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けい先生のつぼにくる話

はりきゅう漢方の先生が教えてくれる健康に関する話
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「小また」で腰痛を癒す

2007-08-24 01:22:45 | 東洋医学全般
小またとは「かかとからアキレス腱の終わるところまでで、その筋の両側と内側と外側の両方のくるぶしの間にできる溝」のことだったのです。
この溝はお痩せになった方はハッキリと見えやすく、ふくよかな方はムーミンに出てくるノンノンみたいにポテッとされている場合があります。

このあたりがスッキリとしていて、筋がとおって長く見えるのを「小またが切れ上がっている」と表現されてきたのです。

この内側のくるぶしとアキレス腱の間でくぼんでいるところでややくるぶしよりのツボを「太谿(たいけい)」、ここよりアキレス腱の前側に沿ってさすりあげて、アキレス腱が一本の硬い筋ではなくなるあたりを「復溜(ふくりゅう)」といいます。

この「太谿(たいけい)」の反対側、ようはアキレス腱と外くるぶしの間を「崑崙(こんろん)」といい、そこよりうえで「復溜(ふくりゅう)」の反対側(外側)ですが、これより2センチ弱上のところを「跗陽(ふよう)」といいます。

このあたりは腰痛の治療に大変効果のある場所です。
特に急性の腰痛やいわゆるぎっくり腰のときの、腰の痛いところをマッサージしたり、暖めたりすると必ず悪化します。

そういう時は上記のツボのあたりをやさしく押してもらいましょう。とても効果があります。

「小また」は使えます。

日本伝統鍼灸漢方
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