遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

アフターケアー

2011-01-29 21:17:34 | 日々のあれこれ
忙しかった、、、。本当に。
気の張る仕事が目白押しで
何とかミスなく乗り切れた。
緊張が続くが「まーいいかー。」と見逃さなかった
ので万全の体勢が自分では取れたと思う。

そういう時に重なって娘の入試。
まー働くと言うことはそういう私事が
重なっても込みでなんとか乗り切れて
なんぼと言うもんだ。

今日も今日とて
最後の仕込みに出勤。
見届けて〆のお仕事。

暮れから我が家の音響スピーカーの
調子が悪かった。雑音が入る。
どうもスピーカーの中の布が
破れているようだ。

かれこれダンナが独身の時から四半世紀使用している
CDデッキとスピーカーだ。
私自身は音にはいたって鷹揚というか
解からないというかどっちでもいい派だが
ダンナはどうも音にうるさいようだ。
CDデッキも家のはCDを裏向けて入れる。
珍しいようだ。それでも今までは支障なく
機嫌よく働いていたが、
どうやらスピーカーの布はガタがきたようだ。

寝屋川の本社工場にタクシーで運びこむ。
たいまいのお金を払って布が張りなおされて
戻ってきた。

その間その工場が火事になったという記事を
新聞で見て我が家の骨董スピーカーも
灰となって消えたのかと心配もした。

何事もなかったように相変わらずの
音色を響かせるスピーカー。
今日も夕暮れ、掃除と夕飯の支度に
気合を入れるべく、「マンマ・ミーア!」の
サウンドトラック版を響かせる。

バーゲンで買った私の皮コート。
ふと気づくと左の袖のベルトがない。
機能的にはどうということはないが
どうも左右にあるものが左だけ
ないとカッコがつかない。

色々探したが見つからない。
バックルも金具と皮でコーティングした
物がしっかりついていたので
うっかり外れるとは思いにくい。
思い切ってB兄弟の店に電話した。
「自分のミスでどうやらなくしたようなので
その袖ベルトだけ購入できないか。」という
趣旨を電話で述べた。
後日電話しますという返事で、
数時間後に電話がかかってきた。
「新品があるので取り替える。」と
いう返事。
さすが、というかすごいアフターケアーというか
完璧な形でコートを着ることができるうれしさで
ほっとした。


アフターケアーも気持ちよくなら
気に入った物も長く愛用できるよね。

今年の目標~全てを楽しむ

2011-01-15 22:04:38 | 日々のあれこれ
 年始、いつも今年の目標を立てる。
 
 去年は
 ①家族揃ってできるだけ夕食を一緒に食べる。
  食事を大切にする。

 ②週間スケジュールをしっかり立てる。


 ①は時期的に全く守られない時期があった。
  具体策は朝夕食をほとんど作っていくということで
  対処しようと思った。

 ②はまあまあ実行できたかなといった感じ

 さて、2011年今年は
 少し考えていたが
 
 ①取り組む物事をできるだけ楽しむ
  仕事でも遊びでも
  
  そのための具体策はできるだけ事前に段取りをする。
  に尽きる。
  準備をおこたりなくするとなんでもスムーズに運んで
  うまく行く。段取りを事前にしていると余裕が生まれて
  楽しめる。うまく事が運ぶとスカッとする。ストレスがない。

 ②やることにミスが多いので確認作業をしっかりする。
  
  具体策は確認作業をする。に尽きる。

 ③時間の管理をしっかりする。
 
 ということで今年もがんばるぞー。

  仕事上でもっと具体的な目標も作ります。
  これは案外、1年経ってやり遂げるととても自分で「おー!」
  と思えます。

エンゲル係数の危険

2011-01-11 20:51:47 | 日々のあれこれ
今日は出張日
久しぶりに最初(30年前)に勤めていた職場の近くに行く

途中でお昼なので昼食を摂ることにした。

地下鉄の乗り換え駅で下車
時間がもったいないので地下の夜一杯飲み屋
昼魚中心の定食屋 

探すが「ない!?」

つい一昨年はここでお昼を食べた

でもない!

