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錦織・大坂奮起を望む 最近のマスターズ結果

2018-08-18 10:39:50 | テニス
今年最後のグランドスラムである全米オープンに向けて、その前哨戦となるマスターズ(ATP-1000)が先週今週と続いて2大会連続で開催されています。

先週がカナダのロジャーズカップで、今週アメリカでウエスタン&サザンオープンとなっており、期待の大坂と錦織はこの2大会に出場しました。ATP-1000ですので、上位選手は出場の義務があり、ほとんどの有名選手が出場しています。

この時点でのランキングは大坂が18位、錦織が22位でしたので、十分勝ち残れる順位となっていました。

先週の大会では大坂の1回戦はスペインのスアレスナバロと対戦しましたが、トップテン近くまで行ったことのあるベテラン選手です。1セットは互いに持ち味を出した接戦となり、タイブレークまで進みましたが惜しいところでこのセットを取られてしまいました。2セットからの挽回を期待したのですが、大坂の悪い癖が出てミスが増え2-6で敗退してしまいました。

錦織の1回戦はオランダの30歳ハーセとの対戦でしたが、錦織の悪いところばかりが目立つ試合となりました。決めに行く強打はネットにかかったり、左右に振ると微妙にアウトになったりと良いところが出ませんでした。1セットは最後にミスが続いて5-7で取られ、2セットはさらに悪くなり1-6で取られて初戦敗退となりました。

この大会はギリシャの19歳チチバスが躍進し、決勝進出を果たしましたが、ナダルが底力を見せて優勝しました。

今週のW&Sオープンでは、大坂はギリシャの31位の選手と対戦しました。1セットはミスが多く大坂の強打にも対応され3-6で取られてしまいました。2セットも先にリードされましたが、大坂にしては珍しく追いつきタイブレークとなりました。残念ながら惜しいところでこれを取られ2回続いて初戦敗退となりました。

錦織の1回戦はロシアの37位の若手でしたが、さすがにこのクラスですと、錦織が強打する前にミスしてくれるという展開で、7-5、6-3と勝つことができました。しかしこのクラスの相手で、1セットは先にリードしていて追いつかれ、最後に突き放すというのはあまり良い展開とは言えません。

2回戦は元3位で膝の故障のため順位を落としているワウリンカとの対戦となりました。彼はビッグ4全盛時代にグランドスラムを2度も優勝している実力者ですが、どこまで復帰しているかが問題でした。

試合が始まると休み明けとは思えない良い動きで、錦織のショットに対応しました。この試合は錦織のミスは少なかったのですが、相手の素晴らしいバックなどで得点され、4-6、4-6で敗れてしまいました。

錦織もこのクラスの選手に勝てない様では、トップテンへの復帰は難しいようです。今月末には全米オープンが始まりますので、大坂と錦織の奮起を望んでいます。