遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

香雪美術館と蛍

2017-05-30 06:50:25 | 美術館、博物館
大仕事が終わって一段落。

土曜日は家でやっと配信が始まったSUITSのシーズン5の後半を一気に見てしまった。
山場だったので途中でやめられなかった。

日曜日はマンションのお掃除だったので私も家掃除。
お昼前から御影の香雪美術館へ

もうすぐ中之島にも香雪美術館ができる。ここが本館になるみたい。

美術館に、行く前にますご飯。
御影の駅北側のあるビルの和食屋さんへ。
和定食屋。私はさわら。ダンナは海老と玉ねぎのかき揚げ。
食後はお茶の和菓子。


たぶん2回目だと思う。ここを訪れたのは。



まさに初夏。爽やかな日で緑が美しい。今までこの時期忙しかったので気がつかなかった。

私の印象に残ったのは根来塗りの四角盆だった。
漆って本当に年月が、たっても美しい。


前日の晩に久しぶりに家の裏の湿地帯に姫ホタルを観に行く。
今年は豊作だった。クリスマスツリーのイルミネーションみたい。



見えないか?写真では。

三脚を立てて動画を撮影している人が多かった。

マンチェスターバイザシー 現代社会のランチョンマットと紙ナプキンの意味

2017-05-21 11:39:16 | 舞台、映画、DVD
マンチェスターバイザシーを観にいく




久しぶりにロフトの地下のテアトル梅田へ

ずっとシネリーブルだったので本当に久しぶり

この映画も早く観ないとすぐに終わってしまうと思い土曜日の午後2時30分の回
前日ネットで予約した時にはガラガラだったけど、本番は立ち見もでていた。

狭ーい。でも座り心地はよかった。座席の前が広く、前に座席の背もたれに荷物かけがあるのもGood

さて寄る年波で最近映画と言わず、舞台と言わず、途中で睡魔に襲われる。

この前もイタリア映画祭で観に行った映画も面白かったにも関わらず最初爆睡。
飲み会に行って人としゃべっていても抗いがたいこの睡魔に襲われる。いかん。

今回は休みの午前中、休息をとってでも旦那の実家へランチをしに行ってそこでビールを飲んでしまったが、、、。

始まったら地味な映画、華やかさのない画面にも関わらず、2時間17分寝なかった。
久しぶりに芝居を見たなという気にさせてくれる映画です。

ネタばれになるので詳しくは触れないが、この主人公のこーまで人を拒絶する理由というのが
ほぼ映画開始後1時間でわかる。この1時間が味噌かな?

よくできた脚本です。さすがケネス・ロナーガン 監督もやってはります。

主役のケイシー・アフレックがうまい!プロデューサーのマット・デイモンがお兄さんと大の親友だとか。

最初はマット・デイモンが監督も主役もするはずだったけれど(脚本もかな?)忙しすぎて
この2人に委ねたらしい。

それが功を奏したと思う。マット・デイモンがやったらきっと全然違う映画になっていたと思う。
ケイシー・アフレックならどこにでもいるアメリカの一労働者。
マット・デイモンならマット・デイモンがやった特殊な人物となるだろう。
要するに物語に普遍性が与えられたということだと思うのだが、、、。

甥のパトリックを演じたルーカス・ヘッジスしかり
お兄さん(ほんとにいい人)を演じたカイル・チャンドラーもしかり
この普遍性に何らかの意義を挟ませない演技だった。





元奥さん役のミッシェル・ウィリアムズも上手いが
私はそんなに出てこないんだけどグレッチェン・モルが演じた兄ジョーの
薬中・アル中の元奥さんが印象に残った。



この映画、女の人が出番少ない割にはよく描けていたような気がする。

お酒と薬に身を持ち崩すが今は立ち直って、、、。なんてこんな人、アメリカにたくさんいそうだと思わせる。

とてもいい友達のジョージ


の奥さんスーを演じたエリカ・マクダーモット



厳しい労働者の街にはこんないい女の奥さんもいそうだ。

もう一つ印象に残る場面はパトリックの彼女が泊まっていって朝ごはんにヨーグルトを食べるのに
きちんとランチョンマットを敷いて紙ナプキンを使う場面、パトリックも「ナプキン取って」と言って
彼女が何枚か紙ナプキンを渡す。この場面に食事をとる時のマナーのある生活感が表れていた。
ジョーが何もないリーの部屋に「家具を買おう」と提案するのも一緒だ。きちんと生活することの大切さを表現したいのだと思った。
その小道具は最後のエンディングでもリーのセリフに出てくる。


