遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

大塚国際美術館

2013-03-29 09:07:35 | 美術教育
下見である。

今年の修学旅行に行く大塚国際美術館へ個人的な下見に行く。

私は初めて

雨模様が気にはなったが水曜日に決行

梅田から高速バスに乗り、2時間余り
あっけなく到着
途中、瀬戸大橋を渡るのですっきり晴れてなくても少し絶景

鳴門公園に着くとまずは渦潮を見るために建物に行き着くが
そこで親切なお兄ちゃんに展望台を通り過ぎていくと
すぐに美術館の1階に到着すると教えてもらう。

      

アップダウンのある道だが数分で美術館の1階入口へ

本当に玄関は地下3階にある。

そこで下見の旨告げ、一人で好き勝手したいから
後で学芸員の方にご挨拶するということで

見始めたのが10時過ぎ

日本でこれだけでかい美術館を創るのはもう難しいのでは
ないだろうかというくらいでかい建物だ。

いきなりシスティーナ礼拝堂
 


 私の好きなデルフォイの巫女
                
 

地下3階から見始めるが、ポンペイの秘儀荘まで作ってあって
古代ローマ時代の作品からすごい量

最後に買った漫画「テルマエロマエ」と宣伝もコラボ
    
            

作品は陶板に上に克明な写真を貼り付けて
焼いてあるので
時にはテラコッタように
時にはテンペラ画、油絵
マチエールもきちんと工夫してあった。

ただ、大きな陶板は限界があるので
作品の間に継ぎ目ができる物もある。

ヨーロッパ作品を時代別に展示してある。


モネの睡蓮はオープンテラスに設置してあった。
「ゴヤの部屋」や「レンブラント自画像」の部屋もある。

中世の宗教画から
ルネッサンスへ、ロココ、自然派から印象派へと
近代抽象画へ
時代に沿って流れるように展示されている。
ゴッホが二段積みになって展示されていたりと
あまりの量に圧倒される。

イタリア各地に散らばっているカラバッジョの作品が
一堂に見ることができるし

  
真近かで写真撮影(ノーフラッシュ)することもできる。

本館2階の実物大のピカソのゲルニカにはさすがに圧倒される。


   

この実物大の大きさは貴重です。必ず立ち止まらせて、どうしてピカソはこの絵を描いたのかを
考えさせたい。

この絵も見せたい絵の一つ

    

   ゴーギャンの「我々はどこから来たのか?我々は何者なのか?我々はどこへ行くのか?」という題が
 人間が生きていくためには大切な問いであるのだ。


本番は2クラスを12にくらいに分けて、スタート地点をバラバラにして
それぞれスタートさせようか、、、。

2つの生徒向け楽しいワークシートがあるので
それぞれピックアップさせてちょうど1時間。

最後にホールの集まって、学芸員さんに質問コーナー。
進路に絡ませて「学芸員ってどんな仕事?」「学芸になるためには?」

班ごとに「お気に入りの1枚」を紹介するというのもいい。

もう少し案を練って本番が楽しみである。

ゆったりした余裕のある館内
素敵な美術館である。

  




カメラを持ったジャンヌダルク~キャパの十字架

2013-03-26 13:09:52 | ブックリスト
春休み、今日は四国鳴門の大塚美術館へ下見
來年度の修学旅行で訪れるので。

その高速バスの中で更新しているので。
でも2時間で着くのでもうすでにあと55分。

最近出張の電車の中とか移動中にネット環境が整うので
こういう時間にブログの更新が可能

かねて購入の本を読了
沢木耕太郎の「キャパの十字架」


        

NHKで特集をやっていたのだが見逃してしまった。

とてもスリリングな内容だった。

大昔青木富喜子さんの「ライカでグッバイ」を
私はロバートキャパの話だと思い込んでいたのだが、
これは日本人カメラマンの沢田教一の話でした。


新たにゲルダ・タローに焦点を当てというよりも
この写真の撮影された真実の状況に迫る渾身のルポなのだが

結局このキャパを一躍有名したこの一枚は

  

