遊びをせんとや

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この夏の学び その② ~世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~

2017-09-24 08:49:18 | ブックリスト
 というわけでその苫野一徳さんの講演会に行くときの最中に読んでいた本。

 山口周「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」


 ここに美術教育の意義が熱く込められている。

 美術によって学ぶことがとても重要なことであるということがわかる。

 人々が美しい物を観て感じることが世界を動かすことになる。
 世の中のリーダーとして、「真実、善きこと、本当に美しい物」を察知する能力が必要だということ。

 そのためには美意識を鍛えなければならない。
 そういうことが書いてあった。

 例えば物を売るにしても、どのようなデザインが売れているかリサーチするのではなく
 作り手が自信を持って美的センスの優れた物を売り出す。
 作り手が自ら世の中をリードする美しさを提唱するという考え方が主流になるという。
 今までのように安く、早く、たくさんの時代は終わった。

 本当にいい物を価値ある物を美しい物を大切にしようという感性を養う。
 そのために美意識を育てよう。鍛えようという。

 そんな中で出会った教育哲学の苫野さんの本

 「教育の力」
 

 そこには、「教育は福祉だ。」という一文が。

 全ての子供に良い教育をという概念が貫かれいる。
 本当に意味のある教育とは、、、。

 


 

この夏の学び その① ~過去の読書から~

2017-09-24 08:31:56 | ブックリスト
 かなりブログ更新滞ってしまいました。

 寄る年波で暑いのが年々ダメです。

 夏バテらしき身体のだるさと集中力の著しい減退。
 物がじっく考えられない。
 これが年々ひどくなる。根気も全く続かない。

 少し、涼しくなると霧がかかったような頭の中が少しずつ晴れて
 思考がよみがえってくる。


 ということながら暑さにボーとしながらでも
 直感で学びには突き当りました。

 まさにセレンディピティとしか言いようがない。

 今年の夏はある研修会をきっかけに学びのチャンスがありました。
 
 その時の講師は教育を哲学する苫野一徳さんでした。


 そこで、彼の著書を読んでみて思ったことは、、、。


 これはあの本の続きかもしれない。

 彼の本の中にも書かれていた。

 苅谷剛彦さんの「学力と階層」

 

 他人に貸したりしてたから、もうボロボロになろうとしている。
 付箋貼ったりしているが、どんなとこに貼ったかも本人忘れてるし。

 でもいたく感動した。

 生涯学ぶことの重要性と危険性を指摘されていた。

 過去の記事はこちら

 そこで学ぶことの意味を実例を挙げて論証した(?)した

 ハンナ・アーレント



 これは映画も観て以前ここにも書いた。

 ユダヤ人収容所の看守、アイヒマンは真面目に指示に従っただけだから罪はないという。

 学ぶ機会がなかった人には罪がないという。

 学ぶことの重要性をとても考えさせられた。過去の読書だった。