遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

図書館で借りて良かった本

2022-08-31 06:18:32 | ブックリスト
図書館には週に二、三回は行く。
駅近にあるので便利。
散歩にもちょうどいい。
夏の終わりに図書館で借りた本。
今回はどれも面白かった。

まず辻仁成の「真夜中の子供」


辻仁成さんのブログいつも読んでいる。
辻さんがやっとのことで日本のライブのために日本に帰国し、地元福岡中洲で撮影監督をされたいわばインディーズ映画のような映画。
映画の題名は「中洲のこども」
その原作となった本だ。何年か前に一旦映画を撮り始めるが頓挫したままだったのを再開したそうだ。
原作は一息に読んだしまった。すごくいい話だし、ビジュアルが目に浮かぶので映像にもなりやすいと思った。
でも中身はなかなか難しい内容を孕んでいる。
辻さんらしい子どもに暖かい視線を向けたヒューマンな内容だし現代の子供を取り巻く問題も含んでいる。
ストーリーもスピード感があり素晴らしい作品だと思う。

伊藤比呂美さんの「父の生きる」

これはお父さんの事が書いてあると思ったが、お母さんが先に亡くなって、一人残されたお父さんがいかに最後生きたかを描き切った作品。
これも読んでいて止められなくなった。一人の人間がどのように死に至るかを電話の会話を通して克明に描き切った作品だ。
この人も文章はいつも何だか引き込まれる。


高峰秀子のトンボの本シリーズ
どちらも楽しんで読めた。


オードリーヘップバーンがいかに普通のお母さんだったかを次男が書いている。
間に挟まるレシピがオードリーが実際に作ったわけではないが(多くは料理人がいた)彼女が熟知した家族にふるまった料理だ。
写真もふんだんに掲載されていて美味しそうな本だ。

というわけで結構今回借りた本は充実していた。

最近の自分の本棚について

2022-08-30 06:08:00 | ブックリスト
何かのお片付け本に書かれた内容で「本にも旬がある。」という一文が印象に残っていた。

ちょっと前までほ「本は取っておこう。図書館のような家が理想。」とか思っていたけれど
ふと「あと30年生きるとし、本を読めるのは25年程度。この本をもう一度読むだろうか?」と考えた。
私は集中力はないし、同じ本を読み返すのはまれだ。よっぽど気に入った本は大切にはしたいが、、、。
図書館で借りようにも新刊はすごーい予約数。1年くらい待たなければならない本もある。
でも話題の本で自分の感性にピッと来た本はすぐに読みたい。それが旬。
ということで、4月以降、本を購入するのは楽天のポイントを利用していた。
新刊も読みたい本はそのポイントで購入。
そして読んだら家族に読みたい人は早く読んで。と声をかけ、売ることにしたのです。
いつも買う書店で。送ったりネットで手配しなくていいのでお手軽。査定は2~3日のうちに電話がかかってきます。買取金はそれから2日後くらいには指定銀行に振り込まれます。振込料金は書店持ち。

最初は5冊1080円。

査定は基本、初版で出版3ヵ月以内なら3割。
3年以内で1.5割、5年以内で1割。です。

2回目は購入した本もすぐに読んで計8冊ほどで
2770円。この時は「新しいきれいな本をありがとうございました。」と言われた。

3回目、文庫4冊、ムック本1冊、新刊5冊で計2310円。
そこには

この本も

この本も。この本は娘と旦那と私が読みました。

読みたい本をポイントで購入し、3ヵ月以内に売る。
そしてまた買う。真新しい本を装丁も楽しみながら旬の本を楽しんで循環するというのはいいと思う。

出版5年過ぎた書籍は図書館に寄付。この夏どれだけ寄付したか。

古い漫画や雑誌は潔く資源ごみの日に出しました。

自分の本はこの方法で3分の1程度処分できました。
本を読むのは大好きなので買ったらかたっぱしから読んでいきます。
図書館でも借ります。
幸い時間は存分にあるので、、、。

この方法だと本棚の整理も進み、本の流通も風通しが良くなりました。


アクトレス ~女たちの舞台~ 

2022-08-29 06:38:13 | 舞台、映画、DVD
もう少しで夏休みも終わる日に映画を観ようと先週久しぶりにAmazonprime
ネトフリは娘の都合で今のところ観られない。

