経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

■【あたりまえ経営のすすめ】経営戦略編 経営理念の構築・再構築 41 経営理念の構築・再構築のコンサルティング 3 クリティカル・シンキングを利用する方法

2025-02-10 12:02:00 | 【心 de 経営】 あたりまえ経営のすすめ5 経営戦略編

■【あたりまえ経営のすすめ】経営戦略編 経営理念の構築・再構築 41 経営理念の構築・再構築のコンサルティング 3 クリティカル・シンキングを利用する方法

 多様化の時代になり、ホンモノ智恵が求められる昨今です。

 世の中には、「専門家」とか「プロ」と呼ばれる人が多数いらっしゃいます。

 ところが、残念なことに、その大半というのが、「エセ専門家」「エセプロ」なのです。

 管理職も、“真”のプロ管理職にならなければなりません。

 ホンモノのプロ、要は「“真”のプロ」とは、どの様な人を指すのでしょうか。

 エセプロの多くは、「あたり前のことが、あたり前にできる」ということを軽視しています。

 「今の時代、最新の経営理論に基づく経営が重要である」と「あたり前」を蔑視をしている人もいるほどです。

 では、「あたり前」とは、なんでしょうか?

 「“真”のあたり前」を知らずして、あたり前を軽視して欲しくないですね。

 あたり前は、その辺に転がっているのではなく、「あたり前は創るもの」です。

 1970年代から、半世紀にわたる経営コンサルタント経験から、最善の策ではないにしても、ベターな策を講じるための智恵をご紹介してまいります。

メモ

■【経営支援編】第5部 経営戦略編 戦略思考で経営者・管理職のレベルアップを図る 3章 経営理念の構築・再構築に取り組む

 企業経営では、日常業務におけます事項から、経営戦略など、企業の根幹になるようなじこうまで、いろいろなレベルや内容の意思決定をしなければなりません。
 高度な戦略的な意思決定を行うには、戦略思考ができませんと、誤った方向に企業が走り出しかねません。
 一方で、戦略思考というのは、容易には身に付けることは困難です。この課題に取り組んで行きましょう。

5-3 経営理念の構築・再構築に取り組む
 経営理念とは何かについて、共通認識ができましたら、実際に経営理念構築・再構築の実務編に入りたいと思います。
 経営理念をどの様に構築・再構築するか、その方法となりますと一般的には確立されていないといえます。他社の事例を参考にして経営者が、エイヤーッと作成したり、経営コンサルタントに依頼して作成したりとするケースが多いようです。
 ここでは、経営理念だけではなく、経営基本戦略や中長期経営計画など、経営管理を行う上で、関連する次項を念頭において、経営コンサルタント歴40年余の実績から、経営理念構築・再構築の方法をご紹介します。

5-41 経営理念の構築・再構築のコンサルティング 3-1 クリティカル・シンキングとは
 前項で、経営ビジョン法による成果物を最後に集約して、それを基に経営理念を決定する方法を紹介しました。

 今回は、クリティカル・シンキングを利用して経営理念として、まとめ上げて経営理念の構築・再構築を完成させる方法を紹介します。

 経営理念構築・再構築を進める代表的な手法をご紹介してきました。
  ① オーソドックスな手法
  ② ツールを用いる方法
 ここでご紹介します最後は、ロジカル・シンキングと共に論理思考には必ずと言ってもよほど登場するのがクリティカル・シンキングを利用する方法です。

③ クリティカル・シンキングを利用する方法

 ご存知とは思いますが、「クリティカル・シンキングとは何か」について、サッと復習しておきましょう。
 上司から「●●の件うまくいつていないようだが早く解決してはしい」などと言われたことがおありでしょう。そのときに何を、どのように進めたらいいのか困ったりした経験はありませんか?
 その指示が、自分としては違和感を抱くこともあるでしょう。
 日常、何気なく行っている業務も、改めて見直してみますと、「これで良いのだろうか」「なぜ、この作業をしなければならないのだろうか」等々疑問に思われる事項が見つかるでしょう。
 「クリティカル(critical)」とは、「批判的な」とか「鑑識眼のある」といつた意味で、「クリティカル・シンキング」を直訳しますと「批判的な考え」ということになります。さらに辞書を引いてみますと「critical:厳しく批判する」という意味も出てきます。「危機的な重大局面における思考」とも訳せます。
 このことから推察できますように、クリティカル・シンキングとは、一口で申しますと「現状を批判的に見て、あるべき方向に導くための思考法」といえます。
 ものごとを素直に受け入れることは素晴らしいことですが、逆に、常に批判的に見て行きますと、世の中には結構矛盾が氾濫しています。現状をそのまま受け入れるだけでは進歩がありません。
 矛盾を感じることができる力が、これからのグローバルな経営環境では不可欠なのです。

