遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

阪急梅田 アートフェア―

2024-05-31 07:09:10 | 美術館、博物館
新聞の夕刊に桝本佳子さんの陶芸作品が掲載されていた。
陶芸なんだけれど、オブジェ。
蛸が巻き付いた壺とか、亀と一緒に甕があるとか。器と生き物や他の物が合体している。
少しくすっと笑える大きな作品。
是非実物を観たいと思っていたらちょうど始まった。
お茶のお稽古の帰りに傘を忘れていったし、その日は実家の母の整形外科の薬を取りに行く、ケアマネさんの訪問、歯科通院と三つの用事があったので、そのついでに寄る。

まずは傘をゲットして開店直後の阪急デパートに。入り口にかなりの人が並んでいる。これはこの日から始まるアートフェアを目指してではなく、インバウンドの買い物客がほとんど。その証拠に店内のティファニーの入り口に怖いほどの列がまたできていた。
各ブランドの入り口に並ぶのだろう。恐ろしや、円安。

アートフェア―の情報は

HANKYU ART FAIR 2024| 阪急うめだ本店 | 阪急百貨店

阪急うめだ本店『HANKYU ART FAIR 2024』は、5月8日(水)から開催。“アートと暮らすことが、当たり前”になり、現代アートの魅力をお楽しみいただけるように。そんな願いを...

阪急百貨店

 


9回のギャラリーを中心に現代作家の平面立体面白そうな作品が並んでいた。
無料というのも嬉しい。

桝本佳子さんの作品も沢山あった。

彼女の作品と壁にかかっている平面のリトグラフとかがコラボしていてそれも面白い。
 
   
     


この浮き輪が可愛い。


ビリケンさんとロケット壺。


色と形が絶妙にマッチしている。

茶道の床の掛け軸と花器やお道具と相通ずるものがある。


この竹のワインスタンドも面白い。




こんな作品や

 
配材を利用したちょっと変わった作品や、、、。


面白い作品が多数。


残念ながら、15分しか時間がなかったので堪能するまではいかなかったが、なかなかエネルギーを感じる作品群だった。


しばし、開店時間を待つ間の都会の風景。
久しぶりだな。


  

久しぶりに作ってみました数寄屋袋

2024-05-30 07:01:26 | ハンドメイド
茶道のお稽古に行くようになって懐紙、お扇子、菓子切りなどを入れる袋が欲しいと思った。
みんな持ってはる。
ネットで調べると数寄屋袋という物みたい。
手持ちの和の生地を漁る。
30年以上前に買った金襴緞子の生地が二種類あった。
きっと日本橋かなんかでお雛様の着物の生地の余りかなんかで安く売ってて、買って額装したあまり。
だから中途半端に切れている。

足りないところは赤い生地を繋いだ。
ネットの動画を見ながら。キャン★ドゥでマグネットホックを買ってきた。これがまた大きすぎた。
二種類あったのに、、。

裏生地は母の色無地の残り裂を使うことにした。
出来上がったのはこれ。

裏生地は木綿にするべきだったなと思う。なんだか絹だったらふゃふゃする。

こんな感じ。
でもなんとか出来上がってほっとする。
久しぶりのハンドメイド。
数寄屋袋買えば3000円くらいはする。できは今一であるが、なんとか使える。
扇子入れも作ろうと思う。

昨日の晩御飯は鶏モモ肉の塩コショウシンプル焼き、トマト。茗荷、シラスの酢の物。小松菜とじゃこ天の炒めもの。豆腐、キャベツ、もやしのお味噌汁。

庭の紫陽花 

2024-05-28 07:13:58 | 日々のあれこれ
雨である。
夜半にすごい雨音。
蒸し暑い

今年は庭の紫陽花が沢山花をつけている。
我が家の紫陽花は額アジサイ。
何とも心もとない薄い色


頑張ってどの花も首を伸ばして陽を浴びようとしている。
うすい色も一興かな?
私が春ごろ、下の枝を少し切って剪定したくらいで肥料も何もやっていない。
健気である。

花ごと切って家の中にも生けてある。
不思議な物で同時に色づく。

昨日の晩御飯。焼き鮭。キュウリ、シラスの酢の物。ポテトサラダ。キャベツ、もやし、豆腐のお味噌汁。

月末、今月はすごく食費がかかる。緊縮財政。


親との付き合い方 ~三歩下がって二歩進む~

2024-05-27 07:26:00 | 介護
週末、息子と旦那と一緒に実家へご飯に行く。
買い物をして、「行くから」と前日に連絡しておいたのにも関わらず、「えっ来たん?」と言った感じですでに晩御飯の準備を始めているところだった。
この日はデイサービスがある日なので結構母も疲れている。
料理をバトンタッチをして買ってきたお刺身を切ったり、お汁を作ったりする。
晩餐。


