SIDEWALK TALK

This website is brought to you by KIRIBAKO.NET

さよならアメリカ さよならニッポン

2007-11-16 10:33:58 | ニュース
America「朝鮮戦争」「ヴェトナム戦争」「湾岸戦争」「イラク戦争」
これらは、第2次世界大戦以降、アメリカがおこなってきた戦争だ。

加えて、「キューバ・ピッグズ湾上陸作戦」「グレナダ侵攻」「リビア爆撃」「パナマ侵攻」
「ソマリア派兵」「コソボ空爆」「アフガニスタン侵攻(アフガン戦争)」
など、「世界の警察」という名目で、アメリカは世界中で武力を行使してきた。


上記すべての戦闘におけるアメリカ兵の戦死者の累計よりも、
1945年8月6日に広島に投下された原爆による日本人(しかも民間人)の死者数の方がはるかに多い。
60年以上にわたる世界各地での軍事行動よりも、
極東の一都市での、たった1日の、たった1個の爆弾による被害の方が犠牲者が多いなんて(しかも民間人)、
まさに狂気の沙汰だ。
ふつうに考えれば、僕ら日本人はアメリカに対して相当な怨念を持たざるをえない。
なのに僕は、アメリカっていう国が(手放しで、というわけにはいかないけど)好きだ。


僕は無邪気に、
アメリカの音楽に憧憬を抱いたり、
アメリカの文学に共鳴したり、
アメリカの映画で休日を過ごしたり、
アメリカのファッションを身に纏ったり、
アメリカのジャンクフードに舌鼓を打ったり、
アメリカのスポーツを楽しんだりしている。


うがった見方をすれば、
アメリカによる日本占領政策にまんまとはまって、僕は洗脳されているといわれてもしょうがない。


今般、その大好きなアメリカの政府高官が、
北朝鮮のテロ支援国指定解除と日本人拉致問題は「必ずしも連動していない」
という見解を述べた。
横田さん夫妻をはじめとする家族会の人たちは、この発言に胸を痛めているにちがいない。
愛娘めぐみさんが拉致されて、30年もの月日が流れた。
なのに、事態は進展どころか、指定解除によって後退してしまう可能性がでてきた。


現在、日本の国会は停滞、というより完全にフリーズ状態。
その原因は、インド洋給油延長法案やイラク撤退法案にある。
アメリカのせいで、国会が止まってるといえる。
そして、守屋前防衛事務次官の接待問題。
きのう証人喚問では大臣(経験者)の名前もあがっていたけど、
これだってアメリカ絡みだと言えなくもない。


アメリカのせいで、これほどまでに日本の政治が右往左往する。
アメリカがクシャミをすれば、日本は風邪をひく…どころか、インフルエンザで寝込んでしまう。
日米関係の重要性もわかるけど、もう少し自立してもいいんじゃないかな。
日本政府には毅然とした態度を求めたい。
これかもずっと、このろくでもない素晴らしいアメリカを好きでいるために…。


   さよならアメリカ さよならニッポン
   さよならアメリカ さよならニッポン
   Bye bye bye bye bye bye....


水上スキー

2007-11-12 14:52:29 | まちづくり
Waterskiing先週末、所属している NPO の関係で、
「耶馬の森林(もり) 植樹の集い」っていうイベントに参加。
桜ともみじの苗木を植樹しました。


メインの植樹より興味深かった(スイマセン)のが、
植樹後におこなわれた水上スキーのアトラクション。
耶馬溪ダム湖に「耶馬溪アクアパーク」という水上スキーとウエイクボードの施設があることは知っていたけど、
コレが日本屈指の優良コースだということはついぞ知らなかった。


このダム湖は、周囲が山々に囲まれているため、風の影響がほとんどないとのこと。
したがって波が少なく、湖面コンディションが良好な状態で一定している。
日本はおろか世界レベルの大会も開催されたことがあるらしい。
また、大学などの合宿も、全国各地から引きも切らずに訪れている。
僕の母校である学習院大学も、今月末に合宿にやってくるときいて驚いた。
僕の在学中に、水上スキー部なんてあったっけ?


水上スキーの華は、なんといってもジャンプ競技(らしい)。
エキジビションをやってくれたインストラクターは全日本で2位になったこともある実力者で、
その飛行距離は40メートルを軽く超える。
この日の試技でも、45メートルほど飛んでいた。


やってみようとは思わないけど、
次回なにかしらの大会があるときは、遊びにいってみようと思う。
何にしろ、プロのパフォーマンスをナマで見られることは、そうそうないチャンスですからね!


