映画「オーケストラの少女」は京都新京極の
映画館へ母親に連れられて見に行きました
オリンピック記録映画「民族の祭典」と
どちらが先だったのか覚えていません
名指揮者レオポルド・ストコフスキーと
フィラデルフィア管弦楽団が出演する
クラシックの音楽映画でした
失業中のトロンボーン奏者の父親
アドルフ・マンジュウを健気に励ます
娘がディアナ・ダービンで劇中、歌も
歌います
レオポルド・ストコフスキーは
映画に理解があるのか
映画に出たがりなのか
ディアナ・ダービンとのツーショットで
台詞のやりとりなど本格的な演技です。
映画のクライマックスは「失業音楽家楽団」を
指揮するレオポルド・ストコフスキーのくだりで
曲目はリスト・ハンガリア狂詩曲2番です
… … …
また、レオポルド・ストコフスキーは演奏で
指揮棒は使いません。両手だけで指揮をします
それを見た母親は「なんとも、かっこいい…」と
ほれぼれしていました
… … …
レオポルド・ストコフスキーのリハーサルに
紛れ込んだディアナ・ダービンがモーツァルトの「ハレルヤ」
を歌うシーンが記憶に残っていました
映画を見終わった母親(と私)は 三条河原町にあった
レコード店へ飛び込んで、早速
ストコフスキー指揮、フィラデルフィア管弦楽団の
「ハンガリア狂詩曲第2番」の12インチSP盤と
ディアナ・ダービンの「乾杯の唄」10インチSP盤を購入して
母親は家でよく聞いていました
… … …
母親は、私が死んだときはお経はいいから
「ハンガリア狂詩曲第2番」を聞かせて
ちょうだいとも云っていました
… … …
その後、カラヤン指揮ベルリンフィルを
はじめ、いろんな楽団でこの曲を聴きますが
やっぱりストコフスキーの演奏がきらびやかで
一番好きです