先週末は娘が一緒、この週は息子が一緒。できるだけ、一緒にご飯を食べるようにしたい。
それが、一番喜ぶからだ。
お昼はデイサービスでは誰かと一緒にしゃべりながら食べるから楽しいと。
弟は仕事から結構すぐに帰ってくるが、母の食事時間が早いのでほぼ平日は、晩御飯は一人である。
いつも同じ話をするが、それもしかたがない。
買い置きしてあったパックご飯がかなり無くなっている。この日もご飯は炊いてなかったので、だんだんご飯を炊くのもしんどくなっているような気がする。疲れている日は私が料理をしてもそんなに抵抗しない。
やっぱり、少しずつしんどくなっているのかな?

この日はきれいに散髪していた。自分で電話で予約して美容室へ行ったようだ。
良かった。

昨日の我が家の晩御飯は実家へ買って行って重なった締め鯖、レタス。そら豆煮。ほうれん草の胡麻和え。長芋、お豆腐のお味噌汁。
お昼が月命日のお詣りでハンバーグを作ったのでシンプルあっさりメニュー。



お茶のお稽古と息子のパスタ

2024-05-26 06:51:50 | 日々のあれこれ
月末結構忙しくなる。
週末のヨガから次の日は茶道のお稽古。
2回目。月一というのが私にはちょうどいい。
午前中に一応復習していく。
頼んだお道具もすでに使ってお稽古。
この日は流派の家元の方が来られて色々教えていただく。
単衣の結城紬もどきと羅の葡萄柄の帯。
結構この着物は褒められる。

衿も抜けてるし、帯も上手く結べた。帯締めは今一。でも長襦袢の衿が見えてるなー。

長時間のお稽古でも着崩れることはなかった。良かった。
お茶のお稽古が夕方まであるので息子に買い出しも含めて頼んだ。

帰宅すると蟹パスタ。サラダ。

蟹がお買い得になっていいたみたいで久しぶりに蟹の身とエビがたっぷり入ったトマトパスタを食べた。
美味しかった。サラダのドレッシングもいい感じ。
これと何故か鱧とほうれん草のお吸い物。
誰かが作ってくれる晩御飯もいいもんだ。
息子は近くの友達とお互いに家を訪れて家で料理をしてお酒を飲むのが楽しいと言っていた。
息子の作った煮物を美味しい美味しいと言って平らげたという話だ。


ネットオークションで買った藤模様の袋帯

2024-05-25 07:07:03 | 着物
ネットオークションで私の目についた袋帯。
好きな色、好きな柄。控えめに全体にかすかに金彩が入っているのも今まで持ってない袋帯。

ただし、この柄4、5月期間限定。
故に、全く入札がないまま、私が入札した。
初バイセル。
届いてみれば、全く汚れなし、痛んでいない。締め跡がかすかにあるくらい。
しかもそんなに重くなく、柔らかい。説明にセミフォーマルとあったが怖いくらいイメージの帯だった。

これで送料込みで4170円。

私は4枚の色無地を持っている。
母から受け継いだ茶。母は「いい色やろ。」と言うけれどこの色は難しい。小紋のような地模様がある。
義母からライムイエロー。これは春先に着てみたいと思った。珍しい枯山水の庭の石のような地模様。
2枚とも胴裏が全体的に薄く茶色くなっていて、私が着て終わりかな。
友達のお母さまから譲りうけた金、銀グラデーション。これは何回も着た。胴裏も真っ白。
あとは私が若い時に作ったサーモンピンクの鮫小紋。これは今は色的に着れない。
これらの着物に私の唯一持っている絢爛な袋帯は少し大げさすぎる。ということでこの帯どれにも合う。