選んだ映画は「アクトレス ~女たちの舞台~」


主演ジュリエット・ビノシュ
この女優さん大好き。オドレイ・トトゥとかフランスの知的自然派女優。

年齢を重ねた女優その事を正面から伝える映画だった。
2時間余りだったが、最初はどうかなと思って観始めたが、すごーく面白かった。
出ている女優陣がすごかった。
まず主役は私の大好きなジュリエット・ビノシュ
古くは「イングリッシュ・ぺイシェント」

若い頃もキュートで美人だったけれど
年齢がいっても自然体で無理にダイエットもしないと言っていた。

そのままが生かされたジョニ・デと共演の「ショコラ」
豊満が姿のまま凄く魅力的だった。

彼女の役は大女優マリア。かつて自分の才能を見出してくれた老戯曲家が亡くなって替わりに表彰式に出席すべく、スイスを訪れる。
その戯曲のリメイクを舞台で上演する話があり、主人公ではなく彼女の年かさの相手役。

マリアの有能な秘書ヴァレンティ―ノ役のクリステン・スチュワート、この人がまたいい。
案の定この役でセザール賞をアメリカ女優で初めて獲得する。
色気のない役なんだけれど上手い。


リメイクの舞台のかつての主役を演じるのは若手の女優役ジョアンをクロエ・グレース・モレッツ。

この写真は定番ハリウッド娯楽映画の象徴として出てくる映画の一コマ。
どこかに観たと思ったら吸血鬼映画モールスのあの吸血鬼役の女の子

このポスターも素敵

ちなみに私娘に映画館に連れていかれてあまりに残酷な場面の連続に途中目をつぶってました。
この人も若いのに上手い。

上手いの三段重ねなのだ。
しかも自然。

この映画の見どころはもう一つスイス山岳地方の山の風景


スイスにかつて団体旅行で行ったけれどこんなに美しいとは、、、。
サンモリッツとか。

戯曲は「マロ―ヤの蛇」マローヤの蛇はスイスの景勝地シルス・マリアのに表れる雲。まるで山の間をくねる蛇のような雲?霧?

ちなみに写真はWebでお借りしました。

この映画でもジュリエット・ビノシュは惜しげもなく全裸も辞さなく演じ、その年齢相応の肉体がなんだかとても良かった。
つくべき所に贅肉が付きそれを隠さず、しかも魅力的に見せている。途中からのベリーショートの髪型も清潔でマニッシュでとても似合っているし映画のストーリーに沿っている。洋服のセンスもよく、ゴージャスな舞台挨拶衣装やスタイリッシュな舞台衣装はシャネル。

リハーサルの時にジョアンにアドバイスしたマリアに対して切り返したジョアンの残酷な言葉を衝撃を持ってでも素直に受け止めたマリア。ということで劇中劇でよくある女優が女優の役をやるというパターンと思いがちだが、なんとも見どころも多い映画でした。

ちなみに娘は映画館で観て、Amazonprimeで二回観たそうです。



国の家計簿 我が家の家計簿

2022-08-28 06:57:15 | 日々のあれこれ
元首相の国葬問題
新聞に費用が2億5千万円と載っていた。
全て国民の税金から支払われる。

よく考えてみたら日本の国ってひょっとして無い金をあるように考えて回しているのではないんでしょうか?
金融の事は全くの素人です。
でも昭和のいつの頃から我が国は赤字に転落したのではなのでしょうか?
国債を発行することで国民から借金をしているというイメージが私にはあります。
その赤字が大きく膨らんでいるのは怖いくらいではないのでしょうか?

そんな赤字の中で全部、国費?
どうしてお金持ちの元首相のいた政党で賄えないのでしょうか?
国葬と言う形式はどうでも私はお金の出どころが問題だと思うのですが。
しかも間に企業が入りまたその企業が儲けるのでしょうか?
もうその図式は勘弁してくれという感じです。
まるで時代劇みたいな図式でないですか?「わかっておろうな〇〇屋」みたいな。
あのような亡くなられた方をされた元首相はお気の毒だとは思います。まだ年齢もお若いし。
国の家計から考えたらもうお金はないのです。

