経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

【あたりまえ経営のすすめ】経営戦略編 経営理念の構築・再構築 32 経営理念を組織的に構築・再構築する

2024-12-09 12:03:00 | 【心 de 経営】 あたりまえ経営のすすめ5 経営戦略編

■【あたりまえ経営のすすめ】経営戦略編 経営理念の構築・再構築 32 経営理念を組織的に構築・再構築する   

 多様化の時代になり、ホンモノ智恵が求められる昨今です。

 世の中には、「専門家」とか「プロ」と呼ばれる人が多数いらっしゃいます。

 ところが、残念なことに、その大半というのが、「エセ専門家」「エセプロ」なのです。

 管理職も、“真”のプロ管理職にならなければなりません。

 ホンモノのプロ、要は「“真”のプロ」とは、どの様な人を指すのでしょうか。

 エセプロの多くは、「あたり前のことが、あたり前にできる」ということを軽視しています。

 「今の時代、最新の経営理論に基づく経営が重要である」と「あたり前」を蔑視をしている人もいるほどです。

 では、「あたり前」とは、なんでしょうか?

 「“真”のあたり前」を知らずして、あたり前を軽視して欲しくないですね。

 あたり前は、その辺に転がっているのではなく、「あたり前は創るもの」です。

 1970年代から、半世紀にわたる経営コンサルタント経験から、最善の策ではないにしても、ベターな策を講じるための智恵をご紹介してまいります。

メモ

■【経営支援編】第5部 経営戦略編 戦略思考で経営者・管理職のレベルアップを図る 3章 経営理念の構築・再構築に取り組む

 企業経営では、日常業務におけます事項から、経営戦略など、企業の根幹になるようなじこうまで、いろいろなレベルや内容の意思決定をしなければなりません。
 高度な戦略的な意思決定を行うには、戦略思考ができませんと、誤った方向に企業が走り出しかねません。
 一方で、戦略思考というのは、容易には身に付けることは困難です。この課題に取り組んで行きましょう。

5-3 経営理念の構築・再構築に取り組む
 経営理念とは何かについて、共通認識ができましたら、実際に経営理念構築・再構築の実務編に入りたいと思います。
 経営理念をどの様に構築・再構築するか、その方法となりますと一般的には確立されていないといえます。他社の事例を参考にして経営者が、エイヤーッと作成したり、経営コンサルタントに依頼して作成したりとするケースが多いようです。
 ここでは、経営理念だけではなく、経営基本戦略や中長期経営計画など、経営管理を行う上で、関連する次項を念頭において、経営コンサルタント歴40年余の実績から、経営理念構築・再構築の方法をご紹介します。

5-32 経営理念を組織的に構築・再構築する
 「中小企業に経営理念など不要」という声をしばしば耳にします。

 コンサルタント・士業の先生方でさえ、そのようにおっしゃるか違います。

 「ものさし経営」という〃あたりまえ経営〃を理解しますと、経営理念という「ものさし」の意味が理解できるようになるのです。

 前回から、経営理念の構築・再構築についてご一緒に考えていただいています。


 経営理念を誰が作るか、というのは大きな課題です。
 経営理念は、その性質上から、経営者が構築すべき事項と考えられます。ところが、経営理念が、絵に描いた餅になってしまう企業が多数あることから、社員に参画意識を持たせることにより、経営理念に魂を吹き込もうという企業が増えてきました。その進め方の事例をご紹介します。
 経営理念に魂を吹き込むためには、経営者の一方的な思いを押しつけるのでは、形式的なけりになりかねません。
 社員を巻き込んで、経営理念を構築・再構築して行く事例です。

 平素、経営者が、自社のあり方、理想像について語っている企業では、すでに理想的な企業の姿が明確になっていると思います。しかし、意外と、それが共通認識されているとは限らないのです。
 そこで、「理想企業像づくり」のプロジェクト・チームや委員会を設立して、社員が、どの様な企業なら仕事をしやすいのか、それをまとめ上げるための組織です。自社の理想像を社員にまとめさせることにより、参画意識が高まり、自分達が、この様に立派な企業をつくっていくのだという気持ちになってもらうのです。
 一方、これとは別に、経営者が、創業時の精神、夢を再度、整理することにより、自分の考え方を再確認します。すでに創業者がなくなっている場合には、創業者精神を、自分なりに咀嚼し直して、自分の考え方を付加した形で整理します。
 短い文章にまとめ上げても良いですし、箇条書きにしても良いでしょう。この作業のポイントは、社員による理想企業像創りとは独立して進めて行くことです。