というわけで、アメリカ社会の一断面図、いや日本にもあるイ〇アの家具やランチョンマットや紙ナプキンという
小道具が幸せな生活の象徴として表現されていたような気がする。
それは、物質主義のように映るが、そうじゃなくて「明日、疑うことがなく今日の続きが来る」という幸せの
象徴でもあると思うのです。ささやかな幸せというか、、、。

「アメリカンビューティー」と好一対か。

旦那はこれは「シッピング・ニュース」の焼直しだというのだが、、、。
シッピングニュースはカナダだしね。

 

お花 その後

2017-05-19 07:01:36 | 美しい物
母の日にもらったお花のその後は

こんな感じ





実はダンナは以前、ホワイトデイの時にラナンキュラスをたまたま京都の高島屋で買って良かったので京都まで行こうとしてたまたまそのお花屋さんのチェーン店を調べたらなんと高槻の松坂屋にあった!と言うことで調べたのがまさに高槻駅だったらしいのです。

と言うような話で購入したのがちきりやさんと言うお花屋さん。当日はカーネーションを買い求めるお客さんで、一杯の中、しゃくやくなんて、隅の方に追いやられてて「あったわ!こんなところに!」てな感じで家に来たのです。

そのしゃくやくが次の日になんと大輪の花を咲かせたか!

花びらを、そっと触ると固い!

しっかりしたしゃくやくです。

シベリアユリもなんと大輪の惚れ惚れするようなフォルムで、咲くことか!

当たりです。ちきりやさん。

上のコラージユした写真のユリは玄関に生けた一本でこんなにたくさんのつぼみが、ついてます。

母の日のお花

2017-05-14 21:42:21 | 日々のあれこれ
本日母の日でした。

昨日は半日仕事。

今日は旦那の実家の義母のところにお寿司と美味しいサンドイッチを
買って持っていく。一緒にランチ。旦那は仕事。

イ〇リスーパーにお寿司とお花を買いにいく。



この花を買っているときに初老の男性(今時は60代後半~70代)が「入院しているので(奥様が)やっぱり
派手な色のカーネーションがいいかな。」とお花を選んではりました。

「そうなんだ。奥さん入院されているんだ。いろいろあるよなー。」と考えた。

夕方、整理した雑誌をブックオフに売りに行くべし自転車を押していたら
ピンクのカーネーションの花束が漏れ見える紙袋にスタバの紙袋を抱えてマンションの自宅に急ぐ男性。
なんだかいいな。日曜日の夕方、ピンクのカーネーションとスタバのコーヒーは奥さん、嬉しいだろうな。

私は「母の日は花頂戴!」とひつこく言い続けたのでしかも「カーネーションはいや!」

旦那の出がけに渡したメモには
第一希望 カサブランカ
第二希望 白いカラー
第三希望 シャクヤク

でした。
でもってかえってきてくれたのは
第一希望のカサブランカはシベリアユリに代わり
第二希望の白いカラーは白いピンポンマムに代わり
第三希望のシャクヤクはあった!

そんな一度に買わなくても、、、。




白いピンポンマムとシベリアユリを並べるとまるでお葬式。

玄関にシャクヤクと菊は飾りました。はい。

でも嬉しかったです。

子供たちからはなーんもなしでした。






みどりの食卓

2017-05-07 12:11:42 | 家の事
ジャンルは家のことで、、、。

日々のあれこれとどう違うねんと自分に突っ込みを入れながら。

連休最後の2日を残した土曜日は、実家の両親を招いてのランチ

さっそく前日買ってきた物たちが活躍

と思いきやテーブルセンター(なんと昔の響き、クロスといいたいとこだが少し短いので)
はそのむかーし(30年前すごい!)バリで購入した布

10年選手のバリの緑のガラスのお皿(これは近くの雑貨屋さんでバーゲン)

使ったのは紺色のオーバル皿と紺色のカットグラスぐらいかな?

