遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

11月は巣篭もり気分

2010-11-28 07:36:33 | インテリア
週末金曜日へろへろになっているときに
楽しみは食べること。
で朝起きたら「このクロワッサンを食べよう!」と
ささやかな楽しみに朝起きたら大きなねずみに
昨晩、食べられていた悔しさ、悲しさ。(大げさだね。たかがパンに


11月になると身辺を片付けたくなる。
みんなそうなるらしい。
槇村さとるさんの本にもそう書いてあった。
人によって少し時期はずれるらしいが、、、。
私も寒さが本格的になるとそうなる。
それと忙しさがあいまってテスト前なのに机周りを
片付けたくなる中学生と変わらずである。

ついでに街はハロウィーンから一気にクリスマスバージョンに突入。
スーパーに買出しに行く道すがらふらっと
入ったインテリアショップ(カーテン、絨毯量販店のような店)
年柄年中「閉店セール」をやっている。いつ閉まるんだろうと
思いながら2~3年。たまに覗く。
すでにクリスマスグッズが20%off。

                     




クリスマスグッズ。これが私の弱点です。
オーナメントはもうたいがいつるす枝がないくらい買ったので
ここ5年ほど封印をしている。
でもさりげなくナチュラルっぽいクリスマス小物、しかも単価が
安い!





                                 


                               
その上このショップにはバリの食器などアジアンテーストの雑貨も
多数あり、前から気になっていた食器が50%off。
もう私の何かがぶちっときれたようにガラスのお皿など大人買い。



    



食器は原則6個単位で買うことにしてます。4個だと割れた時すぐ
半端になるし、6個だと実家のだれかが来たときに重宝だからです。
仏文のロゴの入った軽いタンブラーも購入。
最近我が家の子どもどもは飲んだコップを洗わない。
夕刻帰宅すると流しに大小のコップが所狭しと置いてある。
というわけでタンブラー4個追加。

お店の人に「領収書要りますか?」と聞かれた。
喫茶店か何かと思われたみたい。
あまり重いので配達してくれることになった。

夕飯前に反対側のスーパーに仕上げのポインセチアを
買いにいく。ここのポインセチアは豪華で持ちがいい。





これで完了。あとはツリーを出すだけ。(大物はまだなの)

台所の流しの下などややこしい所を掃除しながら
観た映画は「恋するバルセロナ」


                     



怪演ペネロペクルス これでアカデミー賞助演女優賞を取ったのは
うなずける。
さすがウッディ・アレン(のわりのは)わかりやすい映画でした。

重圧を背負うこと~餅は餅屋

2010-11-26 21:59:09 | 日々のあれこれ
北朝鮮は本気なのか?
ダンナに聞くと「金正日」はもうすでにいないという返事だった。
あれは影武者だという。

今日夕刻(なんとなくこんな言葉遣いになる)
息子は「なんで問責決議案が出されたん?」聞く。
これこそたつるん曰く「浮き足だってる」ということだろう。
だから鳩山さんでよかったのに。となる。

今日書きたかったことは
裁判員制度について
初めて未成年に死刑判決が下された。
その感想を30代の人がテレビで語っていた。
これって約束違反じゃないの?
テレビに映っていいの?

だいたい裁判員制度って変じゃないですか?
裁判官はなんのためにいるの?
なんで一般の人に無理やりその責務を
ばらまくのだろう?
昔、教科書に載っていた
さる文豪の「最後の○○」はっきり題名さえ思い出せないのだが
今でも覚えてる一節は確か江戸時代のおしらすでお裁きを受けた
者の娘が
「お上のなさることに間違いはございませんから。」
と言い放つ。
この一言はぐさっとくるよね。
でもその一言を受けて立つのが
裁判所ではなのでしょうか?
(やたら?が多い。)
私の言ってることってそんなに少数派なんだろうか?
なんやらうやむやのうちに決まった裁判員制度のような
気がするのだが。


死刑でも無罪でも
その判断を下した重圧を受け止めるのが
プロっていうものでしょうが?
圧を伴わない仕事ってないでしょう?
一切自分の行ったことに責任がないって
仕事ではないですよね?

餅屋は漬いた餅の責任を取る。

裁判官は自分のお裁きの責任を取る。

確かに重い。
でもその重さを含めた仕事ではないのでしょうか?