 両者が並行して作業を進めていく中で、「理想企業像づくり」のチームとは別に、新たに「経営理念構築運用」のプロジェクト・チームないし委員会等を組織化します。この組織に、理想像づくりのメンバーの一部を加えることもあります。
 ただし、理想像づくりのメンバー全員が、新たな「経営理念構築運用」の組織メンバーに参画することは、あまり好ましくありません。理想像づくりで苦労したことが、そのまま踏襲されてしまいかねず、その結果、それまでの討議を引きずることになってしまうことが多いのです。
 メンバーが新たでありますと、それまでとは異なった思考回路で検討することになり、斬新性が高まります。一方で、理想像づくりの経験が活きないというマイナス面もあります。
 このメンバーは、理想像づくりのメンバーの提案内容と、経営者がまとめた経営者の夢や企業像、創業者精神の両者から、新たに「経営理念案」を構築・再構築します。

 最終的に、このメンバーがまとめ上げました「経営理念案」をもとに、取締役会・役員会等で審議します。そこで、変更の意見が多ければ、その理由を説明して、差し戻します。問題がなければ取締役会・役員会等で決定し、経営理念として共通目標となるようにします。
 決定された経営理念を、どのようにして普及し、経営に活かしたら良いのか、「経営理念構築運用」の組織で審議し、定着・活用させるようにします。
 共通目標を共通認識するために、「経営理念発表会」を企業内だけではなく、対外的な行事もあわせて開催することも良いでしょう。
 共通認識と定着や活用には、全社、特に初期には管理職の意識変革に重点がおかれます。


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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 12月8日 ◇缶ビール ◇ナレーション付き映像ミニ版 ◇年二回行われる年中行事があるのですね c08 ◇難読・珍読駅名

2024-12-09 08:03:00 | 【小説風老いぼれコンサルタントの日記】

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 12月8日 ◇缶ビール ◇ナレーション付き映像ミニ版 ◇年二回行われる年中行事があるのですね c08 ◇難読・珍読駅名 

  平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

12月8日 缶ビール

 私は下戸ですので、アルコール飲料のことはあまり関心がありません。しかし、スーパーマーケットに行きますと、缶ビールコーナーの種類の多さに驚きます。
 主要ブランド各社は135ml、250ml、350ml、500mlの4種類を展開しているそうです。標準的とも言える350ml缶が最も売れているのは当然です。
 生活の中でちょっと息抜きをしたいときにチョコッと飲みたい時に、「ミニ缶」と呼ばれる最も小さな135ml缶が喜ばれるのかもしれません。しかし、缶ビール売り上げの1%前後と言いますから、マーケティングの常識的には生産中止の決定が出るでしょう。
 では、なぜ、販売を継続しているのでしょうか。
 上述のチョコッと飲みとか、ビールにあまり馴染みのない人が試しのみをしたり、お盆時期のお供えものにしたり、などの用途も考えられます。近年、インバウンド増で、物珍しさから外国人観光客がお土産として買って帰る人もいるそうです。
 それにしても、「1%売り上げ」で大企業がなぜ我慢できるのかが不思議です。
 マーケティング的に考えますと、「選べる楽しさ」ということなのでしょうか。
(ITmedia ビジネスオンライン参照)

 ちょっとした情報が、私達の智慧となることは多々あります。

 その情報が知恵の源泉であることに気づかないで機会損失を起こしていることは、それ以上に多いのかもしれません。

■【経営コンサルタントのトンボの目 全国難読&珍読駅名4  難読&珍読駅名で巡る都道府県の旅 15602

 故山本修先生は、美容サロンを独立開業され、その経験を元にサロン経営者に「商品管理」「顧客管理」「計数管理」を提案し、サロン経営の生産性向上に成果を上げてこられました。
 日本経営士協会では、専務理事・関西支部長等を歴任され、その貢献度は多大です。その功績に敬意を表して、10年ほど前に、先生が当ブログに投稿してくださったコンテンツを再掲いたします。内容的に、当節にそぐわぬこともあるかもしれませんが、そこから何かを感じ取って下さると幸いです。

