遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

明けない夜はない~救いようのない物語

2010-06-29 21:49:58 | 日々のあれこれ
 どうにも仕方のない現状があっても明けない夜はないと思いたい。
どこかに打開策があるはずだとどうにかよくなると前向きに考えたい。
だから救いようのない物語を見たくもないし、聞きたくもない。

 例えば 前にも書いたがジュリエッタ・マッシー二主演「道」
悲しすぎて絶対二度と観たくない。

 「蛍の墓」確か、高校生の頃に野坂昭如の原作は読んだが、アニメは
子供が生まれてから最後まで見たことがない。

 世の中、特に若い者の読むあるいは好んで観る映画なんかに救いようのない
むごい話が多すぎると思う。

 「デス・ノート」未だにに観てない。

 「20世紀少年」これは少しだけ観た。

 「エヴァンゲリオン」これも観てない。
でもこれはあらすじを若い同僚から聞いた。

 たつるんの「街場のアメリカ論」の中に
アメリカのアニメヒーローは日ごろはぱっとしない
人物だけど、危機に瀕した時は変身して
その場を救い、でも世間の人には少し煙たがれる
という設定が多いと書いてあった。
なるほど、「スーパーマン」「スパイダーマン」しかりだ。

 日本のアニメヒーローは主人公がいたいけな純真な少年で
巨人を操って世界(日本)を救う物語が多いと。
鉄人28号、鉄腕アトムなどなど。
エヴァンゲリオンもそうらしい。
ただ父親の命により息子が命がけで戦うというのがどうにも解せない。
母親には解からない現象だ。
たつるん曰く、大戦で負けた大人が純真無垢な少年に
日本の未来を託したためと書いてあったが、
それにしても「エヴァンゲリオン」
自分の身を痛めても「地球を救え」という指示を
息子に繰り出す、父親はなんだろう?

 これが現代の大人が息子に出すメッセージなんだろうか?

というわけで、我が家の息子も連日どうにも気色悪い
洋画を観続ける。
 もう少し君ががんばれば、少し日本の未来が明るいという
メッセージが伝わる現代の物語が出てこないものなのだろうか?

 あっそうか、がんばる≒自分の身を痛めつける と解釈すると
「エヴァンゲリオン」になるのか、、、。うーん

サッカーしろーと雑感①

2010-06-26 17:23:38 | 日々のあれこれ
 日本全国サムライブルー一色である。

 4年前オーストラリア戦をテレビで観た。
なーんやと思った。

 それから4年なかなか見ごたえのある戦いを繰り広げているでは
ないか。もちろん息子がサッカー部にたくらいで、いまだにオフサイドさえ
はっきり理解できていない私。はい、しろーとです。

 でも日本選手が4年前に比べ試合の最後までずーとスピードを緩めず
走りまくっていた感は私にもわかった。がんばったんだ。

 オシム監督には「審判に勝たせてもらったような一戦」なんて
辛口のコメントをもらってはいたが。(きついよね)

 でもいつも疑問なんで本田は金髪なの?
欧米の選手って眉毛が黒くて金髪の日本人にどんな感想をもつんだろうか?
いつもとても聞いてみたい!稲本とかどうなんだろう?
この疑問に答えて下さい。@とさん。


フランスオタク説

2010-06-26 11:51:22 | ブックリスト
 娘ネタが続く。
娘のお気に入りの漫画。「パリパリ伝説」
かれこれ4、5年前になるだろうか。1冊ひそっと出版された。
冊を重ねて5巻まで出版。じんわりした面白さがある。
作者は「かわかみじゅんこ」さん。パリ在住の日本人漫画家。
フランス人と結婚して一女あり。
その子育て日記、日々雑感として誠に地味ながら味わい深い。





 普通の漫画もどこかに連載しているのだろうが全く興味がなかった。
でも最近出版された「パリの鈴木家」これはおもしろかった。




                      

 

 で、フランスで日本の漫画がすごく受けるわけ。コスプレ会場もこの漫画にも
すごい人気だと描かれていた。
ラテンの国の漫画オタク。ひょっとしてフランス人の理屈っぽさが日本のオタクと
あいつうずる物があるのではなかろうか?理屈ではなく薀蓄かな?