最近その責任の所在があきらかでないことから
様々なきな臭い事件が起きているような気がする。
いざとなったら「けつをまくる」という下品な表現が
あるが「けつをまくる」人がすくなくなった。

特に男に。

その分男の精神疾患が増えたような気がするが、、、。

P.S. この記事をupした後に市川海老蔵の事件勃発!
  11月30日からの南座の顔見世の海老玉コンビを楽しみに 
  チケットを購入した人が何人いただろう?
  いっそのこと一代目海老(現団十郎)玉コンビでいけば
  いいのに!この座組みは2年に1度しか京都顔見世には 
  回ってこないのにねー。片岡仁左衛門では見飽きた?
  自覚してくれよねー。海老蔵!

秋の夜の映画鑑賞

2010-11-21 08:44:27 | 舞台、映画、DVD
激務の一週間が過ぎる
秋生まれの私としては体調万全のこの時期
なんとか乗り越えるが金曜日には頭の隅々がもう
フリーズしていたような気がする。
前日のダブル会議の後の方が堪えた。

そんな金曜日の夕方、メールで娘に梅田に呼び出された。
財布を忘れたから一緒にご飯を食べてほしいということ。
彼女は学校から直、予備校の夜の部に通っている。

まるで梅田かいわいはネオンきらきらクリスマス気分。
「ここはどこ?」久しぶりに若かりし頃のバブリーな
雰囲気を思い出す。あの頃は何にも考えてなかったなー。

目指す有機野菜を使ったおしゃれな惣菜屋さんは
一杯だったので隣のカウンター中心のおでん屋へ
飲み屋です。はい。
正解でした。頼んだ物はすぐに来る。30分で完食。
でも場所がらちとお高い。

土曜日、息子が比良山幕営訓練のために弁当がいる。
朝からおにぎりをにぎる。
どうやらお天気よく、暖かいようなのでよかった。
70Lのリュックはなんともでかい!
送り出して二度寝。だんなは出勤。

昼すぎに起きてきた娘とたらこスパを食べて
娘は予備校自習室へ、そのまま夜の部に弁当持参で
そして家にはだれもいなくなったので私も
職場にお片づけと資料を取りに行く。

その帰りに千里中央に出て
新聞に載っていたペットボトル入り「ボジョレーヌーボー」
を買いにいく。目指すは山○電気。
ありました。やっぱり。瓶入りより空輸代が安い分だけ安い!
ボジョレーと米5kgを買う。

もう一つの目的はCDケース。
USBが突然電球のように壊れるというこわーい体験を
し外付けハードディスクも同じように壊れるというので
一杯入れている写真をなんとかしっかり保存しようと
CDに少しずつ焼くことにする。
そのCDを入れるケースをゲットして米を担いで
阪○、2△区さきがけバーゲンで黒のタートルネックセーターを
買い(あと今シーズン冬物はグレーのハーフブーツを購入予定)
米を担いでバスに乗る。
外は真っ暗。

帰宅後作り置いた(あまり物ともいう)おでんもどきを
暖めてダンナと夕食。
飲んだボジョレーは渋くて今一だった。
ペットボトルははやり興冷め、、。




               





食後、かねてから見たかった「ジュリー&ジュリア」のDVDを観る。
ほんと、メリル・スリープって貪欲。女ダスティン・ホフマンやねー。
ジュリアの夫の役 スタンリー・トゥッチ「プラダ」のコンビでしかも役柄が真逆なのに
しっくりいくってのは本当に名優だからね。二人とも。





              

この人、アメリカ版 Shall We Dance? に竹中直人の役で出ていたそうです。納得(怪優)
主演のエイミー・アダムスも「魔法にかけられて」の主演の人なのね。わかんなかったわ。
この夏あんだけ観たのに。


なんとも私の秋の週末はこういうふうに過ぎていく、、、。ま、いいか。

合わせ技一本

2010-11-13 20:55:04 | ブックリスト
たつるんのブログにも当然書かれていたが、、、。
私も買って読んでいた。
苅谷剛彦「階層化日本と教育危機」
 (不平等再生産から意欲格差社会へ)
2001年出版 大沸次郎賞を取っている。

なんでこんなに勉強しなくなったんだろう?

必死に取り組んできた総合的学習は間違っていたんだろうか?

なんでテストの度数分布表が鍋形態になって真ん中くらいの
子ども学力が落ちているんだろう?

