福岡伸一の「フェルメール・光の王国」を読了
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この人は理系ながら流れるような文章のうまさはすごいです。
がち文系の私の頭にもきちんと文章の流れが
入ってきます。
まさに難しいことを優しい文章での典型です。
本当に頭のいい人は興味の幅も広いし
頭内の色々な事象や情報のシノプスが複雑かつ活発に
結びつくのでとても興味深い読み物になっている。
フェルメールの作品は
一見地味な小さな世界を描いているように
(実際作品も物理的に小さい物が多い)
見えるがなぜかとてもひきつけられる。
その魅力の解明を福岡さんが分析している。
キーは移ろう時を画面に封じ込めているのと
観る者と画面との界面
画面の中の界面
そんなことがおぼろげながら
私にもうなずけるし
最後の顕微鏡を発見した人との
フェルメールとの繋がりも
興味深かった。
4年かけて福岡さんがフェルメールの絵を現地で鑑賞するという
本当に贅沢な体験がもとになっている。
今年は旅行に行けない私が行ったような気分を少し
味わえる一冊だった。
ぜひご一読を
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この人は理系ながら流れるような文章のうまさはすごいです。
がち文系の私の頭にもきちんと文章の流れが
入ってきます。
まさに難しいことを優しい文章での典型です。
本当に頭のいい人は興味の幅も広いし
頭内の色々な事象や情報のシノプスが複雑かつ活発に
結びつくのでとても興味深い読み物になっている。
フェルメールの作品は
一見地味な小さな世界を描いているように
(実際作品も物理的に小さい物が多い)
見えるがなぜかとてもひきつけられる。
その魅力の解明を福岡さんが分析している。
キーは移ろう時を画面に封じ込めているのと
観る者と画面との界面
画面の中の界面
そんなことがおぼろげながら
私にもうなずけるし
最後の顕微鏡を発見した人との
フェルメールとの繋がりも
興味深かった。
4年かけて福岡さんがフェルメールの絵を現地で鑑賞するという
本当に贅沢な体験がもとになっている。
今年は旅行に行けない私が行ったような気分を少し
味わえる一冊だった。
ぜひご一読を