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けい先生のつぼにくる話

はりきゅう漢方の先生が教えてくれる健康に関する話
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痔の痛みを即座に取るお灸

2007-08-29 14:44:25 | 東洋医学全般
痔の痛みについては先日、激しい痔の痛みに 桂枝加芍薬湯でお話をしていますが、今回はお灸を使った治療法です。

痔に絶対的によいお灸のツボは「百会(ひゃくえ)」です。いつも申し上げているとおり、同じ種類の病でも一人一人の体質によって当然ツボや漢方薬を変えてゆくのが本質的な治療なのですが、このツボはおよそ痔の痛みに対してはどんな種類のものでも効きますので、ぜひお試しください。

ここに「ご飯粒くらいの大きさ」のお灸を置いて焼ききってしまいましょう。かなり熱いのではありますが、一種の心地よい「ずぅぅん、、、」とした刺激が頭に広がります。これがなかなか気持ちいいんですよ。
5壮から10壮(お灸は1壮、2壮と数えます。)ほど焼ききってしまいましょう。本当にお灸をしているそばから、痔の痛みが消えてゆきます。一気に痛みを取りたい方や、薬を使えない妊婦さんなどに最適ですね。

一日一回、同じところにすえます。かさぶたができたらそのうえにすえて、熱さがジーンととおるまで続けてその日の治療を終わります。2-3日続けて痛みを落ち着かせて、後は気長に痔になってしまった体の根本的な体質改善を行いましょう。

お灸を焼ききって、はげてしまわないでしょうか?
確かにその部分の髪の毛の10本くらいは切れてしまうでしょう。しかし、普通のお灸の刺激では毛根が破壊されてしまうことは絶対にありません。後で必ず丈夫な髪の毛が生えてきます。この一ヶ所のお灸では、髪の毛が少し焼けていることなど、まったく外からはわかりません。

むしろお灸は禿頭症の治療になくてはならない方法です。
特に、ストレスによる円形脱毛症には大変効果があり、ほぼ間違いなく完治します。

お灸は日本からの通信販売でも購入できます。この急激で耐え難い痔の痛みには、切りもぐさといわれているもぐさをつぼに乗せて点火します。

今回は切りもぐさをご紹介しましたが、これ以外にもその治療したい場所や使いたいツボの種類によって、いろいろなインスタントのお灸があります。日を改めてお話をしたいと思います。

日本伝統鍼灸漢方


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