海外でホテルを選ぶ基準は、、、。
私の場合、まずは足の便。
いくらラグジュアリーでもいくら雰囲気が良くても
街中、特に見物に便利な旧市街の中心部でないと
価値がない。
駅に近くなくてもいい。
列車で到着したらトランクという大荷物があるので
タクシーを利用するから。
でもその街を観光していて「ちょっと疲れた」
とか「ちょっとトイレ」と簡単にホテルに
戻れる便利さよ。
それに変わるものはない。
よーく調べたら
そのような立地で値段が相応なホテルが何軒か
ある。そういうホテルはみんなが狙っているので
人気がある。なかなか予約がとりにくい。
清潔でそこそこセンスがあり、バスタブもあるところが
多い。
そして私はホテルの下にレストランが併設されている
所が望ましい。
だって夕方着いてさーご飯という時にとりあえず一泊目は
ホテルのレストランとなるととっても気が楽。
ようするに昔のはたごのような宿が好き。
今回の旅行13泊したがそんなホテルが4件あった。
ボ・ニューのホテル まさにレストラン・セザールと
いう名前。街の一番の中心部、訳して自由広場の前
行ってみたら広場ってあなた、道が少し広いだけじゃない!
でもパノラマと名打ったレストランは本当に絶景だった。
夕暮れに(一日目に見逃した)観た風景は一生忘れられない。
料理もそこそこおいしかった。
街の旧教会のすぐ下に位置し、テラスがついていて
シャワーしかなくておまけに私たちの泊まった15号室
ツインはお湯もちょろちょろしか出なかった。
でも、値段も安く、当日おまけで予約の時より安くなってた。
これは男チームのトリプルの16号室
女チームの部屋の窓からの風景はマグリットの絵画のようでなんとも言えず
不思議な空を何種類も見た。
ボ・ニューはずっと強風が吹いていて決して居心地がいいとは
いえなかったが帰国しては思い出すのはここのホテルから見た
風景だ。
次はエクスのホテル・セント・クリストファ
ここも駅からほんの数分。
階下にレストランもある。街中。
フランスでは珍しく量も少なめでおいしかった。
このホテル、テラス付きのメゾネット(3~4人)という部屋と
ダブルの部屋を予約していのだけれど
ダンナが行けなくなって直前にメゾネット一部屋だしいいかー
ダブルの部屋をキャンセルした。
いつも迅速にメールがくる。
当日私たちが着くとレセプショニストの顔色が変わった。
「メゾネットは大人3人しか泊まれない。」という。
しばしパソコン画面をにらんで
「小さなダブルとテラスなしのメゾネットでどうか?
料金は最初のテラス付きの部屋一部屋分でいいから。」
という。
疲れていたので何も考えずとりあえず息子とおじいちゃんが
一階の部屋へ。
私たちがメゾネットの部屋へ。これはメゾネットの上階の部分
この下に大きなソファがある。これがベッドになるが大人2人はきつい。
なんと一階のダブルはレセプションの横のドアを
通り、従業員の控え室の隣。
内装は新しくきれいだが狭くて窓を開けると隣の
ビルの壁。車椅子対応のシャワーのみの浴室。
冷房も効きにくい。
「お金払ってもう少しましな部屋に替えてもらおか?」
というと「もう荷物も運び込んだしめんどくさい。」
とのこと。
この時期小さな子どもを連れて家族連れがたくさん
旅行している。そんな家族連れ用の部屋だったんだ。
メゾネットって。もう少しメールで細かいやり取りを
しておけばよかったと思った。これは完全な
お互いの誤解だった。
でもまーいいかー安かったし。
次のニースのホテルはホテル・ラ・フローレンス
ここも海岸と駅のちょうど真ん中あたり。
しかも大通りからほんのちょっと入ったところ。
トラムの駅もとても近い。フランスのスーパー
モノプリも近い。
一年前ではホテルのHPからでは予約できなかったので
nice hotel com というWebから予約
とても人気ホテルなのですぐに埋まってしまう。
コンパクトだが機能的で清潔なホテル。
朝食もおいしかった。
このフロントで初めて自動販売機を見た。
ビールだけが売り切れていた。
部屋もセンスよく清潔。
エクスでは大変だったので男チームが
トリプルの方。ゆったり広くて気持ちのいい部屋。
窓も大きく明るい。
ここは直前に「トリプルをダブルかツインに替えて
くれ」とメールを出すと「もう空きがないからトリプルで
10ユーロ安くするよ。」という返事だった。
結果よかった。
ここで3泊。真ん中の日は荷物だけ置いて
アンティーブに行く。
最後の日の夜、11時頃何やらフロントが
騒がしい。私たちの部屋は2階なので
1階のフロントの声が聞こえる。
どうやらイギリス人が予約もないのに
無理やり泊まろうとしているようだ。
朝起きると私たちの部屋の前が
ロビーになっているのだが
そこで大きなイギリス人が2人
ソファで寝ていた。
ニース三連泊の真ん中の日は
アンティーブに一泊。
ここのホテルがまた一騒動。
ここもトリップ・アドバイザーなどのどのコメントも
好意的な人気ホテル。ただし駐車場から遠いらしい。
エレベーターもなく小さな階段しかないので
大きなトランクに人はつらいか。
事前にグーグルビューで観ると隣に映画館
前は長距離バスターミナル。「えっこんな場所?」
と言った感じなのだが
着いてみると下に小さなレストラン(カフェのような)
がある、ここもコンパクトなホテル。
12時頃着いてカフェのお兄ちゃんに「今日、予約したよ。」と
告げると「オーナーがくるから待ってて。」
しばらくして素敵な笑顔の金髪中年女性がまたまた
びっくりした顔で「えっキャンセルしたでしょ?」と
ホテルに届いたbooking com のキャンセルコピーを見せた。
これには複雑な事情があり、
最初、booking comで予約した。ダブル3部屋。
でもやっぱり2部屋にして、エクストラベッドを入れて
もらおうと思ってその旨、直メールで伝えた。
そうしたら、「直接ホテルの方で予約を受け付けるから
booking comをキャンセルして。」というメールが来た。
だからbooking com をキャンセルしてその旨、メールで
伝えたら「それでOK」というメールがきた。
そして出発直前にエクストラベッドをキャンセルした
メールを勘違いして全てキャンセルと受け取ったかも?