最近閉店したとの張り紙をやっと見つけた。
「ボトルキープしていた人はここまで連絡を。」
という張り紙を見つけた時は少し悲しかった。

地下から地上に上がる。

食べ物屋が入っていたと思われる雑居ビルが
ビル全体が変わっている。

まるで浦島太郎状態だった。

目だっているのは○ドナルドだけ。

何とか商店街の入り口の1階喫茶店
2階飲み屋の飲み屋のほうの定食屋に入る。

今日の日替わり 豆腐ハンバーグ カレー風味
ご飯に小さな味噌汁、サラダor野菜スープor煮物から一品選べる。
あまりの寒さに思わず野菜スープを頼むが「味噌汁があった」
でも良かった。温まった。これで750円なり

これってやばくないですか?
要するにみんな不況で食べ物を切り詰めてる?

○クロが減収で○ドナルドが増収

もう見栄を重視して中身はどうでもいいと状態になってないか?

昨日の日曜日もランチをしようと
東洋陶磁美術館の近くをうろつくと
980円のランチがあった。

鮭のあんかけ、お刺身少々、味噌汁、突き出し、サラダ
デザート、飲み物までついていた。
内装はモダン。食器は素敵。眼前は中ノ島。
これって安過ぎない?あきらか30年前なら2000円の内容。
30年で半分。食べ物のデフレは心底怖い。

まず食べ物ありきでしょうに。

ルゥ―シー・リィ―展なう

2011-01-10 12:54:00 | 日々のあれこれ
きれいに晴れた朝。
今日は東洋陶磁美術館にルゥ―シー・リィー展を観に行く。
どの器もすてきで 個性的でどこか日本的でプリミティブだった。

こけの生えたような陶器あり
お茶の道具に使えそうな器あり
抹茶茶碗のような物当然多数


それとインカ帝国の遺産のようなデザインあり

堪能した
あまりの美しさにストレスがぶっ飛んだ!


買い物~コート、パソコン

2011-01-06 07:20:38 | おしゃれ
お正月も過ぎて4日。仕事初めと思いきや
「やっぱりパソコンがいる!ウインドウズ7を買おう!」
と思い立って○バシへ。
選ぶポイントは
 ・ノートパソコン
 ・軽いかつ画面はワイド
 ・キーボードタッチがいい
 ・パワーポイントが使える

色々見て回ってめぼしい品を決めた上で
お腹が減っては決め手を欠くと思い上階の
うどん屋へ。腹ごしらえをした。

ということで
 NECのLavie にしました。

パソコンは素人なので詳しくはわからないのだけど
色、質感(陶器を買うのとちゃうんやから)からするとこれが良かった。
実はもう少し重かったらダークブラウンというのが
あった。これが渋くてだいぶ迷ったのだけれど
重いのは先々思いやられると思い、軽量のブラックを
選んだ。機能もLan使用可。ブルーレイも観れる。
ここで思ったんだけど漆調のボディってなかなか素敵。
本溜の漆で少しモダンな蒔絵なんて受けると思うんだけど
どうだろう?中身だけ入れ替えられるなんて長く使えると
思うんだけど。

外付けHDDも軽量が出ていてギガ数も大きい!
今使っているUSBも8GBなのにもうすでに一杯状態
500GBをダンナは薦めたけどこれまたデザインに
こだわってダークブラウンが売り切れで赤と青しか
残っていないので(鬼みたい)350GBで十分と購入。

やたら家のパソコンのウィルス状態が悪いので
ウィルスバスターの3年間を奮発して購入。だが、、、。


とここで物を受け取る前に
東洋陶磁美術館でやっている「ルゥーシー・リィー展」
へ行こうということになる。

駅前第○ビルなどを横目に歩いて向かう。
久しぶり!本当に2~3年ぶりにゆっくりこのあたりを
歩いた。途中で素敵なインテリアショップを見つけ
「後で。」とかB兄弟の店も見つけ、「今日から
バーゲン!」とお店の中を覗いたりとなかなか楽しい。

