経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

【心 de 経営】『書話力』を高める 7105 目的を明確にし、印象に残る話し方

2024-12-05 12:03:00 | 【心 de 経営】 表現力を高める

  【心 de 経営】『書話力』を高める 7105 目的を明確にし、印象に残る話し方     


 私には、「正しい日本語」とはなにか、というようなことを書いていくだけのバックグラウンドがあるわけではありません。一方で、人前でお話をする機会が多々あります。少しでも「美しい日本語ですね」と言われるような言い方をしたいと平素からこころがけています。
 経営コンサルタント歴半世紀の経験から体得した『書話力』を皆さんとわかちたいと考え、図々しくここにご紹介します。あまりにも「あたり前」すぎて、笑われてしまうかも知れませんが、「あたり前のことが、あたり前にできる」という心情から、お節介焼き精神でお届けします。
■【あたりまえ経営のすすめ】3 すべてのビジネスパーソンがめざす一歩上の発想とスキル
  時代に即したスキルを磨きながら、業務に活かし、自分の更なる成長に繋げるにはどうしたらよいのでしょうか。その方法は、多岐にわたると思います。
 「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズの第三章として、経営コンサルタントという仕事を通して、感じてきたことを、ビジネスパーソンに共通する面を中心にお話しています。
■3-700 「書話」とは何か? ビジネス表現力を身につける

 「日本人は、議論に弱い」「日本人は、論理的な話し方ができない」などとしばしば言われます。かくいう私も、そう言われる人間のひとりです。
 しかし、経営コンサルタントという仕事を半世紀も続けているうちに、それでは通じず、次第に、私なりの話し方やビジネスの仕方が、不充分ながら身についてきたように思えます。話すだけではなく、書くことにも共通する「表現力」というスキルがビジネスパーソンには不可欠です。「書く力」「話す力」をあわせて『書話の力』といい、表現力というスキルの一翼を担わせています。
 この体験は、当ブログ「【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業」としてもお届けしています。
  
 
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/c39d85bcbaef8d346f607cef1ecfe950
 
■7105 目的を明確にし、印象に残る話し方 
 どなたの言葉かは存じ上げませんが、「話の目的をシッカリとつかんだ話し手は、目的のきまった旅行者のようなものである」というような名言を聞いたことがあります。目的を持たない旅を「目的」としている旅行もありますが、一般的には「どこに行きたい」「何を見たい」「何を食べたい」などをイメージすることから旅行は始まります。
 しかし、目的を決めただけでは、旅行をすることはできません。目的地に、効率よく到着し、目的に応じた場所に、どの様な順番で回るか、移動手段とそのタイムテーブルはどうか、そこで何を見たいのか、何をしたいのかなど、計画や方法を決めておく必要があります。
 ひと様に話をするには、「何を言いたいのか」、すなわち話の目的に応じた準備が必要です。その準備ができて、どのように話をするのか、目的に沿った話し方が重要になってきます。

 話の目的について既述していますが、例えば「人を楽しませんる話」というのは、いきなり聞き手を笑わせることを切り出したとしても、多くの場合に失敗するでしょう。笑わせることだけが日的であれば、その道のプロである落語家や漫才師と互角と行かなくても、かなり近いレベルまで達していなければ、聞き手は飽きてしまうでしょう。
 一方で、話題は別にあり、その中で笑いを誘うということはあり得ます。私のような話し下手の者に取っては、笑わせようとすると緊張してしまいます。聞き手の笑いを誘うことが上手な人は、「聞き手を笑わせようとせず、楽しんでいただこうと思え」「話し手自身がリラックスした態度で話せ」ということを心がけているそうです。
 笑っていただく、楽しんでいただくためには、どの様な内容にするのか、話す内容が笑いを引き出せる、身近な題材をもとに脚色して話すでしょう。ある著名な漫談師は、平素からこれは面白いという話材に接すると、それをメモしておくそうです。
 テーマが決まり、話の題材を選び、ストーリー構成をするときに、そのテーマに即した内容を、事例をそのままではなく、誇張したり、追加したりして、自分独自の話に昇華して作り上げるということを励行しているそうです。そして、笑いの雰囲気を高めてから、笑いのとれるような明るい口調で、時には、その対比的に思い話し方で淡々と、おかしなことを話して、その落差からも笑いをそそるようにするそうです。