京都de雑貨

2010-06-26 11:37:27 | 日々のあれこれ
 着物選びのついでに時間が合ったので文化博物館のそばに
色々面白い店ができている。
 娘が雑誌で発見したCANALという一風変わった歯医者のコンセプト
を元にした雑貨屋さん。ビルのこじんまりした2階にある。
入るとオール歯関係。本物の薬瓶やらカルテやら歯のストラップなど
色々ある。先客2名。
  
 彼女が買ったのは

コップと             歯型の小物入れ

                    


 私が妙にそそられたのはラッピング。ほら病院器具を滅菌して上下パウチングしてある
裏が水色の紙で表が透明セロファンのやつ。
それをお店のお姉さんがその買った物の大きさに合ったそのラッピング用紙をまず
はさみで適当な長さで切り、上下二回ずつパウチングしるのである
結構手間暇。ほんでもって透明なビニールに入れてくれてお店のロゴの入った
シールとカードを入れる。過剰包装もいいとこ。
でも現代娘の琴線に触れるいけてるラッピング。

京都土産もここまで来たか!

京都de着物

2010-06-26 09:54:45 | 美しい物
先週の日曜日、一家で京都行き。まず朝早くに家を出
伏見稲荷へ。息子の受験祈願で伏見稲荷大社のお膝元に
ある「荷田東丸神社」へお礼参りに伺う。
実はこの伏見稲荷大社と荷田東丸神社、私の何十年来の
守り神なのである。はるか昔家の事情で絶対大学浪人が
できない私(その頃女子の浪人なんて主婦が朝から
朝刊読んでるみたいでありえない人生選択だったので)
は7つの私立、国公立大学を一気に受験した。
そして見事に伏見稲荷から北は全滅したのだ。
四勝三敗。勝ち越し、最後に受かった国立Ⅱ期(あー
なんという懐かしい響き。センター試験の対極にあるような)
しかもこの伏見稲荷に最も近い大学。恐れ多くもお稲荷さんの
力!?引き寄せられたのだ。(まるで万城目学の小説のような)

 というわけで霊験あらたかなる伏見稲荷と東丸神社のW参拝をつつがなく
終え(もう少し早く行けよと思うが、、、。)重軽石のあたりまで
朱塗りの鳥居の洗礼を受けながら歩いて上り、



                          
                        





この辺り、とても外人さんの姿が増えたと感心する。
疎水を指差して英語で「泉や。泉!」という家族連れの若いお母さん。
とか韓国語、中国語飛び交う中、
一路、JR、地下鉄で京都市中へ。

そう、京都は大学の町。学生時代、はやり始めたマックのトレイに
敷いてある京都大学マップなるものにわが大学は京都市内に位置するものの
南過ぎて(というかマイナーすぎて)載せていただけなかった寂しい
思い出がある。

京都文化博物館の中のそば屋で八割そばを食べここで息子とだんなとは
お別れしました。娘と私は二条にある着物屋さんへ

 ここはその大学の友達のお知り合いで着物の製造元。
娘の振袖を選びに来た。(おお、まるで細雪のような世界!)
娘の来春高校卒業。娘の高校は制服はあってなきがごとし。
どうせ成人式、大学卒業と着るであろう振袖をすでに作っておこうと
いう算段。
 娘の希望は赤と黒(スタンダールの小説のような好み、ハッキリ言って
はっきりした好み)
 で取り揃えていただいた振袖を惜しげもなく座敷に広げて見せて下さる。
ちょうど歌舞伎の弁天小僧が娘姿に身をやつし、ゆすりにきた呉服屋の
店先の座敷








を少しこぶりにしたようなお座敷に次々と仮縫いした振袖が惜しげも
なく広げられる。  まずは赤の勝負!