 次号では、クリティカル・シンキングを用いて実際に経営理念の構築・再構築を行う方法をご紹介します。

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■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 2月9日 ◇私は「終わった人」? ◇アンチエイジング ◇経営士資格取得の方法

2025-02-10 08:03:00 | 【小説風老いぼれコンサルタントの日記】

 

  ■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 2月9日 ◇私は「終わった人」? ◇アンチエイジング ◇経営士資格取得の方法 

  平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

  紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

2月9日

 日銀の植田総裁は、日本経済は「デフレではなくインフレの状態にある」と述べ、石破首相は「デフレではありませんが、(デフレから)脱却できていない」としてインフレかどうか明言していません。
 国民の窮状や物価の現状など、キチンと理解してくれているのでしょうか。日本経済を担う政府や日銀における景況の見方が異なるということは怖いですね。

 かつては、毎週数冊の本を読みましたが、近年は激減してしまっています。

 それでも時々、タイトルを見て判断して手に取るようにしています。

■【経営コンサルタントの本棚】 「終わった人」 内館牧子著 講談社 

 

 内館牧子(うちだて まきこ、1948年9月10日 - )女史は、脚本家として、いろいろなドラマで活躍していますが、作家としての道も歩まれています。

 日本で最初の横綱審議委員会委員として活躍された時期もあり、東京都教育委員会委員を始め、公職としても活躍しています。

 

◇ <その1>「終わった人」とは

「定年小説」というジャンルが、小説にあるそうです。これまでの代表作として城山三郎氏の「毎日が日曜日」を私は挙げることができます。

 2107年に発刊された内館牧子氏の「終わった人」という小説が、映画化されるなど、大変脚光を浴びています。

 私は、このタイトルを見たときに、「社会的に存在価値のなくなった人」という捉え方から、自分も、その仲間入りしつつあるのではないかと実感するようになってきました。<笑い>

 そんな気持ちを確かめるために、この本を手に取ることにしました。しかし、日常業務にかまけて、なかなか紐解くことができなかったのです。

 ところが、読み始めたら、脚本家として培ってこられた、わかりやすく、読みやすい文章ということもありますが、ストーリーに引き込まれてしまいました。仕事の合間を見ての読書から脱して、週末を利用して一気呵成に読んでしまいました。

 それだけ、評価の高い作品といえます。 <以下は、その2へ続く>

 

  「終わった人」もくじ

  <その1> 「終わった人」とは<上記>

  <その2> 主人公の生い立ちと出世街道

  <その3> 定年退職者の心理

  <その4> 第二の人生が始まる

  <その5> 若い社長の突然死

  <その6> 恋人の裏切り

  <その7>「終わった人」の行く末

■【今日のおすすめ】

 ◆【きょうのおすすめ】 ながら健康ウォーキング アンチエイジングは本当に可能なのですか?

 若いうちは、特別に健康に配慮しなくても、健康を維持し続けられてきたように思えます。しかし、近年、若くても成人病に悩んでいる人の比率が高くなってきているともお聞きしています。
  齢を重ね、体力も落ち、運動量も減ってくると寝たきり老人に一歩近づいてしまいます。
 一方で、経営コンサルタントを目指す若い人や、企業経営者・管理職からは、いろいろな問合せや相談が後を絶ちません。経営コンサルタント歴半世紀の経験を求める人がいらっしゃる以上、床に伏しているわけにはいかず、お節介訳精神が湧き上がり、一念発起して、私の健康法の現状を皆様にお伝えし、一人でも多くの方の参考になればと、本シリーズを書き始めました。
 ご笑読くださると幸いです。
  健康・環境(総覧) 早朝ウォーキングのお薦め