 私達も、平素から話材集めをすることが、人受けのする話し方の第一歩であると考えます。私の場合は、自分の話材となるようなことを、ブログに書くようにします。それにより、実際に講演などで、それを話す時の骨格がブログとしてできていますので、その話材をどの切り口から話しても、まとまりある話になります。
 問題は、どの様なタイミングやテーマの時に、何を話材として選ぶか、その選定が重要です。いうまでもなく、聞き手の興味をひく話題を、テーマに合わせて選ぶ力が必要です。
 事実を伝えたり、情報を提供するような場合には、ウラのとれた事実をもとに伝えることが基本です。自分の考えや伝聞を伝える場合には、「これは私の考えですが・・・」とか「○○教授の話に寄りますと・・・」というように出典や事実性のレベルが相手に伝わるようにします。この時に、自分の言っていることは価値があるものであるというような押しつけ的な話し方や、話した内容をむりやり相手に認めさせようとしますと、逆効果になってしまうことがあります。
 そのようなときに相手に理解や納得をしていただきたい時には、むしろ、クールに淡々と話し、重要と考えていること、強調したい点は、言葉や表現を変えて、同じ内容を繰り返すようにしています。また、「淡々と」とは真逆になるかも知れませんが、「この部分は、私が強調したいことであり、本日は、是非、これだけは記憶してお帰り下さい」と熱弁を振るっても良いでしょう。

 私は、『口癖言葉』というのを持っていることを別項で既述していますが、例えば「あたり前のことがあたり前にできる企業創り」ということの一環で「この場合の『あたり前』はなんでしょうか」というように『あたり前』と言う言葉を、機会あるごとに使うようにしています。
 あるいは、自己紹介をするようなタイミングで、「私は『コンサルタントのためのコンサルタント』と、周囲の人からよく言われます」などと、自慢話風にならないように、さらりと挿入します。このような自慢話的な事項というのはマイナス効果に繋がってしまうことが多いですので、印象づけようと力が入った形で使ってしまいますと失敗に繋がる懸念がありますので注意が必要です。
 このように自分を端的に表現する『スローガン的な表現』を複数持っていることも重要です。

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◆【お節介焼き情報】 小春日和は冬の季語?? プレバトの小気味よいコメント

2024-12-05 12:03:00 | 【話材】 お節介焼き情報

◆【お節介焼き情報】 小春日和は冬の季語??

 11月頃の暖かい日のことを「小春日和」といいます。

「小春日和」の前半にあります「小春(しょうしゅん、こはる)」は、旧暦10月の別名です。

 陽気が、春のうららに似ているからでしょう。

 正式には「小雪」を挟む新月から新月の旧暦の一か月を「小春」といいます。

 月の満ち欠けは年により異なりますので、大まかに最大期間を見ますと10月20日過ぎから、当時あたりまでの二か月間の中の一か月に含まれます。

 

 真冬に暖かい陽がありますとホッとしますね。

 小春日は、俳句の世界では冬、すなわち冬の季語なのです。

 

 因みに、英語では、「Indian summer」といいます。

 英英辞典では「晩秋において、暖かく乾燥し、かつ霞のかかった気候」と記述されています。(さらに細かい記述がついていますので、ご確認下さい)

  お節介焼き経営士が、お節介に上乗せしたお節介をネットで紹介しているのが【お節介焼き情報】です。

  http://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/e50188dfeea153ffff6fd6560c95be39


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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 12月4日 ◇外部ブレインの使いこなし ◇粗野な男と重厚な紳士の分岐点  ◇東京駅名決定経緯

2024-12-05 08:03:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 12月4日 ◇外部ブレインの使いこなし ◇粗野な男と重厚な紳士の分岐点  ◇東京駅名決定経緯 

  平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 私の後進として会社を託した竹根好助の経営コンサルタント起業経験や、その会社の日常業務、自分の思いなどを「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」として連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