この時代写真がモノクロだったからこそ。
「頭の上のんは血じゃないの?」と娘からの質問。

そこからロバート・キャパ自体の人生を解明することに
繋がる。

まさに腑に落ちる内容だった。

動乱のヨーロッパには常にこういう女性がいたんだなと感心した。

ゲルダは月並みだけれど20世紀の赤毛のジャンヌダルクだ。
     



    

いつも戦場ではベレー帽をかぶっていたそうだ。



 
 ゲルダは結局たった26歳で味方していたスペイン共和国の戦車が暴走して命を
落とすことになるのだが、

 その後のキャパはゲルダに背中を押されるように本当の意味での戦場カメラマンに
なっていくということだ。
 
 そのキャパも第一次インドシナ戦争を取材に行ってインドシナで地雷を踏んで
40歳で亡くなる。

 大女優のイングリッド・バーグマンとの華々しい恋愛もあったようだけど
生涯独身だったそうだ。

 これは読み終わってすごい映画ができると直感した。
 すでに宝塚では舞台になっているけれど、ゲルダの描き方がまた違ってくるだろう。

 やっぱり制作はスピルバーグかな?

 

 



懐徳堂シンポジウム~頭の新陳代謝

2013-03-25 15:29:32 | 仕事
この週末は今までできなかったことを


色々としようと精力的に動き回る。

以前にネット予約していた大阪大学懐徳堂シンポジウムの
講演に行く。


  

懐徳堂とはあまり私にはわからないのだが
要するに大阪大学大学院の説明会のような物だった。

現代の近松門左衛門、劇作家 平田オリザが生でどんな事を
しゃべるのかという事を見てみたいというのが
主な目的

やはり、賢い。

いつでもどこでも寝られる私なのに

1時30分から開始の始めの挨拶だけはうとうとしたが
平田オリザ登場から三度の休憩をはさんで5時間ほどの
時間ずっと座りにくいイスに座ってうとうとさえ
しなかった。これは画期的なことです。


最後の藤田喜久雄(大阪大学大学院工学研究科/教授)と
「倍音」の尺八奏者の中村明一(作曲家・尺八演奏家)  
との座談会を聞いていると
結局これからの日本の若者は
「会話」と「対話」をどちらも場面場面において
うまく使いこなせなければならないというすごく
難しい課題と

平田オリザがその中で触れた「精神論に流されない。」と
いう言葉が印象に残った。

私なんて場を読むのが下手で早く
年取って最年長者になって場を読まずに
ずばずば物言いたいと思っているのに、、、。(言ってるけど)

そう具体的に何をすれば、世のためになるのかが
すごく複雑になっているということはわかった。

なんだかクリアな話をすごくわかりやすい言葉で
具体例を挙げて話されるとすごく頭の中が気持ちよかった。

頭の新陳代謝を上げた一日だった。

蛇足ですが、このシンポジウムも民博の映画も
無料です。もちろん申し込みはいるけれど、、。
なんだか日本もいいじゃん。
平均年齢60歳くらいだったけど、どちらも、、、。

オーストラリアの種

2013-03-25 14:54:45 | 日々のあれこれ
今、化粧水は大豆化粧水とスクワラインオイル
無臭で水みたい。
でも肌の調子はいいみたい。

朝に塗る乳液とハンドクリームが無くなったので
「さあ、どうしようか。」

色々ブログを読んでいるとどうやら
Aesopというオーストラリアの基礎化粧品がよさそう。

あくまでも勘

息子も花粉症で肌ががさがさ


一緒に使えばいいやと(10代の男と50代のおばはんがなんで?)
ネットで買おうと検索するや、パセリシード(パセリの種)の乳液は
新発売のようで店頭しかおいてない。

