テレビカメラ用のズームレンズの
開放F値はF2です
レンズを前から見ると
デザートのケーキ皿のように大きな
レンズがギッシリ詰まっています。
そして、画角は広角(ワイド)から
望遠(テレ)までズームシャフトの押し引き
で連続して変化します。
シャフトの押し引きにつれて、中の可動レンズが
前後に複雑に動きます
可動レンズが動くたびに、レンズ内の空気が
激しく吐き出されたり、吸引されたりします。
その空気の出入りの排気口がレンズの下側にあって
シューッ、シューッと聞こえてきます
たまたまズームレンズの下側の排気口の近くを
飛んでいた蠅が強烈な吸引空気(風)に
運悪く遭遇したのでしょう
… … …
その後発売されたズームレンズの排気口を確かめると
目の細かい金網が張られていました。吸引されるのは
昆虫に限らず空中を漂う異物を吸い込んで、故障の
原因になることも考えられます…