二日続けて蛇口の話。
蛇口を開けると、先に空気が出てから、ワンテンポ遅れて水が出るようになった。
クワーッ、カー、とムダ声をあげてから出てくる。
待てば出るのだが、ちょっととろい。
蛇口のシールが不完全になって、空気を吸い込み、配管内の水位が水タンクの位置まで下がってしまうようだ。
出した水を止めて蛇口に耳をつけると、ポコポコポコ・・・と空気を吸い込む音が聞こえる。
パッキンがへたったかな。
バンテックのKさんに言ったら、「待てば出るんでしょ」。
全然その気が無い。
Kさんの性格か、それとも社風か。
簡単に取り外せない作りなので、バンテック社の廃棄部品箱の中から、良く似た蛇口を見つけ出して分解してみた。
メカが分かれば、想像が働くってものだ。
電気は分からないけど。
分厚いゴムを、ストロークの大きな圧縮バネで押し付けてシールする構造になっており、簡単に磨耗したり、へたったり、外れたりするとは思えない。
これはたぶん、異物が挟まっているだけだな・・・
そこで、時々水を出しながら、蛇口の開閉を繰り返すこと100回。
50回でも良いのだが、とにかく決めた100回。
読みが的中、見事に直ってしまった。