なんで学校で偏差値50の子どもの学力が数年前にくらべて
格段と低いの?(例えば作文をさせたり、簡単な計算をさせたり)



そう思い出したので答えを必死で探した。
そこでめぐり合ったのがまずこの本。

今ぱっと開けたページに

「「ゆとり」と「個性尊重」、「生きる力」の育成をめざす教育改革
は、受験との関係が薄く、学級担任制をとる小学校段階において、
取り組みが進んでいる。実際に、ある調査によれば、小学校段階ほど、
体験学習、調べ学習やそれに応じた興味・関心の育成の基本となる
基礎学力の定着を弱めている可能性はないのか。本章の前半で述べた
ように「楽しい学習」を提供したつもりでも、そこから何を学ぶのか
は学習者によって違う可能性がある。とりわけ、基礎学力が十分
身についていなければ、一見楽しく学んでいるように見えても、そこから
得るものが少ない児童・生徒もいるだろう。しかも、そうした学習の
差異が、家庭の文化的な背景によって影響を受けている可能性もある。
そうだとすれば、基礎学力の未定着が、学年の進行につれ、学力や
学習意欲の階層差を拡大している原因となっている可能性も否定できない。
 
 「ゆとり」の強調と、形ばかりの子どもの主体性の尊重でも明らかに
したように、その意図をはずれ、子どもたちの学習に「ゆるみ」を与えて
いる可能性が高い。その結果、生まれ育つ家庭の違いによって、高い学習意欲
や望ましい学習態度を維持する家庭と、ゆるみが学習離れにつながる家庭との
分化が生じる。本書が明らかにしてきた、高校段階での学習時間や学習意欲の
階層差の拡大は、高校以前の段階での「ゆるみ」への対処の違いが背景にある
と考えられるのである。
 
 それでは、このような事態に対し、教育には何ができるのか。そのための
方途として、「下に手厚く」と大原則に教育の初期段階での学習理解度や
学習意欲の階層差を極力抑えることを提唱したい。初期の段階でつくりだされる
階層差を最小限に抑えておくことが、その後のの教育の不平等の拡大をある程度
は抑制することにつながると考えるからである。」


すごい長い引用になったけれどたまたまこれが私が求めてきた答えである。

要するに応用をするためには当然基礎がいる。

良質な物を作るためには良質な材料がいる。

パズルを完成させるためにはピースがいる。
ということですね。

小学校の先生がんばってくれ!

でもふと思う。高校生になっても相変わらず
モチベーションだけあげることに必死にならざるを
得ないのはどうなんだろうか?

この苅谷さんの本ハードカバーで数字資料も多く
難しいのです。私もどこまで理解できたやら。

そこでこの翻訳本がたつるんの
名著「下流志向」なのですね。

ぜひできたら合わせ技1本でお読みください。

息子のみやげ

2010-11-13 20:46:15 | 日々のあれこれ
夕方、息子が山の辺の道からかえってきた。
なにやらスーパーの袋のような物を3つ4つ下げている。

おみやげと差し出した中身は
さつまいも、しょうが、にんにく、青梗菜
青いレモンなどなど、、。
ついでに水羊羹まである。



                     



「どうしたん?」と聞くと
「あんまり安いので買ってきた。」
とのこと。
一袋100円200円だったらしい。
国産レモンは私がジントニックを作る
時の常備品である。でかした息子。

同級生の出身中学校の野外活動部が
山の辺の道を歩きに行くのでその友達が
誘ってくれたらしい。

中学生20人ほどに高校生4人。
先生も大変だ。
そのうちの高校は違うが
やたら野菜に詳しい子がいててどれがいいか
選んでくれたらしい。
「そいつは山口県でおじいちゃんが
農業してて農大に行って将来農業やるらしい。」
と話してくれた。

男子でもそんな子もいるんだ!
会ってみたいなー。

アクシデントの予感

2010-11-13 16:15:08 | 仕事
時間との戦いのような一週間だった。
予定通りのタイムラグで進んだのでなんとかなった。
ほとんど晩御飯を作れなかった。
買い弁したり、外食したりして家族に迷惑かけたなー。
木曜の晩、遅くに駅前スーパーに寄ると
中くらいの生の蟹が半額。
よしと4匹買う。
金曜日の朝から蒸す。
まだ動いていた。
えいやっとガラスの蒸し器の中に
1匹ずつ鎮座してもらう。
赤く蒸しあがると甲羅が
恨めしそうににらんでいる顔に見える。
手を合わせて2匹めと蒸す。
3,4匹めは足だけもいで蒸す。

