遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

今日から夏休み&テレワーク 

2021-07-31 07:36:46 | 日々のあれこれ
昨日、一旦3分の1期終了

明日から少し夏休みモードに入る。

不思議な物で休みモードに入ると全く間食しなくなる。
通常勤務の時はなんだか朝から駄菓子などを食べていた。
なんでもいいから糖分が欲しくなるんですね。
体重は血圧急上昇中に全く食欲がなかった時に減った分の半分は戻ったのでちょうどいい感じ。

週に2日はテレワークが認められたから、どうせ仕事はせなあかんかし、
冷房が効かない職員室ではなく、快適な我が家でできるのでほっと一息。
ちなみに昨日職員室は32度を超えていた。
これは美術室の一番暑い時期と同じ。

1学期が終了したら例年完全休業を2日ほど入れて一週間程度半日勤務。
そして夏休みとしていた。
今年はそれ以上に疲れ切っていたので大変だった。

それでも4日完全休業、2日半日勤務、2日間、全日勤務を終わた今、
すこぶる体調がいい。

血圧は2週間のお薬が切れる頃に受診し、「一番軽い薬を朝一回だけにしましょう。」と言われた。

その日の夕方と次の日は少し血圧の下が高かった。
怖い物で計らなくてもその日の感じで血圧がわかる。
でも1回にしたその日の夕方からドーンと下がって安定した。

いまや108、75くらいである。

こうなるとやたら集中力が増すのである。
読んでいる本の内容がバシバシ頭に入ってくる。
何より前向きに物事を考えられるようになる。
やっぱり健康って大事。

そう言えば、今までにも夜寝ている時に背中に槍を刺したような痛みとか
日中にもだるくてしょうがないという状況とか、何度もあった
何をやっても集中しないけど、何かやってないといてもたってもいられないとか
きっとすごく血圧が高かったんだな。

朝の出勤の電車の中でWi-Fiと繋いで仕事したり、睡眠時間を削って仕事したり
できた時はやっぱり若かったとしみじみ思う。

私は命を懸けて仕事なんかしたくない。

それとコロナによるストレスってのもじわじわ世間にはびこっている。
コロナはいつまでも人間世界から消えることはないと思う。
変異種とワクチンのきりのない追いかけあい。

「明けない夜はない。」のがモットーだった私も
さすがに「明けたら今までと違う夜明けがきた。」と心底思う。
人類がマスクを手放して生活できる日常や今まで自由に行き来できた日常は
そっくりはもどらないと思う。

その中で最大限、今の自分が楽しめるようにしたい。

今朝から再開した朝の散歩
百日紅の花が満開




夕食後の映画鑑賞会 ~素晴らしきかな人生~

2021-07-30 06:29:22 | 舞台、映画、DVD
早出勤務で、夏休みに入った段階では、溜まった疲れを取るために、半日勤務を心がける。
もちろん何日かしたら午後から出張とかは入ってくる。

早く帰れる日は午後からゆっくりして、家事は頼めばある程度旦那がやってくれるし、
早めに晩御飯の準備をして、食べ始める。

そして7時からは映画観賞会
ネトフリで検索して、なければAmazon primeで探す。

第一夜はウィル・スミス主演の「素晴らしきかな人生」

ウィル・スミス主演の映画では一番興行が振るわなかった映画だそうだ。

出演している役者がすごい。

へレン・ミレン、ケイト・ウィンスレット、キーラ・ナイトレイそれだけで1本主役を張れる女優さん。


中身には触れませんが、観終わって「あー良かった。」と言える後味が残る映画を観たかったので大満足です。

こんな時だからアートの本 ~安西水丸 おもしろ美術一年生~ 

2021-07-29 06:07:10 | ブックリスト
ネット検索したら見つけたこのCoyoteの特集号 



2016年に出版された物が再構成され2019年再度出版

安西水丸さんの絵の仕事中心に特集されている。

水丸さんは本当にすごい才能の持ち主でなんでもさらっさらっとできたんだと思う。
ただ上手くできてしまうことの含羞も持ち合わせていて
必死の所は見せたくなかった人。

それと自分の好きなことだけしていたい人だと思う。

一番最初のページに書いてある水丸さんの言葉

美術のはじまり
「絵は上手い下手で決められない」という考えがありまして、日本の(もしかしたら世界中そうかもしれませんが)
美術教育は上手い下手で決めすぎる。例えば桜を描いた子供に、先生が「桜はそんな色じゃないだろう」と
言ったとすると、言われた子供はそれでもう絵を描くのが嫌になって、さらにそれがトラウマになって、オーバーに
言えばずっとそれを引きずってしまうんですね。


という文章が書いてあります。
これはまさに今私が授業をしてて、気を付けていることです。
「上手に描かなくてもいい。あなたしか描けない絵を描いてほしい。心を込めて。」
と言いづづけているのと同じだなと思う。