◆  全国「難読&珍読駅名」 その4  ◆

   ~ 難読&珍読駅名で巡る都道府県の旅 ~

  「難読・珍読駅名の旅」、今回は、大阪府から愛媛県までの駅名とその由来についてご紹介していこう。

◆「私 市」:きさいち

 (大阪府)京阪電気鉄道交野線・・・交野市(かたのし)
 后(きさい、皇后)の私有地内を「私部内(きさいべのうち)」と言い私市になったとされている。

◆「養 父」:やぶ

 (兵庫県)山陰本線・・・養父市(やぶし)
 「ようふ」と誤読され易い。 竹などが密生している地を意味する藪に別の字をあてたとされる。

◆「用 瀬」:もちがせ

 (鳥取県)因美線・・・鳥取市
 2つの川の合流地点に位置し、瀬が満ちる「満ヶ瀬(みちがせ)」が由来。伝統行事の流しびなが有名である。

◆「万能倉」:まなぐら

 (広島県)福塩線・・・福山市
 山陽道の宿場があった穀倉地帯で農作物を保管する倉庫があったことが語源とされる。

◆「温泉津」:ゆのつ

 (島根県)山陰本線・・・大田市
 「温泉が湧く港」に由来。  温泉地は「石見銀山遺跡とその文化的景観」の一部として世界遺産に登録されている。

◆「埴 生」:はぶ

 (山口県)山陽本線・・・山陽小野田市
 「はにゅう」と誤読され易い。 焼き物の原料・埴(はに)を産する地だったことが由来。

◆「府 中」:こう

 (徳島県)徳島線・・・徳島市
 「ふちゅう」と読むと「不忠」に通ずるとして、役所を指す「国府(こう)」と同じ読みを当てたと言われる。

◆「松 前」:まさき

 (愛媛県)伊予鉄道郡中線・・・松前町(まさきちょう)
 松前(まつまえ)と呼ばれることが多い、瀬戸内海に面する港町であり海岸に松林があったことからこの名前となった。
 過去には北海道に同じ字の松前(まつまえ)駅も存在したと言われる。

                        参考文献 週刊ポストより

■【今日のおすすめ】

 ナレーション付き映像で見るカシャリ!ひとり旅】 平泉毛越寺ミニ1山門・芭蕉句碑 欧州の歴史に不可欠な国の特別遺跡 山門・芭蕉句碑

 【ナレーション付き映像】シリーズには、「ミニ版」というのがあります。

 大きなテーマの中から一部を切り取って5分程度でご紹介しています。

 隙間時間に、チョコッと見ていただくのに最適です。

 気軽にご覧下さると幸いです。

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。 

  ■【今日は何の日】 12月9日 漱石忌 障害者の日にその意義を再考する

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

■ 年二回行われる年中行事があるのですね c08

 12月8日は、「針供養」でした。

 この日には裁縫の仕事を休み、折れたり、曲がったり、さびたりしている針を集めて、豆腐に刺して供養します。

 このような昔の儀式的な慣習は年に一回行われることが多いです。

 ところが針供養は、2月と12月の年二回行われます。

 年に二回行われる行事の一つが「大祓(おおはらえ)」です。

 私たちが身近に感ずるのは大晦日ですが、6月30日にも行われます。

 正月に初詣をしますと大きな輪が神殿前にあるのをご存知でしょう。

 その回りを八文字に回りますと3回輪をくぐることになりますが、これが正式なやり方です。

 大祓は年2回行われる年中行事ですが、皇室では新嘗祭(にいなめさい)の時、また歴史的には、疫病が流行るなど災害時などにも行われてきました。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

