3年生の進路学習で15分間だけしゃべらせてもらった。
この時期の進路学習はこれからいかに進路を決定してくかのスケジュールと入試のシステム
心構えなどが主な内容となる。
私がやってきたこの6月の進路学習の講話は始めに少し生き方そのものの話を入れる。
1年生から進路学習としてやってきた総まとめだ。
それを15分で話すのは無謀だが、これでいけると踏んだ。
最初のアイヒマン裁判の話をする。
先週、アイヒマン裁判を取り上げるためにAmazonprimeで観た映画「アイヒマンショー」
画像はネットからお借りしました。
1960年にイスラエルの首都エルサレムで行われた裁判の中継をテレビで放映したプロデューサーと監督の話である。
プロデューサーをテレビのシャーロック・ホームズシリーズに出演していたマーティン・フリーマン
監督はアンソニー・ラパーリア お二人とも好演でした。
見ごたえありました。
改めてびっくりしたのは1960年のこの裁判が行われるまでホロコーストの実態はあまり世間に知られていなかったようだ。
あまりに実態がひどすぎてありえない話とされていたようだ。
実際のホロコーストの記録映像も流されて信じられないほど酷かった。
この大量虐殺の具体的な計画を立てたアドルフ・アイヒマンが無罪か有罪かと生徒に問いかけた。
次にその裁判を観たドイツ哲学者ハンナ・アーレントの話もした。
「凡庸の悪」こういう状態はこの時だけでなくいつでもどこでも起こりうると。
そして、オードリー・タンの話。
IQ160越えの彼の能力をどのように使ったかと。
最後に「ノブレス・オブリージュ」の話。
権力や富を持っている者は責任がある。
世界で調査した寄付額・ボランティア参加・支援活動の3つの項目から測った日本の社会貢献指数は114か国中最下位だったと。
自分の能力をどのように社会で生かしますか?考えて欲しいと呼びかけて終わった。
聞いていた先生方は「生徒には難しい。」と言われたが、、、。
1日経って同学年の同僚に「先生の話を聞いて吹っ切れました。自分が今しんどいことを容易に逃げるんじゃなくてもっと大局で見ます。何を小さな事で悩んでいたんやと思って。前向きになれました。」と言われた。
ということで何らかのお役には立てたようだ。
こういう言葉は正直嬉しい。
私もお金が一杯あって、やりたい事がやれてそれで満足かと言われたら何だかモヤモヤしていた。
当然、お金は一杯ないけど。
ささやかながら今少しは誰かのお役に立っているという実感はある。
その実感を大切にしていく感覚はなくしてはいけないと改めて思った。
この時期の進路学習はこれからいかに進路を決定してくかのスケジュールと入試のシステム
心構えなどが主な内容となる。
私がやってきたこの6月の進路学習の講話は始めに少し生き方そのものの話を入れる。
1年生から進路学習としてやってきた総まとめだ。
それを15分で話すのは無謀だが、これでいけると踏んだ。
最初のアイヒマン裁判の話をする。
先週、アイヒマン裁判を取り上げるためにAmazonprimeで観た映画「アイヒマンショー」
画像はネットからお借りしました。
1960年にイスラエルの首都エルサレムで行われた裁判の中継をテレビで放映したプロデューサーと監督の話である。
プロデューサーをテレビのシャーロック・ホームズシリーズに出演していたマーティン・フリーマン
監督はアンソニー・ラパーリア お二人とも好演でした。
見ごたえありました。
改めてびっくりしたのは1960年のこの裁判が行われるまでホロコーストの実態はあまり世間に知られていなかったようだ。
あまりに実態がひどすぎてありえない話とされていたようだ。
実際のホロコーストの記録映像も流されて信じられないほど酷かった。
この大量虐殺の具体的な計画を立てたアドルフ・アイヒマンが無罪か有罪かと生徒に問いかけた。
次にその裁判を観たドイツ哲学者ハンナ・アーレントの話もした。
「凡庸の悪」こういう状態はこの時だけでなくいつでもどこでも起こりうると。
そして、オードリー・タンの話。
IQ160越えの彼の能力をどのように使ったかと。
最後に「ノブレス・オブリージュ」の話。
権力や富を持っている者は責任がある。
世界で調査した寄付額・ボランティア参加・支援活動の3つの項目から測った日本の社会貢献指数は114か国中最下位だったと。
自分の能力をどのように社会で生かしますか?考えて欲しいと呼びかけて終わった。
聞いていた先生方は「生徒には難しい。」と言われたが、、、。
1日経って同学年の同僚に「先生の話を聞いて吹っ切れました。自分が今しんどいことを容易に逃げるんじゃなくてもっと大局で見ます。何を小さな事で悩んでいたんやと思って。前向きになれました。」と言われた。
ということで何らかのお役には立てたようだ。
こういう言葉は正直嬉しい。
私もお金が一杯あって、やりたい事がやれてそれで満足かと言われたら何だかモヤモヤしていた。
当然、お金は一杯ないけど。
ささやかながら今少しは誰かのお役に立っているという実感はある。
その実感を大切にしていく感覚はなくしてはいけないと改めて思った。