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きょうは、2007年のラスト・デイ。
僕ら日本人はこの日をことさらに「大晦日」と呼んで、
小さな子どもで夜更かししていい日、ということになっている。
「晦日」というのは、陰暦で各月の最終日のことで、
「三十日」が転訛したものと考えられる。
12月の最終日(晦日)は1年の最後の日にあたることから、
とくに「大晦日」と呼ぶようになったのだろう。
このウンチクが正しければ、12月30日のことを「晦日」と呼ぶのはまちがいである。
「晦」という文字を辞書で引くと、
「かい」 or 「つごもり」 と読み仮名が当てられている。
「かい」の方は僕には解説する能力はないが、「つごもり」の方は想像がつく。
「つごもり」は「月隠(ゴモ)り」からの転訛で、「月隠り」は晦日の気取った言い方(雅語?)だと思う。
だから、大晦日を大つごもりという地方もあるらしい。
さて、大晦日。
いうまでもなく、現在僕らが使用しているグレゴリオ暦では、12月31日。
かつては、一日は日没とともにはじまると考えられていたため、
大晦日の夕食は年取りの食事としてどの地方でも年取り魚や煮しめなど正式の食膳が用意され、
正月元日よりも重要な日とされていた。
年越しそばも、おカネがあつまるようにとか長寿祈願など由来は諸説あるけど、
やはり大晦日の特別な食べ物のひとつということだったのだろう。
TV の普及以来、大晦日の風物詩といえば、
「レコード大賞」→「NHK 紅白歌合戦」→「ゆく年くる年」
という流れが日本のスタンダードだった。
平成の御代になってからは、「紅白 VS 格闘技」という構図になっている。
きょうの大晦日、
僕は、「 K-1 PREMIUM 2007 Dynamite!! 」メインで夜を過ごそうと思っている。
その後、NOAS FM のカウントダウン・イベント(年越し&餅つき大会)に出かけ、
新年を迎えるつもりだ。
格闘技界もバブルが弾けて、かつての勢いはない。
お笑い同様、選手を使い捨てするマッチメークが多いからだ。
選手はあくまでも生身の人間で、限界もあるし感情もある。
PC ゲームのようなルールやスケジュールを強要しつづけた結果、今のような惨状に陥った。
視聴者がプロレス・ルールで満足できないのは、格闘技の鑑賞能力乏しいからで、
けっしてプロレスのレベルが低いからじゃないと思う。
以上はとくに主題などはなく、
迎春のための大掃除が終わり、閑にまかせてとりとめなくキーボードをたたいてみたが、
思いちがいなどがあるかもしれない。