ビデオテープ取材のENG取材の
ハンディビデオカメラは原則として
カメラマンは肩に担いで取材します。
画面がぶれないように、ズームレンズは
広角側(ワイド)で使います。
… … …
しかし、話題のタレントさんの共同取材や
被写体にどうしても近寄れないときは
ズームレンズの望遠側で使うことになります
すると、手持ちカメラでは画面はガタガタぶれて、
とても取材できません
そこで、三脚を使うことになります
国産のハンディカメラやズームレンズは
素晴らしく、海外に輸出されるのですが
国産の三脚、雲台にデザイン、使い勝手
の良いものが見当たりません…
我が国のテレビ界が急速にビデオ取材(ENG)に
なったので、ハンディカメラのアクセサリーの
開発が遅れたのかもしれません
ハンディカメラの雲台にギヤヘッドとか
外国製のオイルヘッドと色々探しましたが
見つかりません…
… … …
そこへ、ドイツからENG取材にピッタリの
雲台と三脚がやって来ました
仲間内では「サクラ」と呼ばれましたが
正式には「ザハトラー(Sachtler)」で
カメラをセットして雲台のノブを回すと
簡単にカメラの水平が出ます
赤いノブと黒色の三脚の素晴らしいデザインで
国産のハンディカメラとドイツ製のザハトラー
三脚の組み合わせは、各テレビ局のENG取材班の
標準装備となりました。
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次に、イギリスから「ビンテン」三脚、
フランスから「ジッツオ」、
イタリアから「マンフロット」
と外国から続々と押し寄せてきました…
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