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930

■ 知り得情報
 「経営とは、環境対応業である」という名言は、私の先輩コンサルタントが残してくれた言葉です。
 その経営環境は、めまぐるしく変化します。政府や自治体も、その変化に対応できるように中小企業向けの各種施策を提供しています。ところが、その情報が中小企業に伝わっていないことが多いです。その弊害除去には焼け石に水かも知れませんが、仕入れた情報をときどきご紹介します。
 重複してお届けすることもありますが、ご容赦くださいますようお願いいたします。
◇《公募情報》「令和7年度地方発明表彰」募集
 (公社)発明協会は、地方における発明の奨励と育成を図り、科学技術の向上と地域産業の振興に寄与することを目的に、全国を8地方に分けて開催する「地方発明表彰」において優秀な発明等を募集します。
[応募期間] 2/3(月)~3/31(月)
[応募場所] 所在地の発明協会等へ送付
[応募対象] 進歩性に優れ、かつ実施効果が顕著な発明、考案、意匠
       (特許、実用新案登録又は意匠登録され、実施されていること)
 詳しくは以下のサイトをご覧下さい
https://koueki.jiii.or.jp/hyosho/chihatsu/R7/chihatsu_boshuyoko.html
  出典:e-中小企業庁ネットマガジン

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。


■  経営士の資格取得手順はどの様になっているのでしょうか 209
 経営コンサルタントになろうとしている人は、「経営コンサルタント資格=中小企業診断士」と思い込んで、その受験準備を始めるのが通例です。
 それは、けっして間違った考え方ではありませんが、なかなか難しくなっています。
 そのために、若い人に有利です。
 資格を取れるのでしたらとっておくに超しません。

 ところが、多くの方が、定年を前に、50代、60代になってから準備を始めるでしょう。
 記憶力も衰えてきている人には、受験勉強は辛いですね。
 もっと、別な方法はないのでしょうか?

 今回は、受験による経営士資格取得をご案内しています。
 しかし、中小企業診断士より難問と言われています。
 記憶力重視、オールラウンドな知識重視というのではなく、経験・実力・実績重視の経営コンサルタント資格が「経営士」です。
 そのために、試験内容が、中小企業診断士と異なり、経営の現場に即した、実践的な内容のために、実務経験の浅い人にはむつかしいです。

 経営士の資格をいきなり取得しようとしないで、日本経営士協会にまず入会し、「ながら方式」で資格を取得する方法があります。
 一般会員として入会し、
  仕事をしながら
  勉強をしながら
  プロ経営士と接しながら
 まずは「経営士補(アシスタントコンサルタント資格)」をめざし、そこでコンサルティング実務を体感しながら、コンサルティングを体得して行っては如何でしょうか。

 中小企業診断士資格は、そのあとでとっても良いではないですか。
  http://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/ca6d57046b6962182e9537445856339d

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

 明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

 

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■バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db
 


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■【きょうの人】 0210   良忍生誕 百丈懐海忌  本日、ゆかりの人をご紹介

2025-02-10 06:33:00 | 【話材】 きょうの人02月

 

  【きょうの人】 0210 良忍生誕 百丈懐海忌

 

 本日、ゆかりの人をご紹介します。

 そこに歴史や思想、人物、生き方などを感じ取っていただけると幸いです。

 

■ 百丈懐海

 ひゃくじょう えかい
 749年(天宝8載) - 814年2月10日(元和9年1月17日)
 諡号:大智禅師 宗派:洪州宗 

 中国福州長楽県の生まれ。

 西山慧照の会下で出家し、衡山の法朝律師の許で具足戒を受けました。

 その後、馬祖より嗣法し、師の没後に、洪州百丈山(江西省宜春市奉新県)に住し、はじめて、律院から独立した禅院を設立しました。禅門の規範(清規)「百丈清規(ひゃくじょうしんぎ)」という禅宗独立の基礎を定め、自給自足の体制を確立しました。

 後世、叢林開闢(そうりんかいびゃく)百丈禅師と称して尊敬を得ました。 

 1月17日は、百丈大智禅師懐海の没日です。毎年この日に法会が催しされます。

 元和9年(814年)1月17日に寂し、長慶元年(821年)に大智禅師と諡されました。 

【Wikipedia】 百丈
 百丈懐海(ひゃくじょう えかい、749年(天宝8載) - 814年(元和9年))は、中国、南宗禅中の洪州宗の祖馬祖道一の法を継ぐ唐時代の禅僧。懐海は法諱。大智禅師と諡される。
 福建省福州長楽県の生まれ。俗姓は王氏であり、名族である太原の王氏の末裔であり、永嘉の乱の混乱を避けて、遠祖が福建に移り住んだものという。


■ 良忍 生誕

 りょうにん
 延久5年1月1日(1073年2月10日)? - 天承2年2月1日(1132年2月19日))

 平安時代後期の天台宗の僧で、融通念仏宗の開祖。聖応大師(1773年、安永2年)。「良仁」とも書き、房号は光静房または光乗房。尾張国知多郡の領主の秦道武(はた の みちたけ)の子。