12月4日

 横浜市に三溪園という池泉廻遊式日本庭園があります。

 今の時期は、紅葉が真っ盛りで、外国からの訪問者も多いです。

 交通の便が悪く、車で行く人も多いのですが、駐車場も狭いです。

 横浜駅からバスで、往きは立ちんぼで1時間近くもかかりました。

 帰路は30分くらいですし、車なら20分ほどの距離です。

 せっかくの名園なのに交通の便が悪いのは残念です。

 開園者の原三景氏も、そこまでは考えなかったのでしょうか。

 コロナが5類に分類変更されて以降、セミナーもオンサイトで開催するところが増えてきました。

 経営者・管理職の集まりに時々招かれますが、そこで、このような話をしました。

■ 13 粗野な男と重厚な紳士の分岐点   A712

 「ぼろは着てても心は錦」という歌があります。

 確かに、人は外見だけではわからないものです。外見だけで、「よい人」という審判が下されるのであれば、どんなに素晴らしい人でも、お金持ちには勝てないことになります。

 では、同じ人が、粗野な態度をとった場合と、落ち着きのある、重厚感溢れる立ち振る舞いをするときでは、どちらの印象がよいでしょうか。

 少々、落差の大きい比較ですが、現実には、人の立ち居振る舞いは、それほど大きく異なるわけではありません。ちょっとした仕草で、好印象を与えることもあり、悪い第一印象になってしまうこともあります。

 たとえば、応接室に招じ入れられ、ソファーにどっかと座るより、ゆったりと座るのでは、印象は全然異なります。。

 ソファーの前に置かれているサイドテーブルの端に少し手をかけたり、座面に掌をゆったりとした動作でおいてから座ったりするだけで、優雅さを演出することができます。

 それには、腹筋を平素から鍛えておく必要があります。座っている場合も、背筋を伸ばした姿勢でいますと、見ていて気持ちがよいです。それには、背筋が鍛えられていませんと、すぐに崩れてしまいます。

 コーヒーが出されたら、ほほえみ、軽く会釈をしながら、謝辞を発するだけで、給仕して下さった方の印象は大きく異なります。それどころか、謝辞によっては、その方のモチベーションアップにつながるかもしれません。

 砂糖やクリームを入れ、それをかき混ぜながら、会話をするのではなく、ゆったりとかき混ぜ、とくに最後にスプーンを上げるときは、意識してゆっくりと行います。そして、スプーンをカップの向こう側に起きます。

 カップの取っ手が、イギリス皇室のルールに従って左側にあるときには、そこに指を当ててカップの向こう側にしながら回して、取っ手を右側にします。この時に、指がだらしなく開いていないことが肝要です。

 この動作だけで、マナーを心得た人であるということを無言のうちに示せます。

 動作の最後は、特にゆっくりと行いますと、美しい動作に見えます。

 この間、数十秒足らずでしょうから、話は、それから続けます。けっして、この様な動作を,話しながら行わないようにします。

 私は、たったこれだけのことに注意をしているだけで、「あの先生は、紳士ですね」と言われることが多いようです。

■【今日のおすすめ】

 【経営コンサルタントへの道】 3. 有能な経営コンサルタントが持っている資質 5 謙虚な態度

 コンサルタント・士業として独立起業することは勇気が要ることです。

 どの様な資質を備えている人が、成功する確率が高いのでしょうか、経営コンサルタント歴半世紀の経験からお話しています。

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

  ■【今日は何の日】 12月5日 「東京駅」という駅名が決まった日 バミューダトライアングルの日 生類憐れみの令

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

  外部ブレインを使いこなせない社長は引退せよ c04

 技術革新は、ICT(IT)分野に限らず、あらゆる分野で行われています。

 それも革新のスピードはますます速くなってきています。

 その波に巧みに乗って成長している企業を見ますと、その視点の素晴らしさに感嘆します。

 しかし、そのような企業は一握りに過ぎません。

 多くの中小企業経営者・管理職とお話していますと、旧態依然としている人が多いのです。

「井の中の蛙」という言葉がありますが、企業内だけを見ている「内向き」な状態にいるようです。

 一人の人間では限界があります。

 社内だけの人材では充分に対応しきれません。

 たとえ有能な人材がいても、人間関係の難しさから、その人の力が充分に発揮されていないために機会損失を起こしてしまっていることも多々あります。

 外から風を入れてみましょう。

 風を入れることは、投資をしただけの価値があります。

 投資対効果の見合う風を入れることが契機となり、企業は、井の中の蛙ではいられなくなり、大きくジャンプすることができる可能性が出てきます。

 あなたの会社も、外からあなたの会社に即した風を入れてみませんか?

