遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

定番の日曜

2012-02-26 13:39:15 | 日々のあれこれ
月末の日曜日である。
朝から曇り空でしかも久しぶりに寒い。
庭の白梅はもうほころび始めているというのに。

朝9時からマンションの掃除

我が家の裏は道でその道を下っていくと自然と
バス停まで
徒歩2分、走って1分

便利と言えば便利

細い道ながら結構バス停までの抜け道として
利用する人は多い。

そのため、あまり物騒でもなく
人の眼に守られていると思っている。

しかしその道のマンションと反対側に
放置された(管理されていない)駐車場がある。

結構な広さがあり
バレーボールのパス練習
野球のキャッチボール
最適な広さ しかもアスファルト
ということは当然
中坊の格好のたまり場となる。

タバコの吸殻、缶ビール、コーラのペットボトル
カップラーメンのカップ、、、。
定番のごみが一定量貯まっていた。

夜遅くまで解散されないので
かなりの回数で苦情電話をされたようだ。
警察、その駐車場の持ち主。

10年あまりそのままになっていたのが
人間アクションを起こすと変わっていくもんです。
状況が。
駐車場入り口に工事現場によくあるような黄色と黒の
段だら模様の金網が設置され、
集まる回数や落ちているごみが格段と少なくなった。

それでもごみはたまるので1ヶ月に一度掃除する。

さすが真冬は落ち葉も少なくごみもすくなく
ほんの20分ほどで終了

その後歩いて10分ほどのイ○リスーパーの
朝市マルシェへ

今朝の獲物はすずき


    

一番元気よくはねていたのを「これ!」と指さして
お腹を出してうろこを取ってもらう。

電話で調理法を実家の母に聞くと
「冬のすずきは油が乗ってなくておしくない。」
そうかー。

海で産卵して川に戻ってきた痩せた
川魚を想像した。(すずきが海で産卵するのかは私は知らない。)

でもいいやぷりぷりの身はおいしそう。
刺身にして後は揚げ物にすることにする。

駅前の本屋でしこたま本を買い込み

スーパーで肉を買い込み

一週間の買いだめは終了した。

今日のお昼ご飯はマルタイの皿うどん




日本の二大知性の対話

2012-02-19 09:30:04 | ブックリスト
内田樹 中沢新一 の対談集を元に
した「日本の文脈」を読み終わる。



                



このお二人は東大の同級生で
共通の友達も多いと書いてあった。

人間本来の直感を養う教育をしなければならない。

教育にビジネスが入り込んではならない。

文化や土地の持っている力を
ないがしろにしてはならないと
いう事が書かれてあった。

今、原発は日本の中で2基を残して全て止まっているそうだ。
なんや、いけるんや!
全部止まってもなんとかなるんやと思う。
昔から原子力発電に関するポスターは全て勝手に
廃棄していた。
理由はわからへんけれど
原発によってできたごみが人体に害があるというのが
どうにも解せなかった。

この本の中に今までのエネルギーは全て
自然からの循環で産まれてきた物だと記してあった。
石炭にしても石油にしても、、、。

でも原子力はないところから無理やり取り出している。
自然循環の中に組み込まれていない所から出た
エネルギーは当然、害のあるごみを生み出す。
だから、あかんかったんや!
だから、なんや胡散臭かったんや。
この胡散臭いという感覚が大事やと書いてあった。

橋下のやり方にしても
今の若い人の中にはその表への出方だけで
「ああいうふうに若い人を集めたらいいんですよ。」と
本気で言う人がいる。
そこには何の文化も思想も考えもないのに。

深く物を考えたり、
深く感性を働かせたりする事を今の
若い人はしない。

この日本の二大知性を読んだ深く納得する。

渡り蟹の断末魔

2012-02-06 06:28:31 | 日々のあれこれ
先週の日曜日の朝10時
近くのイ○リスーパーの朝市に行く

店の前の駐車場に2時間ほどの朝市が立つ

野菜や果物が安い!

一週間分の生協で仕入れられない野菜や
果物を購入

ふと見る今朝は生簀が設置されていて
生きたお魚が見える。


のんびりマルシェで買い物といった
雰囲気が漂う。

まず、大振りな平目が眼に留まる。

2匹購入

あらかた買い物を終わり
つい甲羅の光の美しい渡り蟹に眼が吸い寄せられる。

「うーん。」これで濃厚なトマトクリームのソースで
パスタを食べたらおいしいだろう
と眼が釘付けになる。

まだ当然生きている。
悲しいかなはさみはゴムでぐるぐる巻きにされている。

買って帰って夕飯はネットで調べたレシピで
渡り蟹のトマトクリームソーススパ

蟹をさばくときに往生する。
往生してほしいのは蟹のほうだが
断末魔の叫びを上げながら
はさみを振り回す蟹に往生するのは
私の方。

食欲に負けて殺生する人間の
身勝手を許せよと心の中で祈るも
食物連鎖だからこれは当然の正しい
行為であるという気持ちが最後は勝つ。





シンプルな作りの渡り蟹パスタ
とっても濃厚な味で満足しました。

奇跡の復活

2012-02-05 16:50:06 | 美術
今日の朝、9時からのNHKテレビ
日曜美術館光琳の「紅白梅図屏風」の復元を特集していた。


          