あと織部の器に切ったレモンを入れた。

この日のテーマは「みどりのテーブル」

メニューはキッシュ、ローストビーフ、ヨコワマグロと鯛のお刺身
レタスとサンド豆のサラダ、鯛のあらを使った強引アクアパッツァ
あさりとタコのペスカトーレ

お酒はそこそこの白のプロセッコ、ほんの少し残っていた日本酒
娘がくれた焼酎、白ワイン、ビールなど

果物はブドウ

ということで変わり種イタリアンで

久しぶりにスパゲティをゆでたので失敗。ゆですぎ。

お天気は小雨がぱらついたけどのんびりしたランチでした。

兜の横の籠の花器は友達からの頂き物。すっと伸びたスプレーユリがとてもきれいに映える。
すっと伸びるカラーなんかもいいかも。良いものいただきました。







土岐市 日本三大陶器市

2017-05-06 19:12:33 | 旅行
ジャンルを考えていて、、。

やっぱりこれは一応小旅行かな?

岐阜の娘に会いに行くついでに一度訪れてみたいと思っていた。
土岐市。

以前東洋陶磁に観に行った水盤青磁を再現している窯が土岐にあるということで
本当はその青磁の器がほしかった。

6日の土曜日の予定が「5日までなら大々的な陶器市をやっているよ。」という
娘の言葉で予定を一日変更。

訪れました土岐市。連休3日~5日までの陶器市の最終日。

予想を超えた大規模な陶器市。
膨大なテントの数数。

あまりに暑くて写真撮り忘れました。

作家物から家庭雑器の店まで志野焼、織部が本場だが当然青磁、備前まで
久谷を除けばなんでもありそう。

テントでは訳アリ商品は300円~500円。

通常のお店の蔵出しと言って倉庫にある雑器を一同に並べて大売出し。
この蔵出し。ほこりまみれの品もあるが、お値段が100円から300円。よーく探せばすごい掘り出し物がある!

最初は広い会場を下見。到底すべては回り切らない。
器だけでなく木のカトラリーやキッチン用品全般、テーブルウエアーなでも販売しているから、これは目移りする。


私が3時間かけてゲットした物は

一番最初に赤い麻のテーブルランナーを2枚。1枚500円。




一番下段左から木のお箸、3つで1000円、カットグラス左の濃い紫色は1つ250円
シアンブルーは300円それぞれ5つ買ったら50円まけてくれた。
右のステンレス打ち出しマドラーは600円、2段目左のオーブン対応のオーバル中皿は300円
真ん中プラスチック漆コースター一つ100円9枚買ったら金色の姫フォークを5本くれた。
でも2本と3本はデザイン違い。(笑)
右は組み立て式の木の鍋敷き。660円、家の鍋敷きが汚くなったので2つ買った。
下から3段目左は最後まで迷っていた織部の小さな茶碗、500円。お店の人に「えっー、これさっきまで1000円やったのに、奥さん福あるわー。」と言われた。(笑)
真ん中赤絵の22㎝くらいの角皿、2枚で500円。1枚300円だったけど最後の2枚やから500円にまけてくれた。
最終日の強み。右は久谷風の角小鉢、300円。
上段、右の嵌入の深皿、これも蔵出し、買う時にほんの少しの欠けが見つかった。100円おまけの200円。
真ん中は22㎝の角皿、500円。

よく考えたら1000円超えるものを一つも買ってない(笑)

あとでバスに乗ってご飯を食べに行った「どんぶり会館」で売っていた織部焼の兜。
散々迷ったけど、小ささといいさりげなさといい気になってエイッと購入これが一番高くて2700円なり。