作った作品や描いた絵は怖いほど自分が出るとも私は思います。

水丸さんは自分が画学生の時に描いた絵がちっともよくないと思うそうです。

この本は村上春樹、和田誠、嵐山光三郎、南伸坊、荒木経惟、平松洋子、黒田征太郎、多田進
と言った安西水丸さんとお仕事をされた方が水丸さんのことを語っているという贅沢な本です。

関わった人が語った水丸さんの伝記みたいな本ですね。


こんな時だから旅の本 ~安西水丸 世界の細道~

2021-07-28 06:08:29 | ブックリスト
仕事は詰まってくる。
血圧は上がる。
安静にしているには読書が一番。

でも、読む本は気持ちが晴れる物がいい。

私が一番気分が落ちているときに読みたいのは「旅の本」

2~3年前に読んだ安西水丸さんの「小さな城下町」
この続きが是非読みたいと思っていた。


「地球の細道」をネットで購入。




この本は2014年8月出版、その年の3月に水丸さんは鎌倉の書斎で脳溢血で倒れられて、3日後に亡くなります。
あまりに急な死。その時も旅の原稿を書いてはったそうです。

分厚い旅行記は十分に堪能できた。

おこがましくも水丸さんと私たちの旅行はどこか共通点があります。

免許がないのでレンタカーは借りられない。
できたら飛行機を避ける。
公共機関のバスや時にはレンタサイクル。
どうしてもしょうがない時はタクシー利用。
城跡、城郭、地元の観光名所は必ず回る。ちなみに水丸さんのご実家が建築事務所、お兄さんが建築家
昔の武士は築城いわゆる普請上手な人が多かった。歴史のわき役に興味を持って解説されています。

歴史資料館、美術館など回る。
土産物屋ものぞく。

当然、海外の旅行はそんなわけにいかないが、国内は既視感がある。

しかもこの本、国内と海外が交互に出てくる。
しかも水丸さんの挿絵付き。
すこぶる楽しい。

一度にどはーと読んでしまったが、またゆっくり再読してみたい。

この本のような旅が自由にできるのはいつなんだろうか?

よく考えたら好きかも ~夏~

2021-07-27 06:11:58 | 日々のあれこれ

少ししおれてきたひまわり

ピーカンと雲一つなく晴れた青空

モクモクを湧く入道雲

ジージーとせわしなく鳴く庭のあぶらゼミの声
シャーシャーと鳴くクマゼミの合唱

外に出ると日差しは強烈だけど湿度は低い
少し冷たい風も吹く

そんな夏の日は
「あっー、夏が来た!」となんだか気分がウキウキする。

きっとこの仕事してるから、学生時代の延長みたいに
少し気分が緩むし、長期の旅行は必ず暑い時期だからかな?
暑いだけじゃなくて少し余裕を持って楽しもう。今年の夏。

久しぶりに歩いた朝の散歩で見つけた赤い花


ワクチン接種2回目

2021-07-26 08:29:12 | 日々のあれこれ
ワクチン接種2回目

土曜日、午後1時30分

1回目接種と2回目接種の間にまさかの血圧上昇。
昨年のブログを読み返してみると、昨年は夏休み短かった分、仕事はなんだかゆっくりで
体調は良かったみたい。

今年はアクシデントも加わり、気の張る雑事、コロナによる自粛で美術館等に行けなったこと、
いつもの学期末の忙しさ、ワクチン接種登録の無駄な時間、
いつもの暑さ重なった感がある。

一つ歳を加えたというのもある。

少しペースをダウンしてゆっくり暮らしていこう。

ワクチン接種2回目、まわりの人は次の日にどんどん倒れていった。
発熱、悪寒、気持ち悪さ、ひどい二日酔いのような感じ、下痢、嘔吐
あらゆる体調の悪さがそれぞれに出ていたので、
日曜日はもともと休み、月曜日も休みとした。

水曜日で仕事は終了、
木曜日の夜にクラブの生徒から電話「先生、家のおばあちゃんが接種前にスポーツドリンク500mlを3口くらい飲んで
接種後に後全部飲み干せば熱でーへんって言ってたで。」とわざわざ教えてくれた。ありがたや。ちなみにおばあ様
は79歳とのこと。
スポーツドリンクを買いに近くのドラッグストアへ。私が発熱後の経口飲料水を2本持っていると
「それは塩分だけだから、この方がいいですよ。」と粉を水溶きする試供品をくれた。
ワクチン接種前後に飲むと言ったら「そんな飲み方はダメです。少しずつ水分を切らさないということが大切。」と
いうことを教えてくれた。そこで別のもっと軽いスポーツドリンクを1本購入。