今年もあと4か月。
我が家の家計簿もどうやら赤字になりそうです。
でも今月の食費がなんとやっと10万円を切りそうです。
エンゲル係数の高い我が家。外食は旅行の時や人と会う時は娯楽費に入れてます。子供たちが来た時は奮発するので教育費に、お客様が来られた時はかかった分だけ交際費に、用事でどうしても外食になる時は食費に。
どうしても紅茶、コーヒー、メープルシロップ、ミックスナッツ、アロハポテチなど嗜好品はこの品でないとという感じで割高なのはわかっていますがこれも人生の楽しみ。果物も譲れません。それ以外はそんなに贅沢品を食べているわけではありません。ペットボトル飲料やジュースなどは全く買わないし、食品ロスもありません。お取り寄せもしないし。
今月食費が減ったのは私の飲み代が減少。量が減ったのとお祝い返しの品に日本酒などを頂いたので。先月まで私のお酒代だけでも2万円近くかかっていた月もありました。それが半分以下に。それと旦那が体重が増加傾向になったので夏場の定番アイス(モナ王とパルム)お昼のソーメンを止めて食べる量も圧倒的に少なくなってきました。それだけでかなり食費が減りました。
衣料費も激減です。タオルや寝具なども衣料費ですが、タオルを来年分をセールで購入し、後は定番白Tを来月購入する予定です。
これは予定通りですが昨年の5分の1以下です。
光熱費は使っている量は減ったのにも関わらず光熱費代の値上げによって払う料金は増えました。
それでも全体はどうやら赤字になりそうです。
原因は旅行だわかっているのですが、これは行きたかったので良しとしてます。

昨日の昼食 フレンチトーストが美味しかった。

前日余ったブロッコリーとベーコンにソーセージを追加してフィリングにして焼いたオムレツ(卵の量が少ないのでこうなった)
ちょこんと乗っているのは厚揚げを半分に切った物。食べたかったフレンチ・トースト。トマト、キュウリ、アイスティー


晩御飯は2日前に天ぷらをしたのでその時に素揚げしてつけておいたうおぜの南蛮漬け。すごーく美味しった。
旦那が火の通してなすびが食べれるようになったのでなすびのお味噌汁。でも味噌汁に入れてくれるなと言われた。
焼くにはいいそうだ。なんやねん!お味噌汁に入れたなすびが一番美味しいのに。






降圧剤をやめましょうか ~ほっとするホームドクター~

2022-08-27 07:19:00 | 日々のあれこれ
水曜日に降圧剤が無くなりそうだったのと人間ドッグの結果が来たのでそれを持ってホームドクターの所へ。

血圧は休みの間に上が100を切り、下が60台と言う日も多くなってきたので、人間ドッグの結果を持っていくと「一応薬は出しておきますが、薬止めてみましょうか?それとコレストロール値の値が高いのは善玉も悪玉も高いので心配ないです。」とのこと。ほっとした。薬を飲んでいてもひゅっと血圧が上がる日があった。そんな日は心配事が起こった日である。「気持ちが弱いんでしょうかね?」と聞くと「自律神経の関係です。」と言う事。なるほど、暑さに弱いのもそのせい。年齢と共に環境や物事に変化に影響を受け易いということね。
今年は悪玉のコレストロール値が上がったので心配していたが、これは母親からの遺伝もあり、しょうがないのである。
そこでその数値だけ見てコレステロールを下げる薬を出さないのがこの先生のいいところだ。
母親は随分若い時期から飲んでいた。「頭が溶ける。」と言っていた。なんとなく認知症になりやすいような気がする。
気がするだけだけど、、、。

職場のすぐ近くの医院だけど、すごく親身になってしかも論理的ではっきりしてるから旦那ともども気分よく通っている。
すごく安心。

ということで、降圧剤を止めて3日間。
やはりじわっと血圧は上がるが、上が120下が85くらいなのでこんなもんかと様子を見る。

仕事も始まり、秋は結構毎日出勤するようになる。

あんまり飛ばし過ぎないようにと職場の同僚に言われる。

色々2学期始めは忙しい。

夏場に十分休養したし、リズムを作って私なりに頑張ろうと思う。
自律神経を整えるストレッチとかヨガをYouTubeで検索してみる。結構あるのでやってみようと思った。