森山知己さんという日本画家に
依頼して江戸時代の技法で紅白梅図を復元したのだ。


      


電子顕微鏡で中央の川面の水流がいかに描かれたかの
検証









私は授業でこの絵の文様は渋紙を切って型紙を
使った黒くしたと説明していた。
それが今までの定説だったらしい。

今回川全体にとても薄い銀箔を押して
その上にドウサで川の模様を描き
残った部分に硫黄の粉をまぶして
銀を黒化させたものだというのだ。

ドウサ、これも日本画をやっていたものにしか
解からない言葉の響き
いわゆる薄い膠液に明礬を少し入れた物だ。
膠で試したり豆汁で試したりしてみたが
やはりドウサが一番きれいにエッジが出たようだ。

気の遠くなるような薄い銀箔を根をつめて張っていく。
おまけに背景は金泊。画面全体が箔なのだ。
しかも私が使ったような分厚いやつではなく、
とてもとても薄い扱いにくい箔だ。

最後に白梅と紅梅を左右にたらしこみの技法で
描いて見事に江戸時代の紅白梅図が現代によみがえった。

見ていて不覚にも涙が出た。
どんなに気を使って作業をしたか、
どんなに大変だったかが何となく伝わってきたからだ。
それとなんて斬新ななんてモダンな画面なんだろう!
300年も前にこんな切り口の絵画が存在したなんて
日本人はえらい!
尾形光琳はやはり天才だった。

森山さんが水流を筆で描くところでおっしゃっていたが
実際の水を見てスケッチしているだけでは描けない。
やはりその勢いがいるそうだ。
下描きをしたり、型紙を用いて描いてはその勢いは出ないとのこと。

自然に眼を凝らしその水流の文様を感じとり
それを画面に再現できる。
そのことに感動した。

いい物を見せてもらった。

来週日曜日夜8時から再放送。
是非ご覧あれ!


日本酒の一日

2012-02-05 13:46:59 | 旅行
久しぶりに寒くはあるがきりっと晴れた休日
昨日、久しぶりに伏見桃山に赴く

カッパカントリー 醸造所見学会
及び色々なお酒をお料理とともにいただくという
企画に参加

送人数は60人足らず

4班に分かれて自由移動による
見学及び利き酒大会

私たちはC班
最初は御香宮の御香水をいただく
寒いのに水の方がぬるい
この神社の湧き水をいただいた人が
病が治ったということで
清和天皇がお認めになったとか、、、。


酒蔵の街中をぶらぶらして
         






懐かしい中書島近辺の疎水沿いの
酒蔵へ
ここは大学時代にスケッチで
通った思い出の場所


                





はじっこに長建寺という小さなお寺が
あった。
 
向かいには酒蔵の白い土蔵の壁が
そこをスケッチしたっけ、、、。


時間切れでカッパカントリーで




まず、五種類の利き酒
名前を当てるのだが
口に含んで吐くとといいと
言われたがなんだかもったいない気が
して飲んでいるうちに
どの酒がどれやらわからないように
なってしまいました。

次は大吟醸を作っているという
醸造場所の見学
めったに見られない杜氏の世界
やはり冬場にしかしないということ。
(当たり前か?!)
外と同じくらい寒い酒蔵へ
まさに生き物のように麹がぶつくさ
言っていた。

そこで出来立てのお酒もいただくが
もういけない酔いが回ってくる。

次にパワーポイントを使っての
お酒ができるまでのお勉強
伏見が灘に続いて日本第二の
酒どころだとは知らなかった。
西日本はお酒造りが盛んなんや。

京都の地下に水瓶が潜んでいるとは
しらなんだ。
灘や男酒
伏見は女酒
これはどこかで聞いたことがある。

やっと2時過ぎから酒盛り


                  



                      

料理は少量だが
熱々のがともされる。
これがうれしい。
こんなに揚げたてのてんぷらをお店で
いただいたのは久しぶり。

酒のビールから始まって
                 



大吟醸



や間酒やら

古酒やら
          




大吟醸やらいただく。
おまけに
日本酒ハイボールやゆず酒ハイボールまで




いやいい具合に酔っ払って帰りました。