【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 4月26日 匠 vs AI 表現力の不充分さをいかに補うか 917
平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。
この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。
日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。
紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。
【 注 】
日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。
■【小説風 傘寿の日記】
私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。
知人の要請で、中小企業の勉強会でお話をしました。
「あたり前の話でよければ」という条件付きで話したのですが、「あたり前の重要性をあらたにしました」というリップサービスを複数聞くことができました。
リップサービスだと思っていましたら、そのうちの一社から来社要請がありました。
どの様な話になるのか解りませんが、日時確定をしてお伺いすることにしました。
楽しみです。
■ 匠vsAI 表現力の不充分さをいかに補うか 917
ちょっとした情報が、私達の智慧となることは多々あります。
その情報が知恵の源泉であることに気づかないで機会損失を起こしていることは、それ以上に多いのかもしれません。
人間の感覚というのは、当てにならない反面、結構、良い線を行っていることが多いですね。
特に、匠の世界では、機械ではまねできないとか、NCマシンより精度が高いといわれますね。
先日、テレビを観ていましたら、金属板を特殊な用途用いるため、サブミクロン台の精度が求められると紹介していました。
その時に「これは、機械では測定できないほどの精度です」と説明がありました。
たとえば、平滑度などは、ちょっとした光の加減で、平滑度が出ているかどうかを、匠は確認できるそうです。
しかし、これはちょっと誤解を招きやすい表現です。
たとえAIを用いても機械やシステムでは、不特定な局部的な精度については、そこまでは測定できない、というのではなく、機械やシステムでも可能にすることはできても、効率的ではないというように説明すべきでしょう。
人の表現力というのは、不完全なことが多いので、キチンと理解をし、相手の意図をくみ取ることが必要ですね。
【 注 】 「サブミクロン」とは1ミクロンメートルの1/10のことで、0.1μmと表記できます。
■【今日は何の日】
当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。
この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930
■【経営コンサルタントの独り言】
その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。
■ 基本的な法律は理解しておきたいですね 426
日本の法律は、ドイツから学ぶところが多かったようです。
こんにちの会社法の基本ともなりました商法ですが、日本の旧商法はドイツの商法がもととなっています。
商法に関連する法律が、会社法以外にもいくつかありますが、ご自身のビジネスに関連する法律は一通り知っておく必要がありますね。
代表的な商法関連法法規を列挙しておきました。
お恥ずかしながら、私は法律を暗記するのが苦手で、もっぱら専門家に任せてしまっています。
■【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業
「【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記」から独立して、最初から発信していたします。
私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。
竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。
竹根好助は、私の会社の後継者で、ベテランの経営コンサルタントでもあります。
その竹根が経営コンサルタントに転身する前、どのような状況で、どの様な心情で、なぜ経営コンサルタントとして再スタートを切ったのかというお話です。
1ドルが360円の時代、すなわち1970年のことでした。入社して、まだ1年半にも満たないときに、福田商事が、アメリカ駐在事務所を開設するという重大発表がありました。
商社の海外戦略に関わる人事案件なので、角菊貿易事業部長の推薦する三名を元に、準備は水面下で慎重に進められていました。その中に竹根の名前が含まれていることは、社員の誰もが思いもよりませんでした。
討議を重ねた結果、福田社長は、海外戦略にも関わる高度な人事の問題なので、専務と社長に一任してほしいと言って三者会談を終えることにしました。しかし、後日、角菊事業部長は、最終的に、自分が推薦した佐藤君ではなく、竹根に決まったと聞かされます。
一方で、角菊は、自分の意図とは異なる社長の結論に納得がいかないのですが、かといって、それをあからさまにすることはしませんでした。他方、竹根は角菊からの内示なしに、社内には竹根に白羽の矢が立っていることを知りました。海外経験のない竹根は戸惑うばかりです。
雲と海だけの長いフライトの末、ようやく地上が見えてきました。サンフランシスコの上空から滑走路に向かうのです。着陸の不安、着地後の安堵、アメリカという新天地への期待などが入り混じっていました。
アメリカ生活、最大のショックが訪れました。戦後25年も続いてきた1ドル360円が崩壊したのです。そのような経済環境にもかかわらず、一方で竹根の胸にはひとりの女性が悩まし続けています。しかし、会社は次々と新たなミッションを命じてきます。
1ドル3 6 0円時代 鶏口牛後 竹根の人事推理
下馬評の外れと竹根の推理 事業部長の推薦と社長の思惑
人事推薦本命を確実にする資料作り
有益資料へのお褒めの言葉 福田社長の突つ込み
竹根が俎上に上がる 部下を持ち上げることも忘れない
福田社長の腹は決まっていた
2. 思いは叶うか
初代アメリカ駐在所長が決定 初代所長の決定に納得できず 竹根に白羽の矢
竹根の戸惑い 長池係長のアドバイス 急ごしらえの出張準備が始まる
3.アメリカ初体験
心細いサンフランシスコ上空 生まれて初めて外国の地に降り立つ
ニューヨーク事務所で準備が始まる
ニューヨークで稼働開始
ニューヨークの時計はカネ次第で回る速度が変わる!?
【小説】 今週の竹根の活動
<最新版> 毎週金曜日正午頃発信
■【老いぼれコンサルタントのブログ】
ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。
本日は、明細リストからではなく、下記の総合URLよりご覧下さるようお願いします。
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