当日は試供品の方を水で溶いて冷やして持参。

直前に3口飲む。

血圧が上がって薬を飲み始めたのでそのことは事前の問診でしっかりした感じの女医さんに確認された。
接種はあっという間に終わり、蚊がさした程度だった。

接種後に200mlくらい飲む。

15分の待機あとに一つ年上の同僚と昼食へ
「本当は一杯飲みたいところだが、ノンアルで。」ということで串カツ屋へ
10セットという定食を頼み、小瓶のノンアル2本ずつ飲む。
なかなかいける味だった。

帰宅後、ゆっくりする。
晩御飯は息子に任せて、美味しいペスカトーレ。バケット。
アルコールは我慢して。就寝。

枕元に体温計、骨折の手術の時にもらったロキソニン、水溶きスポーツドリンクの残り。
腕が少しだけ痛い。

次の日の朝注射を打ったところがパンと固くなって少し痛む程度。
熱なし、熟睡。
丸一日経ってから出ると旦那は言うのでドキドキしながらお昼を食べる。

午後から月命日のお参り。

3時ころ、少し熱っぽい。測ると37度「ん?」打ったところ直径5㎝くらいは
あきらか、熱を持っている。気分は全然悪くない。

夕刻、36.5度平熱。
晩御飯は泡ワインを飲んでしまいました。

いつものように就寝、熟睡。
月曜の朝、普通の体調。


久しぶりの朝の散歩でみつけた「蒲ガマの実」(ネットで名前調べました。水生植物だそうです。)


私のは生理食塩水だけだったのだろうか?
なんどかこれだけ副反応が出ないのも複雑な心境です。
まーでもどうやら無事に終わってホッとしてます。





定番、東山から四条河原へ ~再度の上村松園展~

2021-07-25 06:46:30 | 美術館、博物館
娘が観たいというので
懲りずに京セラへ

まずは和菓子屋さんの平安殿の茶房へ
旦那のたっての頼みで今夏初氷

嬉しそうでした。
私は冷たいお抹茶で


今回の目的は上村松園展


今の時期は松園さん渾身の作「花がたみ」がまだ展示されていない。
おじさんが一人「これを観にきたんや。」と係の人に詰め寄っていたけど。残念おいちゃん、また後期に来てね。
HPよりお借りしました。大正4年の作。


上村松園は松柏美術館や数年前に回顧展もたぶん京都で行われたと思う。
調べてみたら2010年年末、場所はお向かいの近代美術館だった。
我が家にありました。その時の図録。


ほとんど観た作品だと思うが、、、。いい物はいいので。

松園さんの作品には清潔な色気と誰にも真似できない気品がある。全ての作品に。

100円引きになるのでコレクション展ものぞく

そこでは写真OKだったので。「待月」

大正15年 私は結構この時代の作品が躍動感があって好きです。





山岸涼子さんみたい。

東山テラスへ。
暑かったけど、夏らしい空


 

再度、ポンポンの売り場でシロクマ君と記念撮影


お決まりコース、東華菜館
予約したのは5時30分だった。暑いと思って室内にしていたが、
床が涼しそうだったので聞くと「7時までOK」とのこと。

初床


橋を渡って斜め前の菊水のビアガーデンに去年は行ったなー。

前菜盛り合わせ


焼き餃子、水餃子


美味しかった紹興酒のロック


いい感じで暮れていきます。

フランソワにお茶ということで


お店の奥は貸し切り状態でした。


娘と旦那はティーフロート


私たちの定番、東山から四条河原です。




久しぶりのアニバーサリー

2021-07-24 08:14:50 | 日々のあれこれ
久しぶりにがっつり外食

今月は結婚記念日だったので

中之島ダイビル本館のイタリアンへ

お昼のコースの一番お安いやつ。

着いた時間が早かったのでしばしダイビル内を探索

ダイビルサロン1923 レトロで落ち着きます。


 

廊下にはこんなポストが


2階の天井


すごく風情のある建物です。

余白の空間が広いのがゴージャス

お店の中はすごくスタイリッシュ。パーテーション、アクリル板で仕切りまくり。
店内満席。男性率1割未満。

さてお料理の前、プレゼンテーションプレート(というそうです。飾り皿)