目指す東洋陶磁美術館は4日まで休館。
国立国際も同じく。
仕方がないので歩いて同じ道を帰り際に
もう買ってしまいました。
B兄弟の皮コート。
最近、ダウンに飽きたというか
「みんなダウンだし。」という気分。
自分が今着ているダウンコートが今一気に入ってないのと
黒の皮コートの肩の部分が擦り切れ気味でもう
ダメかなと思っていたので。
昔、クロエの茶の皮コートをバーゲンで買って
とても気に入って着ていた。シンプルなデザインで
ダブルで外ポケットがついていたのでついつい手を入れてたら
そのポケットの付け根から傷んできてついに破れた。

その記憶がその茶のハーフコートに向かわせたのだ。
素敵なインテリアショップのざっくりしたセーターも買って
しまった。
最近、私が30年前に買ったダークグリーンと黒のタータンチェックの
襞スカートを娘がはいている。
たいがい洋服は傷んだり着なくなったら捨てる主義だが
このスカートだけは制服のようなデザインで生地もよく
まったく傷んだ感じがしないので、ついつい今まで
生き延びてついに娘でよみがえったのだ。
こういうこともあるわな。
ここ最近○クロであまり衣類を買わなくなった。
ヒートテックの下着類はなかなか良いが
アウターに魅力を感じなくなった。
冬物は特に飽きの来ないデザインでいい物を
と私でも思う。年末近隣の百貨店を覗いても
私がいいと思う色のセーターは結構値が張っても必ず売れていた。
みんな本当にほしくていい物は高値でも買うようになったような
気がこの年末年始した。

余談だが、あの福袋と言うものが私は嫌いだ。
景品やただのおまけにろくな物はない。
ただほど怖いものはなしだ。
それと同じくあの年始の福袋も体のいい
在庫処分としか思えないのだが、、。
自慢じゃないが生まれて一度も買ったことがない。
これは完全におっさん体質やなと改めて思う。


でパソコンを受け取り洋々と家に帰り
セットアップもすんなりこなし
さてウィルスバスター機能して
パカススカウィルスを退治してくれて助かったと
思い気や今これを書いている朝に突然ウィルスバスターが
働かなくなった。やっぱりネットに繋いでユーザー登録
しなければあかんやろね。がっくり。
ネットに繋がないスタンドアローン状態で
使いたかったんだけどね。





食べ物が出てくるお話

2011-01-02 22:37:27 | ブックリスト
小説の中に食事場面が出来てくるのがやたら好きだ。
きっと食い意地がはってるんだろう。
「私、いやしいんだ。」と思っていたので
黙っていたがどうやら最近「それは健全なこと。」という
シグナルを受け取ったので

村上春樹の中に出てくる主人公がやたら男なのに
手際よく朝食や食事の準備をするのがいい。
詳しくはたつるんの「もういちど村上春樹にご用心」に
書いてあった。
だれかこの料理はこの小説のこの部分に出ていて
レシピ(2人分くらいの)と出来上がりの写真なんか
載せてムック本で出版してくれないかな?
飯島奈美さんなんかが監修してくれて。

昔そんな本があった。

作者は違えど 田辺聖子

「田辺聖子の味三昧」

この人も本当においしそうに物を食べている
所を書いてくれる。
まさに湯気がでそうな描写がうまかった。
みみゅうのうどんすきなんて田辺さんの小説で
知ってわざわざ食べにいったなー。
特に恋人同士が食べる場面でその間柄がすぐに
解かる。

供に食べるって本当に大事

一番好きな絵本作家~赤羽末吉

2011-01-02 21:58:56 | ブックリスト
子どもができて一番の儲けものは
絵本の世界と出会ったことだと言っても過言ではない。

いずれ絵本のことをまとめてブログに書きたいなーと
ぼんやり思っていた。
子どもも大きくなってかつて毎夜絵本を読み聞かせし
私の方が先に寝てしまうことの方が多かったのも
遠い昔。