デパートで購入。

なんだか自然の匂いがむんむんする。


ハンドバームも購入。



調子がいいんだか悪いんだかわからないが、

なんだかオーストラリアの大地で育った種の匂いがする。

思えば日本という国はどの国のどんな物でも
やたらと手に入る国なんだなーと感心する。

好奇心旺盛というか何といか、、、。

この化粧品パッケージも渋くてステキ

店販袋も布巾着で繰り返し使えるとのこと。



人生ここにあり

2013-03-23 22:30:40 | 舞台、映画、DVD
やっと休みなので色々予定を立てていた。

だいぶ前から娘と約束していた、

万博の民俗学博物館のホールで上映している映画

イタリア映画「人生ここにあり」を観に行く。

   


     
これ、なんと定員450名無料なのである。

朝からサンドイッチなど作って、ビールやワインやコーヒーも
持って。

万博自然文化園の中央入口はなんだか大勢の人。

どうやら今日明日は鉄道祭りなどが繰り広げられている。

園内には各鉄道のブースが出ていて色々なグッズを販売したり、

昨今よく見られるようになったB級世界グルメの屋台がでていたり、、、。
どこやらのゆるキャラが何とか体操していたり。

かつては本当に春夏秋冬訪れた万博だが
ここ4~5年ほどとんとご無沙汰だった。

ついでにバルーンの遊具もいっぱい出ていて
園内は桜こそ咲いていないがおもちゃ箱をひっくり返したみたいに
にぎやかだった。

サンドイッチを食べたら民博へ。
すでに長蛇の列。

精神病患者を描いた作品ということで最初は暗い映画を
想像していた。「きっと寝るだろうな~、」とかすかに
思っていたが、
おっとどっこいなんともユーモア溢れる
しかもハートウォーミングは映画だった。

監督はジュリオ・マンフレドニア

主役の味のあるおっさんを演じたクラウディオ・ビジオと
恋人役のアニタ・カプリオーリは素敵だった。

      

  
 患者たちを演じた役者たちなんともチャーミングで
      


寄木で床を貼っていくという仕事をみんなでなんとかするんだけれど
最初は失敗だらけで、その失敗が成功に転じたりしてだんだんと成功していくというお話


     


ストーリー的には悲惨なエピソードも含んでいるだけど

あとでこれが1978年のイタリアで実話をもとにしていると
しってまた、感動。

精神病院を無くしたイタリアで患者たちがいかに共同して
働いたかというお話なんだけれど

いかに個性あふれる人間たちが協働するのかと
考えさせられたし、働くことの意味も考えた。
イタリアの懐の深さを感じさせる映画だった。

息子が洋服を買いに行く

2013-03-23 22:15:26 | 日々のあれこれ
入学に向けて息子が水曜日にスーツを買いに行く。

入学式用にスーツを購入。

黒だとまるでリクルートだし、
明るい紺だとセールスマンかあんまり顔のよくない
ホストみたいになるので、、、。

濃紺にかすかに目立たないストライプの入った物にする。

ついでに普段着も、、、。

中学生くらいから実は黒かグレー、白いわゆるモノトーンしか
買わなかったのです。

ビビットなブルーや赤、スモーキーでも色味のあるものは
全く手を出さなかったのです。

なんでだろう?

自分で色の感情を教えている時、
黒は「自分を隠す色」あるいは「無難な色、面倒くさい時に
選ぶ色」

めんどくかったんかな?

それとも少し自信を無くしていたのか、、、。

それが今回、
グレーに少しピンクの入った花柄プリントとか
紺のパーカーやカーキのジャンパー、
ベージュのパンツなどなど、、、。

明るい色を着るとまるで別人のように見える。

春はそこまできてます。

フランスから食器を買う

2013-03-16 06:57:22 | インテリア
白い耐熱容器を安くネットで買った。

それにガラスの蓋がぜひ欲しい。

散々探したが12cmの小さなガラス蓋は当然ネットでも
見つからない。

しょうがないので以前ガラスの食器を購入したデュラレックスや
リュミナルクの日本語サイトも覗いたがダメ。

ここでふとフランス旅行のホテルを予約したことを思い出し、
リュミナルクのフランス公式サイトを覗いてみた。

Latabledarc.com

あったのです。それが丸い小さなココットが!
愛らしい形。しかも7euroの物が4euroとバーゲン中。

少し迷ってネットで6個購入。

カード決済。

そうしたらフランスのサイトでよくあることなんだけど
ネット環境があやふやで丸いrondeを選んだのに
なぜか確認画面では四角のcareeになってる。

なんで!? しかも値段も瞬時、3,52euroの値下がりしてる。
(それはうれしいけれど)

でもこのままでは欲しくもない四角のココットが来てしまう。
もともとガラスの蓋が欲しくて買ったのに四角ではどうしようもない。

船便で送料が品物より高い25euroもかかる。
再度rondeを注文するか?でも、またcareeになったら?

