遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

学びの起動

2013-05-31 07:07:56 | 美術教育
1学期の半ばを過ぎて中間テストも終了

少し暑くなってきて授業は若干だれてくるが、、、。


1年生、最初は中学校の授業に慣れてなかったけれど5月になると
大人びてくるのは不思議。

最初の作業は色彩構成(ポスターカラーによる着彩)
色の基本と配色練習を狭い面積で少しだけ

分割授業をしているので20名足らずの美術室は
集中すればシーンとなる。

面相筆の着彩は集中してこつが解ればこういう姿勢になる、




今年の1年生は素直なので途中でぐんぐんうまくなる。

  

 この3つの配色練習は上(グラデーション)下(類似色)中(反対色)という順番で塗る。
この作品の生徒は一度完成したのだが、真ん中を塗った後に俄然、気がついて
上のグラデーションを塗り直す。

 美術の授業のこういった基本的な作業は素直に集中して作業すれば
眼に見えて上達する。
 自分で上達するのが解ることがこの時期は重要だと私は思う。
この「やったー」感を持続して1年生はやる気で乗り切ってほしい。

自分で気付いて自分で考えて自分で工夫することも
とても大切だ。

基礎の技能を身につけさせるということも
美術の教科でははずせない一つだと真剣に思う。

授業に満足した生徒は「集中して楽しくなってきた。」とか
自分自分ばっかりだった男子が隣の女子の作品を観て
「すごい!うまいなー。」と素直に褒めたり
そういう友達の上手さを気が付くとか
それを声に出して発言したり

それだけで「あー、少し成長したなー。」と思う。

授業が終わったら「先生、ありがとうございました。」と
言ってぺこりと頭を下げて出ていく生徒に
思わず笑顔になって「いいえ、また来週ねー。」と言って
送り出す。



伊達の十役

2013-05-30 06:58:40 | 舞台、映画、DVD
先週の土曜日、またまた京都へ

四条の南座へ海老蔵の歌舞伎を観に行く

本当に久しぶりの歌舞伎鑑賞である。

この前、文楽を観た息子に感想を聞くと「面白かった」
ということなのでしからば歌舞伎は「もっと面白いでー」と
誘ってみる。

「伊達の十役」とは伊達家のお家騒動の善悪をほぼ網羅して
一人の役者が演じる。宙吊りもありアクロバティックで
初心者には面白かろうということで、、、。

かつては、市川猿之助が十八番としていた演目

改装された南座は座席数もすっきりとかつて「ここに6人?」
なんて升席も掘りごたつになっていて足も伸ばせる。

直前でネットで購入したチケットだったので2階の花道の反対側と
まさに芸裏と呼ばれる花道の左側。

楽日に近かったので海老蔵も慣れていて
伽羅先代萩の政岡なんて意外によかったりして。

この場面の市川右近の八汐が私のはトミーズの雅に
見えてしょうがなかったが、、、。

青春の書  その2 色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年

2013-05-26 13:47:44 | ブックリスト



 まだ、読む本があるのに、本屋のカウンターに積んであったのでつい
買ってしまった。

 そのまま、忙しかったのもあるし、村上春樹の新刊と
なれば、読み出すのにそれなりの気分に余裕のある時間が必要なのだったので

読みだすと止まらなかった。

1Q 84ほど長編でもなく、よくできた物語だったから。

突然友達の縁を切られることは世間にはあることだし

世界中の人が「こういう事は起こり得る。」と思える。

普遍的な物語だ。

どんな事があっても日々の仕事をするとか、歯を磨くとか
ご飯を作るとか、洗濯をするとか(私は洗濯してないけれど)
トイレの掃除をするとか、たまに花を買って部屋に飾るとか
壊れた冷蔵庫の修理の電話を掛けるとか

そんな毎日のささいな事を淡々とこなしていくことが
癒されることなんだなーとしみじみ思わされた。

こう書いてきてよしもとばななも同じような事を
小説に中に書いていたような気がする。

お若い方々、これも若いうちに読んだらいいと思える青春の書です。



青春の書 その1 平田オリザ 自転車世界一周

2013-05-25 09:54:32 | ブックリスト
修学旅行に行っている間はまるで本を読まない。

ネットに触れない。

そういう生活なので帰ってきてから読書禁断症状が出る。

平田のオリザの「16歳のオリザの冒険をしるす本」文庫版
を読破。



これは彼が16歳の時に定時制高校に休学届を出し、世界一周(東アジアはインドしか
含まれていない)に自転車で挑んだ記録(日記、友達や家族との手紙)

