kenharuの日記

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再生医療の時代

2021-11-24 | その他
カミさんが脚の痛みと戦っている。
腰椎と股関節から来る2種類の痛みである。
原因は股関節や腰椎の摩耗や変形で、高齢女性に多く見られる老化現象である。
整形外科では「治りません」「人工関節に取り替えるレベルです」と言われている。

しかし再生医療が登場してからは、従来の「保存療法でだめなら人工関節」という考え方は変わりはじめているようだ。
残念ながら、幹細胞を使う治療を行っている医療機関はまだ少ないし、費用も注射一本が150万円などと超高額である。

さて、数日前にカミさんが「再生医療っぽい治療」を受けてきた。
「ぽい」と言うのは、注目の幹細胞ではなく、自分の血小板を使う治療法だからである。
事前に採血し、遠心分離器を使って血小板を多く含む血漿を作り、関節に注射する。
血小板には、傷の治癒を促進する成長因子が含まれていて、ヒトの自然治癒力を引き出す力がある。
股関節に注入すると、滑膜と呼ばれる被覆が生成されて、80%ほどの人は症状が改善するらしい。
そして少数だが、すり減った軟骨が再生する患者も居るというのだ。

「ぽい治療」を受けた翌々日の朝、カミさんが「久しぶりに股関節の痛みが消えた」と喜んだ。
半日後には痛みが戻ってきたが、前途を期待させる兆候ではある。
今後の経過が良ければ、腰椎にも「ぽい治療」受けることにしている。




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