kenharuの日記

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今年もカルガモ親子が

2021-06-01 | 野鳥
今年も町内の用水路にカルガモの親子が現れた。
周囲を住宅に囲まれた、長さ100メートルほどの用水路である。

たぶん去年のカルガモだろう。
一般に野鳥は、繁殖に成功した場所を翌年もまた使いたがる。
見物人が多くて落ち着かなかったとか、悪ガキに石を投げられたとか、嫌な経験があったとしても「結果として繁殖に成功」すれば、その場所に執着するようである。

その好例がツバメだ。
ヘビやカラスに襲われなければヒナたちは無事に巣立ちする。
人の生活圏に深く入り込むほど繁殖の成功率は高まる。
だから、絶えず人が出入りする道の駅のトイレや、極端な例では自動ドアの室内側などにまで、巣を構えるようになったのだろう。

さて、今年のカルガモ親子はVIP待遇である。
まず誰かが2階建ての住宅を提供した。


上空の猛禽に見つからない1階でヒナたちが休憩し、ママは2階で見張り番。
親鳥は絶えず上空を警戒するものだから、この住宅は良く考えられている。
ヒナが上りやすいようにと、斜路まで設けてある。


食事の心配もない。
頻繁に住民たちが餌やりに現れるし、用水路の数カ所にはヒモでくくった新鮮野菜が浮かべられている。

食うにも住むにも困らない。
この親子は町内のペットである。
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