ある日の晩御飯

豚の冷しゃぶトマト、オクラ、サニーレタス、胡麻だれ。小松菜炒め、糠漬けキュウリ、玉ねぎ、ワカメ味噌汁。
赤ワイン。

昨日の晩御飯

焼き鮭、ブロッコリー、ベーコン炒め(これは多くて食べられなかった)キャベツ、人参、ワカメの味噌汁。
大根おろしジャコ、キュウリの糠漬け。日本酒。





上方歌舞伎会公演  ~大阪南の1日~

2022-08-26 06:56:43 | 歌舞伎
これも久しぶりに国立文楽劇場に上方歌舞伎会を観に行く。

この公演は関西(上方)の若手役者の勉強会で平成2年から国立文楽劇場で開催されていたもの。
「伊勢音頭恋の寝刃」が観たくて行くことにする。

まずはホームドクターの所へ。その話はまた後日。
そこから地下鉄で南へ。
まずは腹ごしらえ。兼ねてより食べたかった「丸亀製麺」の冷やしうどんと竹玉。
夏になると無性に食べたくなる。「丸亀製麺」意外に近くにないのよね。
難波で降りて、心斎橋のOPAまで歩く。
「ああこの辺で若い頃よく遊んだなー。」とアメリカ村に続く通りを眺める。日航ホテルのレストランでもよく食事をしたものだ。

OPA地下二階にフードコートがあり、そこに目指す「丸亀製麺」があった!
勇んで「冷やし掛けうどん」と「温玉と長茄子と磯部揚げ」とチョイス。
嬉しかったのは冷やしう掛けうどんに小があったこと。小、並み、大と三種類から量が選べる。
長茄子の天ぷらなんて大きかったので小がありがたい。
全部で590円。安!


セルフのお水を取り、たっぷりネギとおろし生姜を乗せて食べる。
うどんに腰があり美味しい。麺の中の塩分が多いのはしかたがないと。
お出汁も若干甘味が薄く塩辛い。これも四国うどんの特徴。

正午前のフードコートには平日なので勤め人の女の子や男の人がちらほら。
女の子はうどんを食べている人が多い。

こじゃれたカフェもいいけれど日常のこういう風景もいいなーと思う。食べたい物を食べたい量だけ。
合理的だ。

そこから歩いて日本画の和紙を買いに難波へ。
ネットで調べた生(ドーサを引いていない和紙)の雲形和紙を購入し、地下を歩いて国立文楽劇場へ。


開演を待っている間に関西の各企業から寄贈された緞帳の紹介がある。

 


  


日本の織物は美しいと改めて思う。上品な古典的な色合いで良かった。

そして定式幕
 

皆さん頑張って力演でした。
中々面白かった。

ロビーに出ると

文楽の頭も大きなマスク


懐かしの食い倒れ人形 太郎と言う名前だんたんだ。

この日もソロ活でしたが、何だかとても懐かしく楽しかったです。

夏の終わりの湖東 ~塔本シスコ展滋賀県立美術館、セジール~

2022-08-23 07:03:13 | 美術館、博物館
日曜美術館で放映されていた塔本シスコ展、是非観たいと思った。
九州八代生まれの91歳まで精力的に絵画を描いた女性。
旦那さんに先だたれ、苦労の中から「描く」ことで生きる希望を得ていた人だ。

東京世田谷美術館、岐阜美術館、そして滋賀。

楽しみだった。


思った通りおびただしい作品の数だった。
そのどれもが喜びに溢れていて「こんないきれいな物を観た。」「こんなに楽しい事があった。」の画面だ。


 

   

 

私の息子が産まれた年(阪神淡路大震災)のクリスマスの時期の大雪の日の絵
  





  

色が多彩で美しい。濁りのない色。ゴッホにも通じる。

ベニヤや段ボールに描いた作品もある。

平面絵画だけでなく
人形を作ったり


陶芸作品やそうめんの箱やガラスのボトルやしゃもじに描いた物もあった。

着物を縫ってそこにアクリルで描いて着たそうだ。

凄いエネルギーだ。
表現したいという感動が素晴らしい。

娘さんを50歳で亡くされた時は何日も寝込みはったそうだ。

そんな時もきれいな花を観に行こうと息子さんに誘われてそこでの感動を絵にすることで復活された。

そんな風な感受性を持ち続けることが大切ね。

閉館時間前1時間を切っていたので常設展は観ないで美術館を後にした。
降った雨に濡れて美術館の回りは緑がしっとりしていた。それにしてもいつ来ても気持ちのい美術館だ。

夕食は娘が予約してくれた。セジールというレストラン。

お肉やさんが隣にある

国道沿いにある素敵な建物。

まずは前菜を選ぶ

牛のトリッパと果物のドレッシング
トリッパは牛の胃、煮込み料理で食べたことはあるが、こんなにはっきりした形状の物は初めて。
薄い塩味で弾力があってあっさり美味しい。


