里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

干し柿づくり~贈答にする

2018年12月18日 | 干し柿づくり

例年、親戚、知人に干し柿を送っています。結構楽しみにしている方がいるのでできるうちは続けるつもりです。


 助っ人との共同作業ですが、今年もきれいな干し柿ができていますので喜んでもらえると思います。


 両親が健在の頃は、それぞれに何十個も送っていたものですが、現在は、1戸に20個程度で勘弁してもらっています。
 干し柿の状態からいうとまだあんぽ柿ですが、管理するのに気を遣うのと見栄えがいいうちにと思い、早めに送っています。
 まず、一つ作ってみました。


 結構きれいな感じになりました。
 あとは、数日後にまとめて送ろうと思います。


 フォトチャンネルにも追加します。

干し柿づくり~寝かせる

2018年12月18日 | 干し柿づくり


 干し柿はこれまでは表面を乾燥させ、ある程度固くさせる必要がありましたが、これから先、長く食べ続けるためには、あまり乾燥させすぎて固くならないように管理しないといけません。
 いつまでも吊したままで、冷たい空気にさらし続けると、乾燥が進みすぎ固くなってしまいます。
 そこでこの辺で昔からやられているのが「寝かせる」という作業。
簡単に言うと稲わらを敷いてその上に干し柿を縄に付けたまま寝かした状態で隙間なく並べ、その上をまたわらで覆い、さらに防寒具で覆うというもの。そうすることで適度の空間と温度湿度が保たれ、固くならず白粉も吹いてくるというわけです。
 かつて、私の母もこれをやっていましたが、今や現実的ではありません。もちろん、プロの生産者の方々は相応の施設を装備し、固くならないように管理して出荷しているでしょうが、自家用なので簡易な方法で行っています。



 干し柿を吊したままきっちりと寄せ、それを手提げ用の紙袋で覆います。完全ではありませんが、直接空気にさらされないようにしてある程度の空間が保たれます。干し柿の状態を見ながら取り込むまで一定期間この状態にしておきます。



 まず乾燥が進んだ半数くらいの小ぶりな方を行いました。これがその部分



 残りの大ぶりな方はもう少し表面を乾燥させ、数日後に行うことにします。こちらの部分。