ただし、やはり4.5月限定。
来年の初夏までお預けである。





中之島ばら園とランチ

2024-05-24 07:31:30 | 日々のあれこれ
最後に勤めていた職場でお世話になった若い元同僚とランチ。
職場の近くを探したが全くお席が取れなかった。なんで?平日なのに。

仕方がないのでそこから私鉄に乗り継いですぐのところで一休コムで見つけたお店。
中之島の川沿い。抜群のロケーション。

早い目についたのでふと見るとばら園がまさに満開から開ききっている。
沢山の人がお弁当を持って和んでいる。

 
ずっと歩いて端までいって、

ばら園を観る時に面白いのはネーミング

 
   
それぞれ、なるほどという名前がついていて興味が尽きない。
折り返して中之島公会堂まで

 

リニューアルした東洋陶磁美術館の前でベルギービールウィークエンドフェアをやっているようだが今週末でお終い。

道路沿いを歩いてお店まで。

予約したお店はボーン・グランデ。イタリアン。
川沿いのテラス席も気持ちよさそう。

前菜から


選べるパスタはシラスと春キャベツ。


メインはポーク。


デザート盛り合わせ

これに飲み物が付いて2550円。
量はそんなに多くないが、私にはちょうどいい感じだった。
パスタも熱々がでてきて美味しかったし、満足。
この日は予約で満席とお店の前にでていた。平日なのに、なんで?

色々話せて彼女の中身に少し触れたようで良かった。また落ち込んだ時にはランチに来てと言って別れる。
ばらも観れたし、いい半日だった。

晩御飯はカラスガレイと焼き豆腐の煮つけ。トマト、セロリ。肉じゃがの残り。色んな野菜のお味噌汁。

 

雪舟伝説 京都国立博物館 ~日本の絵の原点~

2024-05-23 07:38:58 | 美術館、博物館
最初の宣伝文句でたぶん私の記憶では「これは雪舟の展覧会ではない。」とかそういう意味のキャプションが付いていたので、雪舟の模写とか影響受けた作品とかばかりで雪舟の作品は展示されないと思い込んで、前売りを買わなかった。私の勘違いかな?

テレビで録画した日曜美術館のアートシーンを観るとなんと雪舟の国宝六作品が一挙に展示されているので、これは観に行かねばともうすぐ会期が終わるという平日に観に行った。
京都駅から歩いて京都国立博物館に着くと開館5分前。すでに100人近くの人が並んでいた。

隣の駐車場まで列は伸びていた。

この日は思い切ってフライングで単衣に羅の夏帯。

開館すれば、中は広いのでそんなに混雑した感じではなかったが、久しぶりに人が並んだ展覧会なのか入場の時に係りの人の声掛けが今一つでもたついていた。

館内は当、撮影NG。私が一番感動したのは、「四季花鳥図屏風」である。

画像は全てWebからお借りしました。
この右隻の鶴のフォルム、左隻の飛ぶ白鷺のフォルムの緊張感と背景の写真のような木々の影。これが絵画の表現だとは驚かされる。涙出ました。この作品は京都国立博物館が所蔵しているので観ているはずなんだけれど。

今回は授業で何度も使った「破墨山水図」

「慧可断臂図」など凄い作品が勢ぞろいしていたのだが。

「慧可断臂図」の達磨さんの衣服の線が凄すぎる。彼の人物の凄さがこの線の回りにハレーションを起こしたように描かれているのは一つの寓話みたいな漫画的な表現だ。

雪舟の作品の模写や影響を受けた作品が多数展示されていたが、オリジナルは本当に線に迷いがない。
「こうでないと」という確信がみなぎっている。当たり前だが。
その潔さや迷いのなさが観る人に力を与えてくれる。
久しぶりに観た「天橋立図」

ドローンのない時代によくぞこれだけの俯瞰図が描けたものだ。

他にも曽我蕭白や応挙、伊藤若冲、狩野派、司馬江漢などの雪舟に影響を受けた作品が並ぶ。
見ごたえ充分だった。

ランチは京都駅近くのイソイズムの1時が予約できたので、北大路の近くの呉服屋さんへ着物の袖丈を直してもらうのに持っていった。ついでに羽織の身丈伸ばしの見積もりをしてもらう。


 
  
