里山悠々録

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ソラマメのべた掛けを外して追肥と土寄せ

2023年03月13日 | 畑:豆類

ソラマメには越冬対策に不織布をべた掛けしています。それを外して追肥と土寄せを行いました。
10月20日に直播き。
前年少し伸びすぎたので数日遅らせましたが、それでもべた掛けする時点で想定より伸びていました。


品種は河内一寸。
当地方の主力品種は中早生の打越一寸ですが、種代はこちらが安い。
河内一寸はやや晩生で2粒莢が多いものの粒が大きいのが利点。
だぶだぶに張った不織布は大きく盛り上がっています。


べた掛けを剥ぐのは最低気温0℃、最高気温10℃が目安。当地方では3月半ば過ぎから春のお彼岸頃です。
今月に入って気温が高くなりエンドウはすでに剥ぎました。ソラマメはエンドウよりも低温に弱いので遅らせていました。
それでも気温が高い日が続いているため早めに剥ぐことにしました。
かなり伸び、茎が這っています。


べた掛けをすると多少主枝が這うようになるのはしょうがありません。
20数㎝の積雪もあったのでこのくらいは当然です。


大寒以降の酷寒で多少の凍害はあるだろうと思っていましたが、殆ど見られませんでした。
僅か葉先に凍害の症状が見られるものはあります。


むしろ、べた掛けを外した後に強い霜が降りることがあり、その時は多少心配です。それでも芯が枯れるようなことはないでしょう。
畝の両肩に追肥をしました。


何時もなら速効性の化成肥料を用いるところですが、肥料高騰の折りケチって在庫の硫安と過リン酸石灰それに苦土石灰を混合して使用。
管理機を用いて土寄せしました。


逆転ロータで土をはね上げ大きくしっかりと寄せます。


枝を手で直しながらクワを使って根元まで土を寄せます。


これで一連の作業は終了です。


主枝には花が見えてきました。ただし、これはものにならないでしょう。

秋播きソラマメは当地方が北限と言われています。
ソラマメは寒害に弱く、昔は春になると多数の欠株が出たことがよくありました。
それが不織布のべた掛けをするようになり、劇的に改善されました。
すでにわき芽が数本から7、8本出ており枝は十分確保できます。
何れ枝の整理が必要となるでしょう。




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