夏野菜のモッツァレラチーズ焼き


ミネストローネスープ
トマト味が勝ってなくてでも濃厚。

飲み物は私はスパークリングワイン

旦那は赤
娘は緑茶

その間にお肉を選ぶ

熟成肉を二種類選ぶ ロースとランプ


炭火で焼きあがった物はこれ

しっかりお肉の味がした。

私が赤をもう一杯

出てきたフォッカチャのパンも美味しく堪能しました。

店内はそんなに広くはないが、すごくインテリアも落ち着いていて気分が良かった。










夏の終わりの湖東  ~佐川美術館、ラコリーナ~

2022-08-22 08:42:09 | 美術館、博物館
大雨が降って、だんだんと涼しくなる気配。クーラーを入れる時間も短くなっている。

ピカソ展を観に行こうと湖東へ出かけた。
ちょうど娘と真ん中で待ち合わせ。車で来てくれた。

守山の駅で待ち合わせて、佐川美術館へ。
滋賀県の美術館、博物館は面白いところが多いが、足の便が悪い。
この佐川美術館も何度か訪れたが、バスの時間を注意しないとえらいことになる。

 
水が回りを流れていて、幸いにも雨もすっかり上がり青空が広がっている。とても気持ちのいい風景。


イスラエル博物館所蔵 ピカソ~ひらめきの原点~を観に行く。

時間指定のWeb予約で、予約初日に勇んで予約した。日曜日なので、やはり混んでいた。
この美術館でこれだけ人が混んでいたのは初めて。

エッチング、リトグラフ中心の多数のピカソの作品。
ピカソの発想の道筋を探る展覧会だった。

いつも年若い女の人に恋をして、ミューズに導かれるように制作していたんだなということも改めて解った。
「ゲルニカ」の作品もこの中から生まれたんだ。

90歳近くなっても衰えない創作意欲。表現したいというエネルギーがほとばしるように感じられる。
生きるエネルギーだなと思った。

残念ながら写真撮影は不可だった。

ピカソ展を観た後すぐに夕食に備えて早めに昼食を取っておくべきだと思ったのでカフェに入る。
メニューは少なかったが、
私と娘は冷麺、トマトソースを掛けて美味しかった。

旦那はミックスサンドイッチとイノダのコーヒーセット。


佐藤忠良の彫刻を観る。
先月、いわさきちひろの作品を観たので同時代の風を感じる。
誠実でつつましやかで爽やかで暖かいまなざしで制作された作品。
昭和30年代~40年代の時代は果たして今よりいい時代だったんじゃないだろうか?
不便で物の選択が少なくて貧しい。

最後に十五代楽直入のお茶碗を観て美術館を後にする。
2018年のフランスRAHU茶碗の白地に青の釉薬の美しいお茶碗が好きだ。

この一番左下
写真はHPよりお借りしました。

楽茶碗の展示館は自然光をほぼ遮断し、人工の照明がすごく絞ってある。昔ほの暗い茶室でお茶碗を扱ったんだなと思える。
何だか落ち着いた。
ロビーには自然光が、、、。


次の美術館へ行く前に以前から訪れたかった所へ娘に連れて行ってもらった。
琵琶湖湖東と言えども結構広い。
30分程度車を走らせたら着いた近江八幡たねや、クラブ・ハリエのフラッグシップショップ、ラコリーナ

まるで遺跡のように建っている。
藤森さんの設計。建物を見るだけでも面白い。
駐車場に車を入れるまでに時間がかかるとHPには書いてあったが、行ってみると空きは見つかり、スムーズに駐車。
でも建物の中は激混み。
2階のカフェは階段の下まで人が並び、アイスクリームを買う列、焼き立てのバームクーヘンを買う列。

天井が面白い


旦那がさすがに和菓子の詰め合わせを買う。
娘もお土産を買う。
私は猫に小判状態。
壁に飾られたお菓子の型


突き抜けて外へ出てフードコートで旦那は待望のかき氷、私は出来立てバームクーヘンとアイスコーヒー、娘はサイダー。
庭を囲む回廊のベンチでしばしお茶。涼しくていい気持ち。