赤で残ったのはまずは藤の模様をあしらった

               
          超豪華なもう一枚     

 私が見るに今の彼女に合うのは赤。

 でも彼女の本命黒
柄として一服の絵を見るような格調高い1枚。
一番私としては気に入ったのだがどうも直線が入った柄が彼女に似合わない。



     画面の右隅に写っているようにこれ以外に20数枚くらい見せていただいた。
色指定をしていなかったらもっと、、、。

 娘が悩んだ末に選んだのは

               



 ついで帯と襦袢を選んでこいうコーディネートになる。



    
                         
 
 一週間たって写真を見ながら再考。よっぽど℡でもう一枚の黒に
変更を申し出ようとしたが
やっぱりその人の持つ雰囲気に合う着物は不思議と彼女の選んだもとの黒。
ということででき上がりは12月。楽しみ!
以前5月に友達の娘さんが訪れた時に同行したがもう本当に古典柄のオンパレード
なので気持ち古典柄ふぇちの私としては狂喜乱舞見ているだけで癒される。
美術展に行ったような気分。幸せ!

 蛇足ながら着物は製造元直売なので超お安い!

色々ありがとう。京都のTさん。@とさん。多謝。


ちょこっと政治

2010-06-13 07:03:12 | ブックリスト
 最近政治について考えることが色々。というよりは
私のアンテナにひっかかってくるという感じ。(たぶん
たつるんの本やブログの影響だと思う。

 小沢一郎ってなんで首相にならないんだろう?って思う。
一番の実力者なのになんで?って思いません?

色々考えた「自分が影にいたほうがうまくいくから。」
     「人前に立つのが嫌いだから」(これは違うだろう笑)
     「首相は代替品だから、黒幕の方が長く政治の実権を握れるから」

それと田中角栄に似てるなーって思ってた。
でもなんとなくお金だけが目当てではないような気がするし、
(お金の問題は多いんだけどそれも活動資金目的だし)
なんとなく政治理念が強烈なんだろうなくらいに考えてた。
 
 雑誌「SHGIT」を購入して読む。Rockin On社刊だ。
今も「Rockin On」って雑誌あるよね。娘が確か読んでた。
Rockと政治。どこかで繋がってるんだ。Rockって反体制だからかな?
 
 少し小沢さんについてわかったような気がする。

 先々週、NHKで「若泉 敬」の特集番組をやっていた。沖縄返還の
影の立役者だそうだ。私はこの名前を今まで全く知らなかった。
ビデオに収録して観る。
 沖縄が変換された時の首相は佐藤栄作だったんだ。
なんとなくイメージで田中角栄だと勝手に思い込んでいた。

 佐藤家に密約文書が保管されていて時の米大統領ニクソン外相キッシンジャー
佐藤栄作、若泉敬の4人のサインがある「TOP SECRET]の文書。
核を沖縄に置く可能性があると言う事を引き換えに沖縄を返還したという
内容だった。
 実はアメリカはもっとしたたかで
その時点で、核はどこからでもどこへでも飛ばせるので
そこは最後の砦として結局は「沖縄を自分たちの好きに基地として使える永久権」
のような物を勝ち得ようという作戦だったというのもアメリカの
「TOP SECRET」文書として残っていたという事実。
さすが、世界の大悪人。やることが巧妙であこぎだ。
 若泉 敬は沖縄返還後本当に沖縄の人のために本当に良かったのかという
疑問にさいなまれ、64歳の時末期の癌におかされてなお自死するのだ。
 映像中幾度も映された「小指の痛みを全体の痛みと感じてほしい」
という沖縄の名もなき人の思いを私たちはやっぱり忘れてはいけないのでは
ないだろうか?