  >> もっと見る


■バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db
 


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■■【お節介焼き情報】 江戸っ子1号の活動から学ぶ

2024-12-09 07:16:13 | 【話材】 お節介焼き情報

■【お節介焼き情報】 江戸っ子1号の活動から学ぶ

 当ブログで「江戸っ子1号」の話を紹介しました。

 江戸っ子1号は、民間企業が共同で作った深海探査機です。

 江戸っ子1号の構成は、上から順に通信球、トランスポンダ、回路球、照明球、カメラ球となっており、船から深海にフリーフォールで沈めます。水中では、1分間に約50~60mずつ沈みます。
 沈む様子と着底は、船上から機体についているトランスポンダへ音波を飛ばし、跳ね返ってくるスピードによって深度を割り出すことで確認することができます。
 浮上時は、船からの音波信号を電流に変え、錘を切り離すことで観測を終了した機体は自らの浮力で海面へ浮上します。海面へ浮上した機体は、GPSで座標を確認し、船で回収します。

 NHK解説委員の今井純子氏が「脱下請け体質への課題」と題して論評していましたので、その要旨を紹介します。

 江戸っ子1号に取り組んでいる社長さん達は、決して道楽だけでやっているわけではありません。苦境にあえいでいる中小・零細の企業が、下請けから脱却するにはどうしたらいいのか、氏は3つのヒントを挙げています。

 

【異業種との連携】

 中小企業の多くが個々にもっている高い技術を活かし切れていません。その理由の一つが部品や素材の会社ですので、それ単独では商品になりません。単独の高い技術を、ほかの分野の会社と連携することで、製品という形にまで昇華することが可能なのです。

【産官学の連携】

 江戸っ子1号の開発には、当初から、海洋研究開発機構、芝浦工業大学、東京海洋大学というような官学を巻き込んでいます。

 大規模なコンピューターによる解析などは、中小企業ではとてもできません。しかし、大学がもっている設備を使えばこれが可能です。その結果を利用して工場(こうば)ですばやく試作品を作ることが可能となります。

 海洋研究開発機構が、専門的な知識や実験の支援をしています。

 このような連携が町工場だけでは難しい技術の開発にもつながりました。

【コーディネーター役の存在】

 ここで不可欠なのが、コーディネーター役の存在です。

 今回は、地元の中小企業を支援している信用金庫がアイディアを提供し、大学や機構に橋渡しました。中小企業だけでは、官学との関係を持つことは困難であり、プロジェクトの発足もできなかったでしょう。

 日々の操業に追われている町工場に代わって、実験の段取りなど、事務局の役割も果たしました。

【まとめ】

 日本のものづくりと雇用を支えてきた多くの中小・零細の企業が消えていくことになれば、日本の競争力の土台が崩れることにつながりかねません。

 まずは、経営者が、前向きに挑戦すること。それが大前提ですが、やる気のある経営者をみつけて、体質の転換を支援する。その態勢づくりを、国や金融機関は、急いでほしいと思います。

【コメント】

 単に製品を開発するだけであれば、地元の信用金庫だけでも済むかもしれませんが、開発した製品を「商品化」するとなると、限界があります。このときに必要なのが経営コンサルタントといえます。

 

◆ 心で経営 論語や菜根譚をもとに経営者のあるべき姿を説く

 【心de経営】シリーズは、「経営は心deするもの」という意味になります。それとともにフランス語の前置詞であります「de(英語のof)」を活かしますと、「経営の心」すなわち、経営管理として、あるいは経営コンサルタントとして、企業経営をどの様にすべきか、経営の真髄を、筆者の体験を通じて、毎月新しいブログを発信いたします。


 【筆者紹介】 特定非営利活動法人日本経営士協会 藤原 久子 先生

  北海道札幌市出身、20年間の専業主婦を経て、会計事務所に約4年半勤務。その後平成元年7月に財務の記帳代行業務並びに経理事務員の人材派遣業の会社を設立し、代表取締役として現在に至る。従業員満足・顧客満足・地域貢献企業を目指し、企業の永続的発展を願う。
 平成22年には横浜型地域貢献企業の最上位を受賞、続いてグッドバランスの受賞により、新聞、雑誌の掲載をはじめ、ラジオやWebTV(日本の社長100・神奈川県社長t v)に出演したりして、各種メディアで紹介されている。 


■ ご挨拶
 自社の経営に当たりまして、何かと忙しい経営者に安心して事業に専念してほしいとの想いと、そして忙しい経営者に、私たちからは「もっと心の通いあうサービス提供を」という原点を忘れてはならないと常に考えております。また、「顧客第一主義」と「企業は人なり」の精神を揺るぎないものとして持ち続けることも大切です。

