遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

西ノ京 薬師寺ランド ~現代の仏教美術~

2021-03-31 05:14:32 | 美術館、博物館
奈良へ行きたい。
京都にも行きたい。

まずはやっと平日休みが取れたので、朝早くから西ノ京へ出かける。
いつもの出勤時間の始発バスの次のバスで駅まで行って、西ノ京の駅に着いたのは、8時15分。

目指す薬師寺は8時30分開門。

平成の大修理を終えて、色々と今年は見せてくれる。

広大な敷地に建つのは白鳳伽藍。




敷地が広いので点在と言ってもいいくらい。
山も当然大きなビルも見えないのですごく気持ちがいい。
黄砂の加減で、空は曇って見えるが、それも春らしくて一興。

桜はここぞとばかりに満開。



まずは西僧房で東塔の最上部の水煙が展示されていた。


次に訪れた、食堂が凄かった。
日本画かの田渕俊夫画伯が描いた超大作「阿弥陀三尊浄土図」
壁には「仏教伝来の道と薬師寺」という14場面の大作が飾られていた。
残念ながら、写真は撮影できなかったので公式サイトからお借りしました。



大講堂に祀られている中村晋也氏のカレーの市民のようなブロンズ像釈迦十大弟子


西塔の四面に祀られた釈迦の一生を表現したブロンズレリーフの四作品のうち降魔誠道

涅槃

これも中村氏の作品です。
とても見ごたえがあった。

少し離れている玄奘三蔵院伽藍には大唐西域壁画殿にはかの平山郁夫氏の大壁画もある。
ガラス張りでしたが。

というわけで、結構、昭和から平成、令和と修理されたり、修復されたりで、奈良時代の建築物の復元と
現代の画家や彫刻家とのコラボ作品となっている。
これは大講堂の弥勒三尊像の間に中村氏作の新たな仏様2体

この像がまたかっこいい。

当然、昔の作品も国宝です。
金堂に祀られている薬師三尊像



唯一、焼失されなかった。
東塔。


ブルーノ・タウトに「凍れる音楽」と評された。


売店も個性的な品々が沢山ありました。

イヤー堪能しました。1時間以上は楽しめます。
まるで薬師寺ランド仏教美術のテーマパークです。

爽やかなカラッとしたこの時期がいいかも。
暑い夏はちょっと辛いですね。

この後は興福寺にとタイミングよく来たバスに飛びのり
近鉄奈良駅まで。

あんまりお腹が空いたので11時にはお昼。

鰻の専門店へ


 

   

コスパ良かったです。

興福寺の中金堂だけコロナ禍で開場してなくて泣く泣く、国立博物館で
金剛力士像を観て帰りました。



   

山門修理中なので。

今度は吉野を攻めます。










身銭を切るということ

2021-03-30 05:00:52 | 仕事
かの伊藤まさこさんがどこかで
「自分の好きな物は結構、身銭を切って買ってきた。失敗もしたけど、その分物を観る目が養われた。」

という言葉をおっしゃってました。

自分の実力をつけるためには「身銭を切る」ということがとても大事なんだなーと最近また、しみじみと思います。

「身銭」というのは、お金だけでなく、労力、手間暇、時間と置き換えても。

最近、また、お若い方から「教えてください。」「データください。」という事を言われる。

でも自分の本当の力になるためには「身銭を切らない」とならない。
資料やデータをもらってそれを紐解いたり、分析したり、自分なりに改良を加えていかないとその人の物にはならない。

お芝居の観巧者になるのも、「身銭を切って」こそ。

そんなことをしみじみ考えた。

さて、桜満開の雨の日。
久しぶりに本当に4か月振りくらいに友人を家に招く。

春野菜のおもてなし

菜の花の辛子煮びたし、ホワイトアスパラのタルタルソース、筍とワカメの煮物。
ウニ。


スーパーで安かったので生ワサビをおろして。

お花は久しぶりの白とグリーンで大輪のオリエンタルリリー。


  

楽しい一日でした。

マーベラス ミセス・メイゼル  ~1950年代の女性の自立~

2021-03-14 21:57:33 | 舞台、映画、DVD
忙しいのとコロナもあって
歌舞伎も劇場のお芝居もとんとご無沙汰。

楽しみは食べることと、息子や娘が登録しているネットフリックスやアマゾンプライムの海外ドラマを
毎晩、一話ずつ観ることくらい。

息子が「お母さんこれ、気に入ると思うわ。ファッションもインテリアも半端ないし。」と
勧めてくれたのがアマゾンプライムオリジナルドラマ
「マーベラス ミセス・メイゼル」