かなりの数を購入したにも関わらず合計12000円でお釣りが来た。

お腹が空いたのでもう一つの道の駅どんぶり会館に行くべしで一度無料シャトルバスで駅に戻るそこから
市営バスで10分ほど。どんぶり型の建物の2階でお約束の味噌カツ丼を食べる。
くまさん柄のお茶碗に入ったソフトクリームは容器持ち帰りで400円。
お天気は上々。前の池のそばの建物は特養だった。



名古屋まで快速で戻り最近できた高島屋の上階の三省堂へ。

トイレの中まで本があった。うっとりするようなトイレだった。

夕食はお約束のひつまぶし。




連休中日は土岐市、名古屋日帰り旅でした。














女方スター誕生 七之助満開

2017-05-05 07:26:45 | 歌舞伎
5月松竹座歌舞伎です!

南座が今改装中なので松竹座に2ヶ月にほぼ一回の割合で通う。



いつもの道頓堀今井のお弁当、私たちには適度な量で972円。さすがにおうどんやさん、お出しが効いてる。
素敵な器。5月らしい。
お友だちが持って来てくれたワインで、乾杯しました。

いよいよ中村兄弟&猿之助公演。

中村屋対沢潟屋の火花を散らすような競演。と楽しみにしていた。

一番の収穫は七之助。

いつもお兄ちゃんの影に隠れていて目立たない存在だった彼がメキメキ頭角を表した‼
先代勘三郎も亡き勘三郎も女方も得意だった。
でも彼七之助は正統派女方。
かれこれ3年前ほどになると思うけど南座で玉三郎との舞踊の公演を観た。
その時はやっぱり玉三郎との差が気になったが(当たり前だが)
その時からぐんぐん上手くなって来ている。
やんちゃな細身の兄ちゃんが少しふっくらして色気が、出てきた。
しかも若いのでその色気に清潔感がある。これ大事。





今回の公演、夜の部の怪談乳房榎も昼の部の金弊猿島郡もお芝居としてはたいしてしどころのない芝居だと思う。唯一、野崎村のお光だけが役の任を、感じられる人物像だったと思う。
七之助のお光はいじらしくて可愛くて良かった。最後の幕切れで思わず数珠を落とすところはジンときた。

さすがに金弊猿島郡は猿之助獅子奮迅の活躍。この役は今は猿之助しか演じることができないだろう。

夜の部の勘九郎も三役早変わりで本水も使い獅子奮迅。まさに熱演でした。

歌右衛門の名籍が途絶えて久しい。その間は玉三郎が、実質的には埋めていたと思う。

玉三郎の跡を継ぐのは紛れもなく七之助だ。

変幻自在 海北友松

2017-05-01 06:45:55 | 美術館、博物館


ハイそうです🎵 京都国立博物館に海北友松を観に行って来ました。
今回は大学時代からながの友達とです。

先日5万人越えたと、いうことで、事前にセルフ印刷したチケットを持って50分前から並びました。すでに9番目。

昨日は七条はすでに夏日❗

日傘持参で。

9時を過ぎると50人ぼとの長蛇の列になっていた。

友達とそれぞれ観たい作品に直行ね🎵ということですぐに館内で別れる。
そう私たちはいつもそうです。旅先でも観たい物やしたいことが異なればすぐに別行動。

彼女は教材で友松の龍を使ったので建仁寺の襖絵に直行。


私は浜松図屏風と月下渓流図に直行。

良かったです。浜松図屏風。


なんとモダンなハイセンスなデザイン。coolです。
水墨画描いてるかと思えば大和絵も、ござれ。何でも変幻自在。

網干図屏風も観たかった。後期出品です。

やっぱり最後の樹下渓流図が圧巻です。フォーカスを自在に、使い何とも言えない空気感。



画像全てお借りしました。

新緑の京都を堪能しハイアット・リージェンシーの東山で聞き酒4種をいただき

岡崎で美味しいスフレをいただき


あっ左下の写真は我が家の晩御飯です。

幸せの1日でした。