■【きょうの人】 0519 隠元隆琦 明末清初の禅宗の僧で、日本黄檗宗の祖
本日、ゆかりの人をご紹介します。
そこに歴史や思想、人物、生き方などを感じ取っていただけると幸いです。
■ 隠元隆琦 明末清初の禅宗の僧で、日本黄檗宗の祖
隠元隆琦(いんげん りゅうき)
万暦20年・文禄元年11月4日〈1592年12月7日〉-寛文13年4月3日〈1673年5月19日〉
特諡として大光普照国師、仏慈広鑑国師、径山首出国師、覚性円明国師
勅賜として真空大師、華光大師、
明末清初の禅宗の僧で、日本黄檗宗の祖です。隠元自身は、「臨済正宗」と称していたそうです。
独特の威儀を持ち、禅とさまざまな教えを兼ね併せる、当時の「禅浄双修」の念仏禅や、「禅密双修」の陀羅尼禅を特徴とする明朝の禅である「明禅」を日本に伝えました。
また、道者超元と共に当時の禅宗界に多大な影響を与え、江戸時代における臨済・曹洞の二宗の戒律復興運動等にも大きな貢献をしました。
明代の書をはじめとして当時の中国における文化や文物をも伝えています。隠元豆の名称に名を残していることは広く知られています。
日本における煎茶道の開祖ともいわれていますし、能書家としても知られ、木庵性とう、即非如一とともに「黄檗の三筆」といわれるほどです。
承応年には江戸で将軍家綱に拝謁し、後に宇治に地を与えられ万福寺を建てました。
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