 その信念に「学び」をプラスして更なる人間的魅力を形成してはじめて、従業員やお客様から信頼されるのです。そのためにも、まず自分自身を磨くことが大切です。

  人にはそれぞれ自分なりの生き方があります。経営者様をはじめ、これから経営者として歩み始めるみなさまや経営コンサルタント・士業の気づきや学ぶ機会になれば、これほどに嬉しいことはございません。

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■【今日は何の日】 12月9日 漱石忌 障害者の日にその意義を再考する

2024-12-09 00:03:00 | 【今日は何の日12月】

 

  【今日は何の日】 12月9日 漱石忌 障害者の日にその意義を再考する

 

 一年365日、毎日が何かの日です。  季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。  これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。  独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。 詳細 ←クリック

今日は何の日インデックス】  日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます

■ 障害者の日にその意義を再考する

 

 1975(昭和50)年に、国連総会で「障害者の権利宣言」が採択されました。

 日本では、1981(昭和56)年は国際障害者年でした。この歳12月9日に総理府(現内閣府)が主催して「広がる希望の集い」という記念行事が開催され、そこでこの記念日が制定されました。その実施は厚生労働省の所轄です。

 障害者は、小泉政権以前には手厚く支援されていましたが、同政権下で、自立支援という美名の下、それまでは障害者に支給されていたものが、自立のための支援という名目に変わってしまいました。

 そのために、従来のように規程の支給がなされていたものが、なくなり、多くの障害者の収入が減少してしまいました。

 一方で、この制度のおかげで、自立できた障害者も多数います。しかし、多くの人が、いまだに苦しんでいるのも事実です。

 財政難の昨今では、年金支給の年齢が高くなり、高齢者に厳しい時代に入っています。裕福な高齢者への支給はまだ平等性を欠いています。それらを勘案すれば、障害者や高齢者の貧困問題は、改善されると思います。

 

■ 漱石忌

 

 1916年(大正5年)12月9日に森鴎外と並ぶ文豪・夏目漱石(1867年~1916)がなくなりました。日本を代表する小説家、評論家、英文学者です。

 本名は夏目金之助で、牛込馬場下横町(現在の東京都新宿区喜久井町)の生まれです。現在でも「漱石公園」など、ゆかりの地があります。

 代表作には「吾輩は猫である」があります。

 主人公の猫は名前も付けてもらえない「吾輩」です。中学校で英語の先生をやっている珍野苦沙弥に飼われています。

 珍野一家や友人、書生達などの人間模様を風刺的に描いています。

 吾輩の片思いのガールフレンドである三毛子は、 隣宅に住む二絃琴の御師匠さんに飼われています。三毛子の飼い主である、このお師匠さんですが、「天璋院様の御祐筆の妹の御嫁に行った先の御っかさんの甥の娘」といいますが、どういう関係かよく解りません。

 天璋院というよりは、NHKのドラマでむしろ「篤姫」のほうがよく知られています。薩摩藩島津家の親戚筋に生まれ、本家の養女となり、五摂家筆頭近衛家の娘として第13代将軍家定の御台所となった人です。

 前述のお師匠さんと同様、昔の人は容易に養女となったりするので、「血筋」といっても何処まで血の色が濃いのかわかりませんね。

(ドアノブ)

趣味・旅行のブログ

 

 since 1951 特定非営利活動法人・日本経営士協会

【ブログ 経営コンサルタントの育成と資格付与】

 日本経営士協会は、特定非営利活動法人として内閣府による認証を受けた経営コンサルタント団体です。1951年に誕生し、経営コンサルタント育成と経営士・士補資格付与活動を1953年から積極的に行ってきている、日本で最初に設立され、約65年もの永きにわたりまして社会貢献をしてきています。  このブログは、主に次のような方々を対象に、時宜に即した情報を毎日、原則として複数本のブログをお届けしています。経営というのは、根底に流れいるものは、下記のいずれにも共通し、視点を変えるだけでそれを応用することができるという信念を基に、あえて三兎を追っています。

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