前菜、フォアグラのプリンみたいな物


ワインはオリジナルの白を


お魚のサラダ


レモンと貝柱の冷静パスタ


鴨の蒸し焼きチョコレート掛け

これが美味しかった!鴨が柔らかい。チョコと合う。有名な松原の鴨

メインの子羊


牛肉のラグーのパスタ



量は少ないけど品数十分
最後のポモドーロのパスタは量を選べます。私は30gで。


デザートも色々な味のミックスで楽しめました。
お皿にはチョコでアニバーサリーのイタリア語


最後は私はカモミールで。これがまた、花びら満載で美味しい。
チョコのお菓子と。


外観を撮影しようと思ったらシェフ自らお見送り。写真に入っていただきました。


メニューやカードも素敵。周年記念の焼き菓子もいただきました。


さりげないサービスがあり、とても美味しかったです。コスパ良しです。








できたらささやかないいことと少しの悪いことで 

2021-07-23 07:13:30 | 日々のあれこれ
最近、やっぱりいいことと悪いことはトントンだなとしみじみ思う。

いいことが続く時は注意をしなければならない。

かなり悪いことが続いたのでこんないいことも身に沁みる。

前々からテレビで「〇亀製麺」の冷やしうどんの宣伝を観ていて、あのちくわの半切の天ぷらと
冷やしうどんを食べたい!と思っていた。
コンビニで買って似た物を食べたがダメだった。

火曜日の仕事と出張の合間に手首骨折の定期健診に行ったあと、探したがうどん屋さんは近くになく
出張先の駅まで行く。そこでうどん屋さんを見っけ。
夢にまで見たちくわの天ぷらとざるうどんにありつけた。
いやー幸せ


 
竹玉と言って半熟卵の天ぷらも付いてくる。野菜天の追加。

飲み屋風の店内だったが案外広く、美味しくいただいた。

さて、酷暑の中、出張先は我が母校
都市近郊の片田舎の進学校だった。

そこに毎年行く。今年は事前にしっかり資料をお送りしておいたのですごくいいお話を聞けた。
地道に頑張ってはるのが伝わってきた。
自慢は「一に生徒、二にスタッフ、三に具体的な教育内容」ということだった。

お忙しい中、「美術室観て行ってください。」と言われたので
2階に上がる。


 
 

いやーこんなに明るい場所だったのか!
「自慢の美術室です。」と言うことだった。

事務所や校長室のある建物はずっと以前からあるレトロな建築物。その2階だった。
私の頃は3年生で美術を選択する生徒は8人だった。

こんな明るい静謐な場所で曲がりなりにも絵を描いていたんだ。

私は決してこの母校にふさわしい生徒ではなかったし、うっかり入学してしまい、
どちらかと言うと「あっしまった。」感満載の落ちこぼれだった。
だって私たちの入試の時は「女子は定員割れていた。」という信じられない時代だった!

趣のある階段教室、古くて突然天井が落ちてきた渡り廊下
男子校の名残で裏庭に作られたでっかい女子トイレ、
そこに咲く金木犀、食堂から流れてくる出汁の匂い。

そんなしょうもないことが思い出される。
でも、この落ち着いた環境が3年間の私の一部を作ってくれたのは間違いはない。

帰り道さすような日差しの中、「あーここに夏来るのはもう最後だなー。」としみじみ感慨深かった。

今日の竹玉うどんやちょっとしたいい時間、こんな小さないいことが続けばいいな。




京都市京セラ美術館 ~フランソワ・ポンポン展~

2021-07-22 07:23:16 | 美術館、博物館
日曜日

旦那と一緒に京都に行く予定だったが、旦那はさすがに「やめとくわ」
当たり前です。ワクチン接種2日目ですから。きっちりしんどかったみたいです。

私は迷ったけど、既にチケットを予約購入しているし体調もいいので出かける。



 酷暑を心配したが、日曜日は曇り空の上に風が結構あり、涼しかった。

15分前に京都セラ美術館の前に着くと、3つの列が。

 上村松園、ドラえもん、ポンポン 
 商売上手です。京セラ
 私はEチケットを購入済みだったので、画面をピして入場
 やはり朝一が空いてるような気がする。

  

ひさーしぶりの京都、美術館、展覧会

 唯一撮影OKの白クマ
 

 と熊
 

最初はロダンの下彫り職人としてスタートして、
ドラマチックな人物像を目指すが、どうしても報われず、
動物の彫塑で才能を開花したポンポン。

何度も国の買い上げを断られた「レミゼ」のコゼット


京セラ美術館のHPから画像お借りしました。

これを観たとたんに涙が出たペリカン像


絶妙なバランスのワシミミズク


創物の動きを動物園で見つめ、その一番のエッセンスだけを昇華させたフォルム
研ぎ澄まされた省略で本質を抽出した立体デザインだと思う。

ポンポンが飼っていた鳩の二コラ


ブロンズ、石膏、石膏にブロンズ風の着色

生涯、パリの小さな家で制作を続けたポンポン

その対象に向ける眼差しが作品に表れる。作品は作者自体。

動物たちに対する情愛が溢れている。

私はやっぱり暖かい作品が好きなんだなと思った。

ポンポンのアトリエの道具類は日本の群馬県立館林美術館が買い上げ、アトリエの建物を再現し、
ポンポンの多くの作品もこの美術館が所有している。
いつか行ってみたいものだ。