これも「ほんの花束」で見つけた画集

「赤羽末吉の絵本」




最初の代表作「かさじぞう」







なんとも味のある「お月さん舟でおでかけなされ」なんて
何度読んだだろう。不思議な世界を和紙の貼り絵で
表現されている。

そして小学校の教科書にも載った
「スーホーの白い馬」     




子どもが習う前に
絵本で読んでいても最後には必ず涙声になっていた。
壮大な画面はやはり若い時に満州大陸で暮らしていた
経験から。そして戦後の大変な中で家族を連れて
引き上げてきた。絵筆を腰に巻き
「鳥毛立女屏風図」の写し絵を腹に巻き。

生死の境を自分の力で生き抜いてきて
スケールの大きな風景の中で生活してきた人は大きい。
佐野洋子にも通じるおおらかさだ。

絵巻物のような「だいくとおにろく」

本当に怖い「くわず女房」

あげるときりがないが我が家の本棚にもたくさん並んでいる。



保育園で見つけた。「おおきなおおきなおいも」




なんて楽しい素敵な発想なんだろう。
こんな絵本も作りはるんだ。

このおおらかさ。子どもに対する温かいまなざし。
品の良さ。斬新さ。誰にもまねができない個性。
すごい綿密な取材とスケッチと何度も作り直す
小下絵の積み上げで作りあげられていったというのが
解かる。
それも50代からのアメリカ大使館に勤めながらの
絵本作家活動の開始。すごい人やなー。
きっと物事を俯瞰できてしかも綿密に段取りを
立てられる人だから仕事でもいい仕事してはったんだろう。

25年くらい前に守口の京阪百貨店で原画展が開催されていた。
そこで観た原画のすごさは今でも脳裏に焼きついている。
原画はまとめていわさきちひろ美術館に寄贈された
ようなのでいずれまたどこかで観る機会を楽しみにしている。

美しいこと~赤木明登

2011-01-02 21:31:40 | ブックリスト
漆ということで年末
これも生協「本の花束」で紹介されていた本

漆の塗師の赤木明登さんがものをつくる人15人との
対話集をまとめた本

「美しいこと」
                     



最近美術館にも行けてないしせめて
美しい物に本の中でも出会いたい。
と思って購入。

私が知っているのは料理研究家の米沢亜衣さんくらいだったけど
読んでみた。

ものづくりに真摯に関わる15人の人たち。
とうてい私にはまねのできない生き方だなー。

その中で塗師など伝統工芸の師匠に弟子入りをしたときに
何を考えて制作していたかとかつての弟子に質問したときに
「何にも考えてなかった。師匠が考えていることを
ひたすら考えていた。」という答えがあった。
そうかいずれ独立していく人だから自分の作風なんかを
追求したいだろうにそうじゃなくてその間はひたすら
師匠ならこうするだろうという事ばかりを考えていたそうだ。
少し新鮮だった。

漆の器に興味があったのでその後、本屋で
「毎日つかう漆のうつわ」という赤木さんと
料理コーディネーターの高橋みどりさんの対談で
まさに漆の器入門書。



                       




まだ全部読んでないけれど
漆の制作過程なんかが大橋歩さんのカットなどで紹介
され輪島の街の漆関係のお店なども詳細に紹介されていて
楽しい本。
もう、よだれが出そうなくらい素敵な器や
デーブルセッティングの写真が満載で、、。

器と言えば陶器。
ダンナが買ってきたルゥーシー・リィーのかつて
日本で開催された展覧会の図録復刻版。








NHKの日曜美術館で放映されていたのを見た
けれど三宅一生がルゥーシーの陶器と出会って
実現された展覧会だそうだ。
もう、最初から最後まですごい作品で圧倒される
写真の連続だった。当たり前だけどどの作品も
品と個性と奥行きがある。作った人の人柄が出る。
さっきの弟子の話だけれど
ルゥーシーはウィーン生まれで
イギリスに渡って工房を開いた時
バーナード・リーチに教えを請うたようだ。
でも1年間しかもたなかったそうだ。
まれに見る神に選ばれし天才だったのだろう。
後日、リーチも彼女の個性を認めている。


物を作るって怖い。
どんな饒舌な言葉より本人を物語る。