間違った形で
あまあまでしか子供と接することができない
人も何人かいる。そんな態度では子供の成長は望めない
と私は思うのだが、、、。

こんなえらそうな事を書いている
私も日々苦しんでいるのですが、
こう書いていて本当に中学の教師ってすごいマルチな能力が求め
られるんだなと思う。私はここしか知らないので
小学校の先生、高校の先生はまた別のご苦労がおありになると
思うのですが、、、。

だんなは前任校の教え子で同じ大学の国語科の中学校過程に
進学した子に電話でレクチャーを受けていた。

以上登場した人物は全て女です。進路相談をした生徒も
元教え子もすごい先生も全て女性なんです!

 ここで一応女の私も一言「男は男の子はいないの?そんな
気概のある子?」とダンナに尋ねるとだんないわく
「うん。男は終わってる。」の一言でした。

 すごく回り道をしたのですがこの本の中の少女漫画の
三段進化論(詳しくは本を買ってお読み下さい。)
の少女漫画は女性の理想像を追い求める。

 現実の少女もよりよい理想の生き方を崇高に求めてやまないという
事実。

男はやっぱり黙って井上雄彦を読むしかないか?

追記:ボーイズラブの章で少女漫画にアメリカのスクールライフを
描いた物がないと書かれていたが内田様 渡辺多恵子の名作
「ファミリー」があります。これはニアボーイズラブで
この続編が「風光る」に受け継がれていると私は思います。
でも「風光る」長すぎるよなー。
いずれにしても主人公は理想像を求める少女。「風光る」に
関しては道場物の一つかな?




今日この瞬間の光と影

2010-10-09 19:56:43 | 美術教育
1年生の授業で「靴のデッサン」をやる。
「デッサン」なんとも自分にとって苦手な分野。
思い起こせば大学受験の時、中ノ島にある某美術系
予備校に通った。(青い建物だったのをいまだに覚えている)

そこで思いっきりデッサンをやらされた。
本当にうまい人はどうにもうまいのだ。
一度ビール瓶を書かされた時は
「ももけたデッサン」と酷評された。
いたしかたない。3次元を2次元に復元するのは
本当に能力のある人でないとできない。
(かと言って努力もしなかったな、、、。)

でも今は「物を作る人の原点は物を見て
描くことにつきる。」とえらそうに言っている。
まーいいか物を作る人ではなく人を育てる人に
なったのだから、、、。

大まかに全体を捉えて細部に目を向ける。
というのは物事を捉えるのに絶対必要な事だと
教える。これはそう間違っていないと思う。

靴のデッサン、手のクロッキーから入る
3分×2回、鉛筆を利き腕と反対側に持たせて
4分×1回、最後にまた3分×1回。
50分の授業で確実にうまくなる。
これ実は教育実習からの私の持ちネタ。

引き続き靴を4時間でデッサンさせる。
今年の1年生1学期はどうしようもなかったけれど
2学期少しわくにはまってきた。
意外に食いつきがいい。
あるクラスとても2学期雰囲気がよくなった。
1時間目で私が学年集会などで遅れても
座ってる?座ってるやん!というクラス。

9月の爽やかな午前10時の光の中。
浮かび上がるある生徒の靴のデッサン。
今この時間、瞬間の光と影。ケント紙に
そのまま再現されている。
細かい事に囚われず、大まかな陰に
包まれてそこにまさに在る。
まさに瞬間が表現されていた。



                             


                まだ3時間だからあと1時間で仕上げの作品。でも光は変わってるな。

こういう事がたまにあるから
やっぱりこの商売、やめられないんだ。


渾身の名著

2010-10-09 19:38:26 | ブックリスト
一気にクールダウンで仕事もすぐにスピードアップし
毎日がしんどい日々となる。

こういう時は朝から全身倦怠感に包まれる。

本屋に久しぶりに行って見つけた一冊。

名越康文さんの「心がフッと軽くなる「瞬間の心理学」」
奥付を見るとなんと5月に第1刷が出版さえている。








こういう時、私は自分にとってこの本を読むのは今が旬だから
今この時期にめぐり合ったと強く思う。
めぐり合わせなのだ。

読み終わってなんとすごい内容がこの780円の新書に詰まっているかと
感動すら覚えた。
きっと名越さんの渾身の一冊になるはずだ。

まず、わかりやすい。(これは名著となる第一条件だ)
次に具体的で今からでもいくつかはすぐに実践できる。
しかも内容が奥深い。著者自信の実体験に基づいているので
とても信憑性がある。しかもここが大切なのだが
独りよがりではないので最大公約数に役立つのだ。

村上春樹のロングインタビューにも書かれていたのだけれど
毎日なんらかの形で続けていこと(村上春樹は走ること。
書くこと。)がいかに大切かをこの本からも知った。
毎日名越さんは瞑想するそうだ。

私の場合はダンベルだったけど
毎日のしんどさに滞りがち。
これがあかんのだね。

毎日生き抜くためにどちらかと言うと
生身の人間に会って話すより読んだ本の中から
得る物が大きい。

内田樹を生きる軸に
実践的には勝間和代を参考に
疲れた時は名越康文に癒されと
いった感じかな?
どうにかこの3人の複合メンターに
よって私はぶれずに生きていけるかな?