金曜日の夜食べるとおいしい!
中くらいなので足の細いとこなんて
面倒だが身が詰まっていて食べでがあった。
さすが生。

家族もよろこんでいた。

忙しかったけれどいやな
疲れは残っていず体調は万全。

今日の朝はインフルエンザ予防接種を
打ちに行く。今年は仕事柄必須。

我が家のホームドクターの2代目が
打ってくれる。

午後から息子の懇談。
息子は今日はワンゲル部(入部しました)
のみんなと今度の比良山行きの訓練で
山の辺の道を歩きに行っている。

娘は午後から予備校。
久しぶりに買い物に行く。

おしゃれなフラッシュメモリー(USB)を買う。
こんな事でも楽しまなければ、、、。
実は仕事中あるUSBの中身が全て消えるという
アクシデントに合う。
なんとなく予感があった。
悪い予感ではなかったが
この仕事が全部消えたらやばいなと
いう虫の知らせがあった。
最近ほとんど更新するごとに
バックアップを取っていたので
落ち込まなかった。

さあ次の波が来る前に色々万全の
準備をしておかなければ、、、。


学びのモチベーション

2010-11-02 12:36:23 | ブックリスト
進路の仕事を今年からやっている。
「美術」と「進路」
「美しい物を相手に人の役に立つような仕事がしたい。」と
ふとつぶやけばダンナが「やってるやん。」
「まーそうやなー」というしかないが、、、。
(時々激しく美しくない場面に遭遇するが)

この夏から秋にかけて色々な学校(公立も私立も)
合同説明会などに顔を出した。
高校の先生は、まーなんとがんばってはることか。
合同説明会なんて紹介DVDはもちろんのこと
生徒会出演あり弦楽四重奏あり、先生と生徒のお芝居あり、
映像との合体のバラエティ番組風ありで
涙ぐましい、前向きさ、モチベーションの高さ。
こちらもおのずと感染する。

でも時々、「進学率を上げるために有名予備校の
授業の映像を流してます。」というケース。
ちらほら見受けられる。これってサテライト授業と
言うのよ。サテライトといえば昔、梅田あたりの
ビルの1階にガラス張りのスタジオがあり、
そこでラジオの生放送が実演されていた、、。
それをサテライトスタジオと言ったような記憶が
ある。

その他、あらゆる手を尽くして有名大学の進学率を上げ
クラブ加入率を上げ、体育祭の応援合戦や
文化祭を盛り上げ、朝夕に補習をし高校生を休ませることなく
いたれり、尽くせりで活性化し続ける高校という機能。

今時の高校生って疲れるだろうなと本気で思う。
わが身を振り返ってみれば
いわゆる「あっ勉強って歯が立たないんだ。」と
悟った瞬間だった。もう何にもやる気のない
燃え尽き状態だったような気がする。

もうひたすらだらだらしていたような気がするが
本だけは読んだよー。マンガから近代日本文学まで。
この時期がなかったら夏目漱石も太宰治も島崎藤村も
三島由紀夫も大江健三郎もヘルマン・ヘッセも
じっくり読まなかったかもしれない。

そんなに忙しい高校生が
日がな一日「なんで生きてるんだろう?」とか
「どんな大人になりたいか?」なんて
考えることがあるのだろうか?
人生のいつの頃に考えるんだろうか?
高校生の時しかないと思うんだけど。

ある私立高校に行って在校生が
「毎日の事をしっかりやってみようと高2の頃に
気がついた。」と言っていた。
えらいなー。それで十分じゃないかと心底思った。
なかなか悟れないよ大人になっても
「目の前の事をしっかりやっていこう。」なんて。

「君の中には眠っている才能がある」って
常套句は確かに授業の技としては時々使う。
でも「才能」がない人もいっぱいいるんだ。
という事をいつか気がついて
少しずつ毎日の事を手を抜かずにやっていこうと
思えればそれが幸せに近づく第一歩だと思うが。

「私はこうやって成功しました。」話ばかりの
進路なんてそろそろ見切りをつけて
自分の足元を固めるような進路を語っていきたいな。

学びのモチベーションを上げたあと
いったいどれだけ
それが毎日の生活の繰り返しとなって
生身の人間に根付くのだろうか?

てな事をたつるんの「知に働けば蔵が建つ」2005年刊を
今さら読みながら考えた。