アメリカ大陸を横断し、イギリスからヨーロッパに

パリに三度行き、北欧を回り、インドに立ち寄り
エジプトで両親と再会する。

フランスやイギリスは行った都市がでてきて興味深く、
自分が行けない分、わくわく読んだ。

雨風に負けず、過酷な状況(命の危機には関わらない程度)
にも果敢に旅に挑んでいるのはすごいなーと感心。

ただ、たまにアジア人差別的な出来事には心が塞ぐことがあった
そうだが、平田さんは私の3つ年下。
そうかあの時代にしては少ない方だとは思うけれども。

イタリアでは行く先々でゲイと間違えられて
おしりを触られたりと。

いずれにしても10代の後半で様々な価値観に触れるのは
とてもいいことだと思った。

今ある柔軟な考えの平田さんのコアな部分が形成される課程を
描きだしていて面白かった。

お若い方はたまた平田オリザとほぼ同世代で
若い時にヨーロッパに行かれた方
今ヨーロッパ旅行や自転車旅行に興味のある方

おすすめ。








京都初夏

2013-05-18 11:09:57 | 美術館、博物館
修学旅行も終わって、仕事も一山超えた感あり。

今日は予定通り、京都でゴッホを観るぞーと決めていました。
朝一(8時過ぎてたけどね)で電車に乗り込み、河原町へ
時間節約のためにタクシーで岡、京都市美術館へ
近くのコンビニでチケットゲット

9時過ぎの市美術館はまだ人もそんなに多くない。

                 



予想通りというか、、、沢山の絵は来ていない。

アルルで描いた肉屋の絵と麦畑がよかったくらい。

色々と下には何が描いてあったかとか赤の絵具が
剥げていたとかの科学的研究が同時に展示してあった。

続いて隣でやっていたリヒテンシュタイン展へ。

やはり、レンブラントとルーベンスがよかった。
ルーベンスが並々ならぬ画力があるのが
どの絵を観ても感じられた。

   

              

(家に帰ってレンブラントのこれが良かったと言ったら娘がお母さんレンブラント展行った
 時に観たやん。と図録を出してくれた。確かに、、、。)

最近、売店では何も買わない。図録もよっぽどでないと
買わないし、昔は気に入った絵葉書を買っていたが
それも買わない。
昨今行き過ぎではないかと思われるほど、その展覧会に
ちなんだ香水だのアクセサリーだのプリンだのケーキだの
、、、。もういいやとなる。
例外はよっぽど、センスのいいキーホルダー
でもそれも最近ではとんとお目にかかれない。

昔ダリ美術館で買ったパンのキーホルダー(なくしたけど)
どこで買ったか忘れたけれど、油のパレットのような金属の
結構思いキーホルダーは今も美術室の鍵についている。

フランス、ヴァンスのマーク財団美術館のハスの葉のついた
ラインストーン入りの金属のカエルのキーホルダーは
家の鍵。(今はハスの葉は取れてしまった。)

2つの美術館を梯子するとまだ11時前。

少しおなかも空いて喉も乾く。
向かいの近代美術館のカフェに行く。

ここのテラス席がなかなか気持ちがいい。
小さなビールと手打ちパスタで早い昼食。

            

ゆっくりなごんで、来たバスに乗り込む。

目指すは堂本印象美術館。
途中、千本今出川でバスを乗り換えて
立命館大学前まで。
立命館ってこんなとこにあったんだ。

20年くらい前にダンナとここへ来たことがあった。

それからリニューアルして再開。




昔行った時の印象はなんだか古臭い感じだったけれど
今回はレトロモダンにこの個性的な曲線の飾りが着いた建物も
内部の意匠も感じられる。

    