 


歯の抜けた夢 ~ 娘との対話

2010-06-09 20:49:06 | 日々のあれこれ
 今日仕事から帰って来たら息子はランニング、娘はベッドで寝ている。
で夕ご飯を作って娘をたたき起こして娘いわく「お母さん、歯が全部抜ける夢を
見た!気持ち悪い。歯茎が血だらけで気持ち悪い!」という発言。
 「歯の抜ける夢」私も数年前に良く見た。最近は疲れてるのか夢も見ない。

 田口ランディさんか、はたまたよしもとばななさんかエッセイに書かれていたけれど
は「歯がごっそり抜ける」夢は変革の兆しだと言うこと。それもいい意味で。

 娘に「それはいいほうに自分に変革が訪れると言うことだよ。」と私は喜ぶ。
娘は今、自分にはハードルの高い目標に親に背中を押されて、挑もーかなっと
思案中!?
 
 それから学校の実力テストに出た斉藤環(彼女は「かん」と読んでました。)
の「ひきこもり」の比較文化論、日本における「甘え」と「両義性」の一文の問題を
見せてくれた。とても感銘を受けたようだ。
 
 そこでじっくり読んでみる。

 今日、私が仕事で悩んでいた事の答えのヒントが少し書かれていたような気がした。
今度は私が感銘を受けた。「そうだったんだ。」
 明治時代に欧米人が日本を訪れて感心したのは日本人が自分の子供の相手をして
かわいがる所だ。日本の社会は「甘え」の構造で家庭では母性が支配しているんだ。


 男の子がだめになっていると心底思う。
その斉藤環の一文に書いてあったんだけれどは
日本人はみんなマザコンだって書いてあった。
特に男の子はそうだと言うことだ。


 で、結論的に言うと日本の学校は父性でいいと思う。
ただし、面倒見のいい限定父性。たとえて言えば日曜日に
家の前の道でキャッチボールをしてくれるお父さん。

 こういう自分の疑問に示唆を与えてくれる出来事に
心底びっくりするときがある。
 でもこれって「起きていることは全て正しい。」かな?

 そこで帰宅しただんな(いわいる父性の代表)は家族にお構い
なしにテレビがついているのもかかわらず、ラジオをつけて
阪神戦を聴く。これってマザコンのなれの果て?!

大きな声では言えませんが

2010-06-05 10:03:48 | 日々のあれこれ
 大仕事が一つ終わりました。
その間に政権が変わっていてびっくり、、、。

 今までここに書こうと思ってい忙しかったので、、。

 大きな声では言えませんが(と思うのも変なんですが)
私、鳩山首相には3年ほどがんばってほしいと思っていたのです。
政治にはぜんぜん詳しくないし、新聞だって二誌とっているけど
隅々まで読んでるわけではないし。
 でも鳩山さんが首相になった時の新聞の第一面の顔はいわゆる
「大物」を感じさせました。幕末の野心的な革命家と政治家の名家の
ぼんぼんの品性がミックスしてありました。
これは理屈ではなく女の私の勘です。
同じボンボンなら頭のいいボンボンの方がいいに決まってるし、
ピュアな感じもありました。
 残念です。もう少し国民が長い目で見たら、変革は緩やかに
確実におこなわれていたような気がしますが。
お金のことやなんやかんや誰が首相になってもみんなでよって
たかってボロをほじくり出して石を投げて自分たちの選んだ
リーダーを引きずり下ろしたという感が拭えませんが。

 福島さんなんて「なんでできないのよ!」といった感じの正義を
振りかざす学級代表みたいに私には見えました。(あくまでおばさんの
独り言なので聞き逃してください。)

 というわけで菅首相。穏やかないい顔ですがインパクトが欠ける。

 次期首相といわれている樽床さんなんて顔に品性が感じられない。
(あくまで独り言なので、、。)
また9月に首相交代というなんともコストパフォーマンスの悪い
短期政権がいつまで続くのでしょう?