庭のカナメモチの木に、枝に擬態したイモムシを見つけた。
体長は6センチほど。
尺取り虫の仲間だろうと調べたら、トビモンオオエダシャクという蛾の幼虫らしい。
軽く突いても身動きしない。
とっくにバレているのに、身も心も枝になりきって硬直したままだ。
葉を食べる害虫だが、こういう姿を見ると情けをかけたくなる。
極刑にはせず、空き地の草むらまで運んで追放の刑にした。
調べてみると、この虫には面白い話が幾つもある。
一般にイモムシ類の天敵はアリだが、このエダシャクはアリに攻撃されることがない。
見た目が枝に似ているからではなく、体の表面から、自分が食べた樹木と同じワックス成分を分泌するからだという。
トビモンオオエダシャクは、視覚的に枝に擬態するだけでなく、化学的にも擬態していることになる。
昔、この虫には「土瓶割り」という別名があったらしい。
枝と間違えて土瓶を掛けると落ちて割れる、という意味である。
実際に土瓶を掛ける間違いなど有りそうもないのに、よくもまあ思いつくものだと感心する。
体長は6センチほど。
尺取り虫の仲間だろうと調べたら、トビモンオオエダシャクという蛾の幼虫らしい。
軽く突いても身動きしない。
とっくにバレているのに、身も心も枝になりきって硬直したままだ。
葉を食べる害虫だが、こういう姿を見ると情けをかけたくなる。
極刑にはせず、空き地の草むらまで運んで追放の刑にした。
調べてみると、この虫には面白い話が幾つもある。
一般にイモムシ類の天敵はアリだが、このエダシャクはアリに攻撃されることがない。
見た目が枝に似ているからではなく、体の表面から、自分が食べた樹木と同じワックス成分を分泌するからだという。
トビモンオオエダシャクは、視覚的に枝に擬態するだけでなく、化学的にも擬態していることになる。
昔、この虫には「土瓶割り」という別名があったらしい。
枝と間違えて土瓶を掛けると落ちて割れる、という意味である。
実際に土瓶を掛ける間違いなど有りそうもないのに、よくもまあ思いつくものだと感心する。