良かったのは秋野不矩




インドシリーズの一枚

日本画の岩絵の具の色がしみじみ目に染みる。

マチエールたっぷりのゴッホやいかにも油絵といったレンブラントや
ルーベンス(これも私大好きなんですが)を観た後だとなんだかとっても
感慨深い物がある。

小野竹喬さんもよかった。

その後は錦に行って買い物と来たバスに飛び乗る。

三条京阪で降りて新京極から寺町に向かって
様々な修学旅行生とすれ違いながらなんとか
錦小路に辿りつけたいけどたどり着けない。

一度行っているのになんで迷うねんと思うけれど
なんだか迷うのです。

包丁の有次の狭い店内に人がわさわさいてて
大変でした。

この前買ったお店 打田で花大根の漬物と柴漬け
生湯葉、蓬餅、黒豆大福、葛饅頭なんかを買って帰途へ。

夕食までに十分の時間に帰ってきました。
なんだか頭が痛いので後から考えると風邪を引いていたみたいです。











学年Tシャツ制作

2013-05-09 06:51:41 | 美術教育
連休遊んでばっかり、ではなくて
今週仕事上立て込んでくるのはわかっていたので

色々準備

まず、修学旅行に向けての学年Tシャツ制作

3年生になって総合的な時間などを使って学年Tシャツのデザインを
募集。

これは授業で指導している時間がないため。
各クラスを回ってポイントを伝える。

自分の学年らしさを出すこと。
何期生などをいれてもいい。

結構今の3年生は真面目に熱心に取り組んでくれる。

修学旅行有志ボランティア班の学年Tシャツ班が何点か
ピックアップした構図の中からさらに使えそうな
要素の入っているデザインを選び出す。

全体の形はだいたいこれでいこう。
何期生というのはぜひ入れたい。候補のデザインはこれ。
全員の人数を入れたデザインのここがいい。
この全体を囲む円の端っこのデザインは活用。
舟の帆と波は入れよう。

ということでかれこれ7~8人くらいのデザインを合体。

最後に私がまとめ、試作。

カッティングシートはステンシル用
前の学校では、染物の渋紙を使ったが
今回はお金がないのでこれ。

どうしてもシートなので広い部分があるとインクの
スポンジにシートが付いてくる。
そこで新たにシートのつなぎをデザインに
加える。

学年Tシャツ班のメンバーが一人4枚をノルマに
コピーしたデザインを重ねたシートをカットしてくれる。
これが結構細かくて大変。
最初のうちは1枚カットするのに40分くらいかかっていた。

でも慣れると三分の二くらいの時間でカットできる。

美術部3年の3人も手伝ってくれた。
私が切るのは1枚がやっと。

学年Tシャツを制作するのはこれで2度目

いつもTシャツのグレードが問題になる。
安けりゃ安いに越したことはないが、
着用するのに「ちょっと」という物は選びたくない。

色は昨年度生徒たちの希望を聞いてもらって

「黒」と決定。

この黒が問題。

修学旅行や体育大会、はたまた文化祭まで利用しようと
すると黒は暑い!

まーでも生徒が選んだので

今回は前回失敗したインクをRUBADAの不透明で統一。

黒地に暗い色は絶対生えないので

空、青黄の2色を購入

すでに白と青があったのでその4色を好きなように使うように示唆。

白が人気であった。
「白だけで印刷したい!」という生徒がたくさんいたが、、、。
白は残量が少量だったのでドキドキした。(これ準備不足)

ステンシルスポンジはコーナンでブロックになったスポンジ
30cm×16,5cm×5.5cmで380円で念のため3つ購入
それを3cm×1.5cm×1.5cmくらいに切って
真ん中を輪ゴムで縛る。家庭科の先生の経験を教えてもらった。

できるだけ、スポンジにたっぷりインクを付けて
力を入れずに柔らかくポンポンするのがポイント。

1時間ずつ総合の時間に印刷。
6人の班に2枚のシート。


 


       

「白がいい!」と白1色の生徒が多数出そうだったので
できるだけマーブリング状に中途半端に混ぜるように促す。

波の所だけブルーで舟は白
など色々個人で工夫していた。



 

出来上がったら乾かすために。、カラーコーンを用意して
トラバーを渡す。完成! 壮観。





   








連休 お買い物

2013-05-06 13:09:15 | 日々のあれこれ
子どもの日

義母が5月の誕生日なので母の日と兼ねて

色々昼食や花を買って表敬訪問

その後、娘の買い物に付き合って
梅田に繰り出す。

彼女が行きたかったのは梅田のオーパのH&M

ここも混んでました。

地方からグランフロントのオープンに掛け合わせて
訪れて来る人も多いのではないかな?