と悶々とする日々が何日か。

意を決して「私が欲しかったのはrondeでオーダーを
careeからrondeに変えてくれないか?」と
英語のメールを送信してみた。

あきらめかけていた頃、了解の返信メール。

これはホテルの予約メールで慣れていたおかげ。

だが、「もうすぐ、着くからね。」のメールが
送られてきたらまた、品物がcareeに。

ここはめげて娘に英語のメールを頼む。
すると「大丈夫、ネットに反映されてなかっただけだから。」
となんともフランスらしいアバウトな、、、。

で、案外早く届いたのがこれ





こんなたいそうな梱包で届いた。
       



 6つ入っていた。

  

DHL という海外配送でした。

受検の終焉

2013-03-05 07:17:18 | 日々のあれこれ
7日に息子の第一希望の発表がありました。

合格しました。

今日だめだったら11日に後期試験があったので
そこまで気は抜けなかったので。

終わったー感満載です。(母も)

受検した日は国語ができなかったと
思い切り落ち込んで帰ってきました。

京都の実際の受検校ではない大学が
会場になっていたので
そこからバスに乗らず最寄りの地下鉄の駅まで
30分歩いて帰ってきました。

それでも2日ほどでなんとか
持ち直して後期入試に向けて勉強を開始していました。
後期は専門教科の論述だけなので本当に
大変そうでした。
でもそれも身についたと思ってます。

思えば、長い道のりでした。

2年生から真剣に勉強を始めたものの
中学校時代の基礎もあやふやな部分があり
数学は早くから捨ててましたが、、、。

幸い読解力だけはあったので
文系は伸びていきました。

センター試験が終わったら
専門科目を勉強するのに
あまりの難しさに難渋していたようですが。

それでも模試の結果は徐々に伸びてました。

塾にも予備校にもいかず
通信での添削だけ続けてはいました。

自分で問題集を探してやってました。

最後はストレスで痩せて
顔はかさかさでひどい状態でした。

それまでの滑り止めの私学は2つとも合格していたので
私はどちらかに行けばいいと思ってました。

前期でダメだったら後期は来週の月曜日で
結果発表は26日です。

しんどかったと思いますが
私自身の大学の合格発表は忘れもしない
4月1日でした。

最後の最後でエイプリルフールで「うそちゃう?」
てな感じでした。

もし3月26日にダメだったらもう一年浪人なんてことに
なったらもう持たなかっただろうなと思います。

親ともどもほっとしました。

男子受難

2013-03-04 07:10:56 | 進路
進路もいよいよ後半戦

前期公立高校入試結果は
初めての普通科入試
女子が大勝したようだ。

そうかー!
これは前々から予想されたことだが、、、。

後期は少し男子も盛り返すが

それとて女子はまじめなのでおおむね高評定で
持ち点が高い。

後期は当然高持ち点が有利

ということは成績上位校は女子校可する?

15歳男女をくらぶれば
女子はほとんど人間出来上がった感あり
男子はやっとこさ思春期になったかな?

という差は歴然

男子も17歳くらいでやっとこさ
どうにか追いついてくる。
要するによく言えば大器晩成型が男子に多い。

悪く言えば世の中を知るのが女子に比べて
遅い。スタートダッシュに出遅れる。
成長するのに時間がかかる。

男子が成長するには成功体験が必須
ここでまた一つ道が閉ざされた感がいなめない。

おまけに女子の方が野生の感も鋭いので
余計に進む道が阻まれるか?

と思いきや社会にでてからのいまだ
男性社会でやっととんとんかな?