このホテルのレセプションはオーナーの女性ががきりもりして
メールのやり取りもこの女性が行っていた。
だからレセプションも朝8時から午後9時くらいしかいない。
日曜日はお休みだということもどこかのガイドブックに書いてあった。
だから夜遅く帰ってくるときはドアのピンコードを聞いておかないと
いけない。
すぐに女性は自分の勘違いに気がついて
ホテルの部屋割り表を見ながら眉間に皴を寄せている。
「今日は大きなツインの部屋が一つ空いているだけなの。
よかったらここに2つエクストラベッドを入れるから
どう?部屋を見てみない?」と聞いてきたので
今から他のホテルのあてもないし、
狭い階段を上がっていく。
角部屋のとても明るいそう広くはないツインの部屋だ。
でもなんとか2つエクストラベッドは置けそう。
壁の抽象絵画もオリーブグリーンで統一された
部屋のセンスもよくすっきりしている。
清潔。さりげなく置いてある花もいい。
OKと答えると荷物は部屋に置いてと言われる。
若い女性がベッドメイキングをしてくれる。
小さな荷物だけなのでなんとかなった。
このホテルの前が長距離バスターミナルに
なっている。なんだか昔幌馬車が何台も
止まっている風景が浮かんだ。そこにテラス席の
食堂、その上階の小さな宿。
そんな感じだ。反対側には小さな映画館。
バッグパッカーがこのホテルに泊まったら
きっと一夜ホット心からくつろげるような
気がする。
次の日の朝は8時のニース行きのバスに乗りたいので
着いた日の夜にチェックアウトをする。
エクストラベッドの料金と2人分の地方税が
ついてなくて全くのツインの部屋代だけだった。
朝食はあきらめて、部屋で食べ
いざ出発となると外に出るドアが
中から開かない。
外からはピンコードを押せばいいが
中にはそのボタンはない。
どうしようと思ったら早朝散歩から帰ってきた
泊まり客がドアを開けてくれた。
内側にある白いボタンを押せば開くと
いうことも教えてくれた。なあるほど。
予定の時間より早めのバスにも無事乗れた。
色々あったがオーナーの人柄が
部屋の感じを彷彿とさせ、いい印象の
ホテルだった。
でもフランスでは直前リコンファームが必須
さていざイタリア
ヴェネチアでは中堅どころのホテルに
ヴォパレットの乗り場サン・ザッカリアのまん前。
空港からフェリーで着いたらがらがらと荷物を
引いて10mもいけばすぐにホテル。
テラス席のレストラン併設。
サヴォイア・ヨランダ
ここはメールの返事も迅速だった。
レセプションに着くとほんの数歩
先に着いた中国人カップルに「Mr
やすなが?」と聞いていておかしかった。
部屋の窓の外は隣の建物。
広さも狭く、シャワーしかなかった。
でも調度はそこそこ豪華、
窓を開けると自動的にクーラーが止まる
ようにエコ仕様になっていた。
ここも地の利はとても便利。
レストランも食事は20%offになる。
最後のローマの宿。ルドヴィシパレス
ここだけレストランがなかった。
大規模ホテルの並ぶエリアの
中堅どころのホテル。
バスタブも付いていたが
清潔ながら古くて表面がひび割れていた。
朝食付きで一万円切るからしかたがないでしょう。
スペイン階段まで歩いていけ、TAXI乗り場の
近くという立地で決めた。
ローマの街はTAXIが移動には一番便利。
どのホテルも結果よかった。
HPや口コミサイトや旅行サイトをかなり
見て研究し、グーグルビューも役だった。
事前の想像とあまり差がなかった
色々アクシデントに見舞われたが
計算すると一人一泊分とても安くあがった。
2人でトリプルに泊まるくらいの余裕があっても
よかったような気がする。
高い高いと言われていたヴェネチアや
ローマもどうやら値崩れしているような気がする。
ユーロは大丈夫だろうか?