いやー、観だしたら止まりません。

かなりの数の登場人物が緻密に描かれていて、展開が読めない。
なのに流れに無理がない。
それぞれ、過剰ですごーく変な人ばっかり出てくるけど、
「うん、わかる。わかる。」って妙に感情移入ができる。
なさそうでありそうな話になっている。
話のテンポが早い。

1950年代のファッションやインテリア、アメリカの綿菓子みたいな豊かな暮らしぶりが
余すことなく描かれているけれど、「現実はそんなに甘くない。」みたいな
話の展開。だから嫌味のないリアル感がある。

主人公を務めるのはほぼ、ドラマと同じ年代のレイチェル・ブロズナハン



旦那さんと一緒にパジャマ姿で


ウエストが凄ーく細くて長身で着こなしが素晴らしい。
くどいくらいのゴージャスな衣装を難なく着こなす。
実際のスタンドアップコメディを演じる時はリトルブラックドレスのような
シックな装いが多いんだけどね。それも素敵。



夏は2か月避暑地に行く。その時もこれでもかとリゾートファッションも見せる。
要するにお金がかかっているドラマです。

出演者一同



旦那さん役のマイケル・ゼゲン



このジョールの役、最初は「なんやこの人!」と思うんだけど、だんだん、キャラの魅力が出てくる。
人物の描き方が上手い。脚本が上手。

癖のあるミリアムもお父さんトニー・シャルーブ


この人も刑事モンク等に主演して
「ジャコメッティ最後の肖像」でジャコメッティの弟を演じていたあの人



チャーミングなお母さんマリン・ヒンクル


何と言っても存在感のあるマネージャ―、スージー役のアレックス・ボースタイン



レイチェル・ブロズナハンもアレックス・ボースタインも滑舌のいい早口のセリフで弾丸のように鋭いセリフを吐く。

そんでもってきっちり、あの時代の女性の自立を描いているのは
アメリカと言う国の幅の広さと言うか多様性というか、なんとも痛快なので
観ていて、とても爽快になるドラマである。












ルピシアのお茶で世界旅行

2021-03-08 19:28:44 | 日々のあれこれ
1月に予約していたルピシアのTHE BOOK OF TEA BON VOYAGE 30TEA BAGS



届きました。

思ったより大きなパッケージ



開けると厳選15gのティーブレイクの缶とオリジナルブックマーカー3種セット

世界の30のティーバッグのパッケージがまた、全て違って素敵です。

一つ一つのティーバッグに解説が掲載された小冊子も付いている。

お茶を飲みながらその地を思う浮かべる仕掛けがしてある。

旅にはじまり、プロローグは南インド ニルギリ紅茶


フランス  エクス・アン・プロヴァンス
ラビアンローズ



イギリス  テットベリー
アールグレイ



日本 東京・江戸川
緑茶



思うように旅ができない今、会えない友人にプレゼントすべく沢山注文した。

喜んでもらえるかな?


いつの間にか3月

2021-03-08 06:23:13 | 日々のあれこれ
2月23日には飾ろうと思っていたお雛様。
その日は忙しくてついに週末に、そしてあっという間に3月。



今週末の晩御飯。

少し張り切って、出始めの筍をエンドウ豆と炊いたり、菜の花のからし和えしたり。

春の鯛のお刺身とウニの盛り合わせ。


蓋物には筍を入れて

 

少し気合を入れてのテーブルセッティング

春の宵はこうやって暮れていきます。


凛とした紫

2021-03-07 13:28:18 | 日々のあれこれ
先週、仏間のユリが枯れたので
以前から気になっていた、紫のトルコ桔梗を近くのスーパーで購入。
痛みかけていたからわざわざ奥から新しい花を出してくれた。



この花だけ飾ったら凛として美しい。

白も買ったんだけど、下のリビングに飾ることにする。

今週末はミモザがしおれかけていたので、緑とピンクのグラデーションのラナンキュラスを購入。
少し野性味をプラス。ミモザはまだ捨てられません。



ピンクを足すと春らしい。