 12歳で比叡山に登り、天台・眞言・華厳を学びました。東塔常行三昧堂の堂僧となり、雑役をつとめながら、良賀に師事、不断念仏を修めました。

 22歳から23歳のころ京都大原に隠棲して念仏三昧の一方で、来迎院・浄蓮華院を創建しました。寂光院も良忍による創建説があります。

 分裂していた天台声明の統一をはかり、大原声明を完成させました。 

 1117年(永久5年)阿弥陀仏の示現を受け、「一人の念仏が万人の念仏に通じる」という自他の念仏が相即融合しあうという立場から「融通念仏」を創始しました。

 その後、融通念仏の総本山大念仏寺の前身である修楽寺を創建しました。

 

◆ バックナンバー

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/b57a13cf0fc1c961c4f6eb02c2b84c9f

 


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■【今日は何の日】 2月10日 簿記の日 福沢諭吉翁の努力の賜

2025-02-10 00:03:00 | 【今日は何の日02月】

 

  【今日は何の日】 2月10日 簿記の日 福沢諭吉翁の努力の賜

 一年365日、毎日が何かの日です。

  季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。

  これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。

  独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。 詳細 ←クリック

今日は何の日インデックス】  日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます

■ 簿記の日

 1873(明治6)年2月10日は、日本で最初の簿記の本である「帳合之法」が出版されました。これを記念して、全国経理学校協会(現 全国経理教育協会)が2004(平成16)年に制定しました。

 この本は、渡米した福沢諭吉翁が持ち帰った本を翻訳したものです。

 簿記というのは、経理会計の基本です。借り方とか仕方の関係がわからないと複式簿記はできません。これがわかると決算書も読みやすくなります。

 ところが今日の決算書はIFARSなどヨーロッパ系会計制度やアメリカ系の英文簿記など、従来のものと大きく変わっています。キャッシュ・フロー計算書は、中小企業では作成を義務づけられてはいませんが、これがないと銀行から借り入れをしたり、大手企業との取引は困難です。

 従って、財務諸表を読むには、かなり高度な知識が求められます。

 税理士は、税法に則した書類を揃えるために、公認会計士は企業の監査をするために、これらの知識が求められます。

 経営士・コンサルタントは、過去のこれらの数値をもとに、企業が抱えている問題点を見つけ出したり、今後それがどのような数値に代わったり、経営にどのように影響するかを予測し、事前に撃つべき対策を提案します。

 それを推進して行くために、適切な助成金や補助金を見つけ、その書類作成を支援するのが中小企業診断士です。

 この関係をきちんと理解していない大学の就職指導の方々の中には、大学生が経営コンサルタントを目指す準備として、取りあえず須簿記でも勉強したらどうかというアドバイスをするそうです。

 経営士・コンサルタントが簿記知識を持てばその仕事をする上にプラスになることはありますが、上述のことからもわかるように必ずしも本格的な簿記の知識がなくても仕事をできます。

 就職指導をする方には、もっと経営士・コンサルタントという職業を理解して欲しいですね。

 ところで、日本における簿記の発展は、計理士によりさらに定着することになりました。日本で最初にできた経営コンサルタント資格である「経営士」資格付与団体の(特)日本経営士協会は、昭和2年に制定された計理士法による計理士の団体の流れをくんでいます。戦後計理士法は公認会計士法に形を変え、その時点で計理士協会から今日の日本公認会計士協会様と(特)日本経営士協会が分離独立したのです。

 日本の公認会計士制度は、戦後復興のために政府が派遣した視察団団長の黒沢清博士の功績が大きいと言われています。その黒沢博士が公認会計士制度とともに経営コンサルタントについても日本の復興に必要なことと、経営コンサルタント業の必要性を強く訴えたことから、それに呼応された太田哲三先生がお骨折りくださり、日本経営士協会が設立されたのです。

 日本における本格的な経営コンサルタントの幕開けは、昭和24年と言えます。

 協会の会員は、プロとしてバリバリ仕事をしている人から、経験の浅い人まで多数いらっしゃいます。実力があるのに、知名度の上がらない先生もたくさんいます。そのような先生には、書籍出版という方法がありますが、出版不況からなかなかその機会が訪れないのが今日です。


■ その他
◇ 福島信夫三山山焼参り
◇ 青森雪灯籠祭
◇ 川崎大師厄除け忌東海
◇ 加賀菅生石部祭
◇ 中山法華経寺大荒行満行会

(ドアノブ)

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