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Throughback Thursday

2013-11-25 10:49:24 | うんちく・小ネタ
先日、Facebookで遊んでいたら、ホール&オーツのページで唐突に
「I Can't Go For That (No Can Do)」の動画が紹介されていて、
そのフィード欄には「Throughback Thursday」と書かれていた。


Private Eyes Private Eyes

 Daryl Hall & John Oates
 価格:¥ 1,890(税込)
 発売日:2013-07-23


何かの慣用句なんだろうけど、僕にはちんぷんかんぷんだった。
「throughback」を辞書アプリで引いてみると、
「投げ返し」「あと戻り」「先祖返り」という意味らしい。
ん、先祖返り木曜日...?


やはり理解できずググってみると、
欧米ではSNS上で木曜日に昔の写真や思い出について投稿する
という習慣あるらしい。
ようやく腑におちた。
当てずっぽうだが、先週の木曜日は「I Can Go For That」の
かつての発売日だったんだろう。


この曲はアルバム『Private Eyes』に収められている。
このアルバム、この曲には、ちょっとした思い出がある。
高校3年生の音楽の授業は半ばオマケで、
先生の自由度が高かった。
当時のブラックビニールのLPレコードの収録時間がほぼ45分間で
授業時間と同じということで、
音楽の授業でロック・アルバムを1枚通しで聴くという、
粋な計らいを先生がしてくれた。
そのとき僕のクラスで聴いたのが、この『Private Eyes』だった。


以来、僕はホール&オーツのファンになるわけなんだけど、
そういう意味ではこの音楽の先生には感謝してもしたりない。
先生も僕らの授業を楽しんでたようで、
あるときは難解な前衛音楽を聴かされたり、
あるときは先生のビートルズのピアノ弾き語りコンサートだったりもした。


ホール&オーツの往年の名曲を懐かしむと同時に、
鬼籍に入ってしまった泉下の恩師を偲ぶ。
「Throughback Thursday」というのは、要するにこういうことだと
いま僕は独り合点している。


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