桶の形の照明が面白い。1時だと店内も空いて落ち着いて食事ができた。
2000円の安定の美味しさ。

 
柴海老とネギの炊き込みご飯も量が沢山あり、満腹。

晩御飯は鶏モモ肉を濃い口醤油に漬けこんでグリルで焼く。そら豆。ほうれん草、カボチャのバターソテー。トマト。
薄揚げ、シイタケ、人参、大根のお味噌汁。







小さい青虫と蛍光灯の寿命

2024-05-22 16:10:11 | 日々のあれこれ
玄関ドアの壁に小さい青虫が張り付いていた。

玄関脇に何かの木が一本植わっていていつも何がしかの虫に葉をほとんど食われてなかったが、昨年くらいから葉っぱが青々したままだ。青虫も少なくなった。いつもの半分くらいの青虫を見つけてなんだかホッとした。
これから鳥に食べられてしまわないように頑張ってね。

寝室のクローゼットの蛍光灯がちらちらしてて切れたので旦那がホームセンターに蛍光灯を買いに行った。
付け替えると点かない。グローランプを取り替えても点かない。
これは元から壊れたなと思い、再度一緒にホームセンターへ。
結局丸ごとLEDライトに替えることにする。
買った蛍光灯はお蔵入り。値段も倍以上になっていたみたいでとほほである。
元の電気配線に繋がなけれがならないので工事が必要とのこと。
その日の夕方、電話がかかってきて、次の日の午前中にはものの15分程で新しいLEDライトに。

うー、明るい。ここに明るい光源がないと旦那は髭が剃れないし、洋服の色も解りにくい。
思えば30年以上使った蛍光灯だった。
蛍光灯は2年後に製造が無くなるそうだ。そういわれ続けて10年くらい経つそうだ。
キッチンの特別細い蛍光灯は6000円もした。次切れた時は元からLEDだな。
なんだかその電球を替えるのではなく、器具全体を替えるのがなんだかだなとしみじみ思う。
ありがとう、蛍光灯長い間。

昨日の晩御飯は久しぶりに鰯をフライに。高くなったキャベツ、セロリ、オクラ。長芋、薄揚げのお味噌汁。

義弟のもらった国産白ワインが美味しい。

三井大坂両替店 ~江戸時代の商売の仕組み~

2024-05-21 07:32:02 | ブックリスト
新聞の書評欄に載っていたのでさっそく予約。
すでに3人くらい予約が入っていたので人気新書。

所謂論文形式であるが、図やグラフが沢山提示されていて、とても読みやすかった。
まだ全部は読んでないが、、、。

江戸時代、大坂が天下の台所と呼ばれて諸国から米や反物やなんやかんやが集まってきた時代。
江戸時代中期から後期にかけての三井家の先祖の両替商の商いの仕方が細かく種々の論文資料とと共に分析してある。
幕府のお抱え為替商になっていたために莫大な財力を持つに至った理由。
お金を貸す時にいかに相手の安全性を担保するかの調べ方。
すごく興味深かった。

以前に読んだ「商い世傳 金と銀」のなんでお店の手代は40歳を過ぎなければ結婚できないのかとか、
小さい頃からの住み込みは大変だなとか思っていたので、その辺りの仕組みもなるほどと解りやすく解説してあった。

両替商は家事も仕事も全て男で賄うことになっていて男所帯であること。
そこで共同生活ができない者は脱落していくこと。
日頃の激務の発散のために特定の茶屋と提携したこと。
なるほどとうなずかされることが多かった。
米相場に手を出したら浮き沈みが激しいことなど、今の株よりもっと博打性の高い物であったことなど。

私たちには馴染の深い大阪南が中心で、まだ北の方はのっぱらだった頃、どの地域の地価が高くて貸家の空きが少ないとか土地柄も興味深い。
お金を貸す相手の担保を土地家屋、物資などの相場を聞き合わせで事細かに調べ、人物の行いも重視した記録は他の資料にはない信憑性がある。こんな仕事を当時の20代~30代の手代が取り組んでいたのは大変だっただろう。体力や知力がいる仕事だ。
この手堅い商売の積み重ねでその後の三井財閥が成り立っていくだなと思った。

ということで一時江戸時代のある意味活気ある上方商売の世界へタイムスリップ。

昨日の晩御飯は涼しいので肉じゃが。ほうれん草のバター炒め。セロリの葉、しいたけ、春雨の中華スープ。