里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

干し柿づくり~玉回し(乾燥は遅れ気味)

2018年12月03日 | 干し柿づくり
干し柿は、干し始めから2週間目となります。
全般的に気温の高い日が多く、例年に比べやや乾燥が遅れています。明日は20℃くらいにもなる予報となっています。干し柿づくりにはよい条件とは言えません。特に大玉のものによくありません。幸い色はきれいな飴色でカビなどは出ていませんが、もう少し乾いた冷風がほしいところです。


 2回ほど玉回しをしました。助っ人がやってくれました。


この辺で玉回しというのは、干している柿を1個ごとに少し回転させてやることを言います。我が家のような従来からの吊し方だと、玉を動かさないでおくと均一に乾燥しにくく、特に縄に当たっているところが食い込んだようになってしまいます。そこで何回か動かしてやるのです。


 両端を離し縄跳びの縄のようにする吊し方だと、このような必要がありません。干し柿は表面が刺激を受けることで次第にいわゆる白粉が吹いてきます。白粉を吹かさないあんぽ柿で出荷する方はできるだけ刺激を与えないように両端を離して吊すやり方が望ましいようです。

 フォトチャンネルにも追加します。

茎立ち菜の冬越しの準備をする

2018年12月03日 | 畑:花菜類

 先日、菜の花について書いたとおりナバナ類の一つで茎立ち菜を作っています。トウ立ち菜と言ったりもします。これから冬越しして春先にトウが立ってきたものを収穫します。
 もともと春先になってアブラナ科野菜の花茎が伸び蕾や花咲き始めのものを収穫するのが本来のナバナとすると、これが一番それに近いのかもしれません。
 2種作っています。一つは「仙台雪菜」。これは当地方の伝統的な雪菜で、普通に葉も美味しく食べられますが、トウも美味しいので私はナバナとして作っています。



 もう一つは「かき菜」。在来アブラナの一種で関東でこの言い方をするようです。当地方のつぼみ菜や三重ナバナなどもみな同じ仲間と思われ姿が似ています。トウが立っても花芽がなかなか見えません。花が咲くようになるころには硬くて食べられなくなるので、花ではなくトウの新葉を食べます。こちらの方が丈夫で栽培も容易です。



 春先は収穫できる野菜が少ないので、茎立ち菜は貴重な野菜になっています。収穫時期はだいたい同じですが、雪菜の方が少し早くから収穫できます。
 10月6日に種を播きました。普通の人より少し早いかもしれません。ですから今の時期でもかなり大きくなっています。雪菜は今そのまま食べてもいいくらいです。
 大きくなると寒さには弱くなりますが、冬越しの株が大きいほどいっぱい収穫できます。少々枯れ葉は出ますが、問題ありません。
 まず、虫除け用に株元にオルトラン粒剤を施します。

仙台雪菜



かき菜




 次に、追肥は今年は生長が早いので緩効性の肥料を少なめにしました。わかりにくいですが褐色と白色の粒がみえます。

仙台雪菜



かき菜




最後に、十分に土寄せして終了です。

仙台雪菜


 

かき菜