色々な年齢層の人たちがたくさーん。

2階から3階に回っている間に1階の白TのMサイズがほとんど
売り切れだったり、、、。

私たち年配でもおしゃれに着れそうなクシュクシュの少しテカリのある
カットソーを購入。相場の半値かな?

あとはジャージー素材の同じようなデザインの黒のシンプルワンピ
(洋服は買わないといったのは昨日のブログ。。。)

娘はタンクトップやらTシャツやら
キッズの物やら買っていた。

満足して伊勢丹へ

前から約束していた切れ味のいいペティナイフ
色々見てヘンケルのツヴァイのペティナイフ

たまたまこれも店内会員2割引きの品だった。
すでに大手デパートのカードは2枚持っているから
迷ったが、1年目は会費がいらないということなので。


これが素晴らしく切れ味がいい!

目からうろこというか以前かった肉用包丁よりヘンケルの重みが
私は好みだ。思えば結婚当初購入したのはツヴァイではない一人マークの

ヘンケルプティナイフ



 

左が20年以上の愛用していた。一人ヘンケル。右が今回購入した2人ヘンケル
人間のマークは鋼鉄のランクを表すようだ。
左の刃はもうすり切れていて刻印も定かではない、、、。



伊勢丹でムーミンフェアー






子どもの日にふさわしい一日だったかな?





連休 衣替え

2013-05-04 21:14:04 | おしゃれ
連休、快晴で、湿度が低くて気持ちいい。

時々天気雨が降るので虹が出たりする。

今日は午前中、自分の衣類の衣替え

セーターは洗えるものは家の洗濯機のおしゃれ洗いでひたすら洗う。

ドライクリーニングに出すものはちょうど30%offのカードが来たので
それに合わせて出せるように準備

繊細なセーター、コート、ダウン、ジャケット、パンツ

結構な数になる。

夏物もクローゼットにつるす。

昨年の夏は色々衣類を購入したので結構な数ある。

それと共に袖を通さなかった衣類の始末。

しみや黄ばみのある物や3年間出番のなかったカバンも思い切って処分。

かご類も飾りのとれた物は処分。

購入して2~3年で処分するものもたまにはあるが、、、。


好きで購入した物は結構値段に関係なくいつまでも手元に置いて
着る回数も多い。

East boyの綿ニットのカーディガン。セーター。

また、母に作ってもらった麻のレースのブラウススーツなど
何十年たっても捨てられない。


でも、多いなー。

昨日もつい、目を付けていたユニクロのビビッドピンクの
丈の短いスプリングコートが安くなっていたので購入。

これは欲しかった。わざとワンサイズ上のLを購入。

これは今年のような天気ではなかなか活躍すると思うので。

でも残した衣類の数の多さにびっくり。

今年は麻の生成りのジャケットと色あせて捨てた、黒のサブリナパンツ
以外は購入しないことに決定!

連休 お家カフェ

2013-05-04 21:09:08 | 日々のあれこれ
今日はママ友と招いてのお茶会

彼女が持って来てくれた老舗の柏餅
かわいい!



ちまきもいただきましたがとってもおいしい!


和菓子を滅多に食べない私がいう事ですから間違いないです。

お庭に咲いているスズランもいただいて

久しぶりに子どもたちの近況を伝えあって
子どもはどんどん大きくなるなーと思いました。


いい休日でした。


連休 おうちランチ

2013-05-04 20:50:27 | 日々のあれこれ
連休です。

昨日は私の実家の両親を招いてランチ

メニューは

オイルサーディン、海老とアボガドのマヨネーズ和え
トマトのマリネ、長ネギの生ハム巻き


最近クイジナートのフードプロセッサーを
購入したので簡単にできるようになった
パンプキンスープ(どちらかというと秋?)

お刺身カルパッチョ風


 
   
                             

娘がボンゴレロッソのトマトペンネ


私の家系のとっても不思議な話を聞く、、、。


現代の寓話だと心底思った。

私のミッションはやっぱり、、、とも思った。


「あるべきように」だと改めて思った。

(なんのこっちゃと思うような内容ですみません)