フードコートの向かいには巨大なバームクーヘン型の建物が。新しい売り場を建設中。

この写真の左奥です。
カステラの販売所、カフェもあります。激混み。


中庭?のようになっているところは稲の水田は子供が喜ぶようなトトロが出て来そうなモニュメントが点在。


バームクーヘンの間から顔出し。

 
田んぼには塩辛トンボが飛んでいました。

ここも混んでいたが座って物は食べることができる。

満足して次の滋賀県立美術館へ向かう。
再度守山を通りすぎて草津へ。









おいしいごはんが食べられますように とんかつQ&A ~裏表に読める2人~

2022-08-21 07:05:07 | ブックリスト
なんか読む物がないかと旦那の本棚を漁っていると今村夏子の「むらさきのスカートの女」の文庫本を見つけた。
以前の芥川賞受賞した作品だ。
読んでみたら何だか今まで読んだことがなかったような読後感でシュールである。
ある意味SF?って感じ。筒井康隆を読んだ時と似ている。

それから「星の子」図書館で「あひる」「木になった亜沙」を借りて、立て続けに読んだ。

楽天ポイントが入ったので、以前から読みたかった高瀬隼子の今期芥川賞を取った「おいしいごはんが食べられますように」を新聞の
書評欄に載っていた時から気になっていた。

娘が持って帰ったのでネットから写真はお借りしました。面白かった。
現代の人間関係を上手く表現していたと思う。あるあるって感じ。

その時に同時に買ったのが今村夏子の久しぶりの新刊
「とんこつ Q&A」なんじゃこの題名は?と思ったけれど、またまた出会ったことない感覚で感心した。


思えば同時に今村夏子と高瀬隼子を読んだことはとてもラッキーだったと思う。
まるで立場の逆を書いているからだ。

その場でまっとうな行動や対応ができない人と何とかそこをクリアする人との対峙。
対応ができないくせに正義感だけはあって「自分は正しい。」と動こうとうするけれど結局行動できなくて無責任になってしまう。
片や起こった物事をどうしたら解決できるだろうと何とか考え最大の行動を起こして何とかする人。

自分はどっちだろう。と考えたがどちらの場合も私にはあるなーと思えた。

全く反対の角度から人間を描いて凄い作品だと思う。


年齢にあった食べ方 ~自分の身体との付き合い方~

2022-08-20 06:18:05 | 日々のあれこれ
7月予定満載で遊びまくって、色々なところに美味しい物も食べに行ってという日々が一日置きにでも続くとやっぱり胃腸の調子が今一になる。
なんだか胃がもたれる。お通じが毎日ない。私は結構規則正しく便通がある方で、便秘とは無縁でした。

ということでお昼に外食でランチに行ったり、人を招いたランチの後の晩御飯はアルコールも含めてほぼ食べない。
旅行の間はどうしても夕食に重きを置くのでお昼はカフェですますなど。

8月に入ってかなり食べる量を調整したあとで、お盆あたりからお通じも戻り胃腸の不調も無くなりました。

簡単なストレッチとダンベルは続けていました。
それも今日は疲れたなと言う日はなしとかストレッチだけとか、無理をしないように。

便通が戻ってくるとなんと痩せたのです。
毎朝、起きたらトイレに行って体重は計るのですが、一息に48㎏台に落ちました。
これは嬉しかった。
決してひもじい思いをして食べるのを我慢しているのではなく、食べたい物を食べ過ぎないように気を付けて食べていたら、自然と身体が必要とする量に落ち着いて、適正体重になったという訳です。

家族がいるとどうしても習慣的に三食食べるし、その事も大事だけれど、自分の身体に聞いてみて「夕食はいらない。」と言う日もありです。

最近のお昼ご飯

私は主食に南島原のそうめんを食べてます。
ほぼ残り物と目玉焼きと野菜炒め、冷ややっこ

その日の晩御飯

冷凍カレーを解凍してとんかつを揚げてカツカレーとキャベツの千切りとトマト


別の日の昼ごはん、厚揚げ、だし巻き、サラダ、ソーメン

その日の晩御飯

残ったお刺身、台無しキッシュ、鱧のお澄まし、トウモロコシご飯

ちなみに今朝の朝ご飯

アイスカフェラテとフルーツの盛り合わせ(今日はスイカ、巨峰、バナナ、なし)にヨーグルト、メープルシロップ、カシス濃縮シロップがけ)いつもこんな感じ。