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【日本庭園を知って楽しむ】 2-3 弥生・飛鳥時代の庭園 記録はなくても推測できる

2024-08-18 17:03:00 | 【カシャリ!一人旅】 日本庭園を知る


  【日本庭園を知って楽しむ】 2-3 弥生・飛鳥時代の庭園 記録はなくても推測できる


 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

■■2 日本庭園の歴史

 何ごとも、歴史や生い立ちを知りますと、そのものの本質のようなものが見えてくることが多いです。
 庭園も、変化の歴史を知ることにより、知識に幅が出ることもあり、奥深さを見出すことがあります。
 「面白みがない」という思いの方もいらっしゃると思いますが、上述のような理由で、私自身のために記述しておきます。
■ 2-3 弥生・飛鳥時代の庭園
 弥生・飛鳥時代の庭園についても、具体的な記録が残っていません。しかし、当時の日本の庭園は、神祀り・遊宴の場にその起源が求められるように、いわば外部性と触れあう場、交通の場としての構造を持っていました。古代日本が東アジアにおける小帝国を志向する過程で、政治的・文化的装置としての機能を果たすことになってゆきます。

 以下、重森完途氏の論文を要約しました。

 弥生後期から飛鳥(あすか)時代にかけて現れるのが神池(しんち)・神島(しんとう)です。これも祖霊崇拝や土地の守護神の祭祀と深いかかわりがあり、広い池に島々が点在する形態は庭園のようにみえます。
 それ故、海と島は神として崇(あが)められ、海や島を再現して神を祀ったのです。
 現存する神池・神島は、後世の庭園・池泉の中島(なかじま)に相当する神島の数、配置、形態などにより、次の四系統に分類できます。
 神池・神島よりやや時代が下って、古代の宮居における池と島のあり方を示したものに、池心(いけごころ)と瑞籬(みずがき)があります。『日本書紀』巻四の孝昭(こうしょう)天皇元年秋7月の条に池心宮の記述があり、同書巻五の崇神(すじん)天皇3年の条には瑞籬宮の記があります。池心宮とは、池泉の中央に中島を置いた形態で、池の中心点の島にある宮居という意味です。
 現存する出雲系の神池・神島は、いずれも池心や瑞籬のような構えをみせていて、出雲系の神島に祀られている神々は磐座や磐境である事実も注目すべきといえます。

■ 日本を代表する庭園        
      都道府県別 






ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。

静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm 

【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています


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