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。


■【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記 バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db


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■【今日は何の日】 12月5日 「東京駅」という駅名が決まった日 バミューダトライアングルの日 生類憐れみの令

2024-12-05 00:03:00 | 【今日は何の日12月】

 

  【今日は何の日】 12月5日 「東京駅」という駅名が決まった日 バミューダトライアングルの日 生類憐れみの令

 一年365日、毎日が何かの日です。

 季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。

 これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。

 独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。 詳細 ←クリック

 

今日は何の日インデックス】  日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます

■ 「東京駅」という駅名が決まった日

 東京・丸の内に建設中であった、「中央停車場」の建物に、1914年12月5日、正式名称が付けられました。「東京駅」という駅名の誕生です。

 東京駅を設計したのは、日本の近代建築を代表する建築家・辰野金吾です。建物正面は約335メートルの鉄骨レンガ造りです。東京タワーが、333メートルの高さがありますので、ほぼ、東京タワーを横に寝かせたくらいの横幅を持っている、当時の日本としては、驚くべき大きさの建物といえます。

 南北に八角屋根をしたドームを持っています。外観は、オランダのアムステルダム駅に酷似していますので、辰野は、アムステルダムに行ったか、その写真をみたかしたのでしょう。

 東京駅には、東京ステーションホテルという、高級ホテルがあることは、意外と知られていません。ましてや駅舎内に「東京ステーションギャラリー」とい美術館があることは、知る人が少ないのではないでしょうか。

 そこに展示されている「東京駅」と題する油彩画は、1932(昭和7)年に、熊本県出身の洋画家・櫻田精一(1910-1999)によって描かれました。その絵画により当時の東京駅の様子をうかがうことができます。

 当時の建物は、3階建てでしたが、戦災により消失してしまい、戦後、3階部分を取り壊して、2階建ての建物として生まれ変わりました。その後、3階建ての駅舎復原を求める声が大きくなり、2007年(平成19年)5月30日に起工され、2012年(平成24年)10月1日に、今日の東京駅舎が完成しました。

 東京駅は、東海道新幹線や東北新幹線など、全国の新幹線網における最大の拠点であるだけではなく、在来線の東海道本線や東北本線など主要幹線の起点駅でもあります。ここからは、乗り換えなしで、33都道府県を結んでいて、1日当たりの列車発着本数は約3000本という日本を代表するターミナル駅の一つです。とりわけ、プラットホームの数は、日本一多く、在来線が地上5面10線と地下4面8線の合計9面18線、新幹線が地上5面10線、地下鉄は地下1面2線を有しています。

 首都圏の玄関口となっていますし、現在、品川駅を起点とするリニア新幹線も2027年を目途に工事が進められています。

 東京駅には、知られざる秘密が地下にあります。東京駅にあった貨物駅ホームの地下と東京中央郵便局がトンネルで結ばれていました。1915年にはトンネル工事が完了し、1917年には地下電車の運行が始まりました。

 日本で最初の地下鉄である上野-浅草間(現在の東京メトロ銀座線の一部)が開通したのが1927(昭和2)年ですから、それよりも10年以上も早く地下電車が運行されていたことになります。

 その痕跡が、公開されてはいませんが、いまでもレンガトンネルとして残っています。私が子供の頃、東京駅の通路に直角に交わっているレンガトンネルを見た記憶がかすかに残っています。

 

■ 生類憐れみの令 

 

 12月5日は、犬将軍と言われる徳川綱吉が、生類憐れみの令の一環として、16万坪にも及ぶ犬小屋を作った日だそうです。東京の中野区に犬小屋が作られた時にその辺に済む住民が強制退去されたという記述が残っているそうです。

 ところが、これだけを聞くと、大変迷惑な話であり、理不尽であるという思いがします。

 綱吉の時代と言えば17世紀後半に治世を取った人ですが、その頃というのは新宿ですら、原っぱが広がる小さな宿場町です。ましてや中野というのは、新宿寄りもさらに西に位置しています。強制退去を命じられた人は、実は数人であったというのですから、被害は少なかったようです。

 しかし、だからといって、横暴が許されるわけではないですよね。

 

■ バミューダトライアングルの日

 

 1945(昭和20)年12月5日に、大西洋上で米軍機が突然消息を絶ったのです。ここは、フロリダとバミューダ島、プエルトリコの三点を結ぶ三角形の海域です。

 以前から多くの船や飛行機がこの地域に入ると消息不明となり、魔の三角海域「バミューダトライアングル」と呼ばれるようになりました。

 しかし、統計的に見て、この海域がとりわけ遭難事故が多いというのでは内容です。物語を面白く味付けるために作られて伝説のようです。

 

(ドアノブ)

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