野苺

2007-11-10 15:35:41 | まち歩き
ボーイスカウトのリーダーをやりだしたからか、
自然を歩くと、色んなものに目がいくようになった。
きょうも、耶馬溪ダム付近の路肩で、野イチゴを発見!
正直 僕の知識ではヘビイチゴと見分けがつかなかったけど、
食べてみたらあまかったんで野イチゴだったんでしょう。


Wild_strawberry


野イチゴゆれた 緑の風に
摘んでみようか 眺めるだけにしようか

あの娘は街へ お嫁に行った
便りも途絶え 里に帰ることもない

野イチゴゆれてた
緑の風に包まれながら
赤い実をゆらしてた


でしたっけ?井上陽水の「野イチゴ」。
うろ覚えです…。


文民統制

2007-11-09 13:59:12 | うんちく・小ネタ
守屋前防衛事務次官と山田洋行の宮崎元専務との癒着問題。
ここんとこ大連立騒動の陰に隠れてメディアでの取り扱いが小さくなっていたけど、
きのうの元専務逮捕によって再燃。
捜査をすすめたい東京地検特捜部と国会証人喚問を断行したい民主党の間で
綱引きがはじまっているようだ。


防衛法概観―文民統制と立憲主義 防衛法概観―文民統制と立憲主義

 小針 司
 価格:¥ 2,730(税込)
 発売日:2002-06


守屋前次官は、「文民統制」についてどういう所見をもっていたんだろう?
文民統制とは、ことさらに説明すると、
「文民の政治家が軍隊を統制する」 or 「政治が軍事に優先する」
という政軍関係におけるドクトリンである。


僕は、文民統制の英訳は「 civilian control 」だと思い込んでいた。
ところが、自衛隊出身の軍事アナリスト 志方俊之 氏によれば、
最近は「 political leadership 」ということの方が多いそうだ。
なるほど、こっちの方がわかりやすい。


守屋前次官の態度や言動から察すると、
彼は文民とは防衛省の背広組だと規定していた節がある。
つまり、「背広組が制服組を支配している」、とタカをくくっていたのではないか。
前述の志方氏によると、たとえば警視総監は、
その任期中はたとえ休日であっても東京都内から一歩もでることは許されない。
むろん法的な縛りではなく、あくまでも不文律らしいが…。


自衛隊の最高指揮官は内閣(国民)を代表しての内閣総理大臣、
そして、防衛省の長は防衛大臣であることはいうまでもない。
首相も防衛相も文民であり、けっして軍人ではない。


だから、自衛隊の実質的トップは防衛事務次官といっていいと思う。
その事務次官の守屋氏が、休日とはいえゴルフに出かけたり、赤坂で遊興にふけったり、
大臣からの連絡がつかなかったりすることは、
その職責の重さからいって重罪に値するといわざるをえない。


癒着や利益誘導などはむろん許されるべきことじゃないが、
こういう人間が自衛隊のトップになってしまう官僚システムの方が問題だと思う。
被災地での復興支援や海外で国際貢献活動をおこなっている
制服組の人たちは、この報道に触れてどういう気持ちでいるんだろう?
とにかく、真相究明が大切。
捜査当局と国会に期待したい。


KY2

2007-11-07 10:46:17 | うんちく・小ネタ
Autumn空気読み力テスト」、皆さん、チャレンジしてみました?
KY ネタ、さらに続けます。


何かの雑誌で読んだのだけど、
「空気を読めない」という日本語は、外国語に翻訳不可能らしい。
この場合の外国語は、欧米の言語のインド・ヨーロッパ語族のみならず、
中国語に代表されるシナ・チベット語族やアラビア語(何語族かは知らん)なども含まれていて、
要するに日本語以外のすべての言語を指すといってもいい。


シロウトの当てずっぽうだけど、日本語と同じウラル・アルタイ語族に属する朝鮮語には、
「空気を読めない」に相当する慣用句があると思う。
ただなんとなく思うだけで、なんの論拠もないんだけど…。


話が脇に逸れた。

この「 KY 翻訳不可能説」は、日本に駐在している数ヵ国の外国人ジャーナリストによって述べられていた。
彼らは、この日本人独特の「空気を読む」という習慣(感性)をバッシングしているわけじゃなく、
むしろ美徳として賞賛していた。
肝心のどの辺が美徳なのかは失念したけど、
「空気を読む」という高度で繊細な感覚は、
茶道や俳句の「詫寂」(わびさび)、能楽でいうところの「幽玄」、武道における「間」(ま)、
などを通して日本人が身につけた能力だと評していた。


最近、KY という造語がやたら飛び交うのは、
僕ら日本人が本来もっていた「空気読み力」が損なわれてきたことの裏返しのような気がする。
ひとの目ばかりを気にして行動するのもどうかと思うけど、
前向きな意味での「空気を読む能力」を養うことも大切なのかな?
よくわかりません…。


以上、KY についての雑感でした。


空気読み力テスト

2007-11-05 11:12:40 | うんちく・小ネタ
Sunglass_cap前政権の安倍内閣は、「KY (空気読めない)内閣」などと揶揄されていたけど、
結果的に、まさしく KY (急に辞めた)だった。
(← 画像は内容と関係ありません。以前 PC に保存してたのを見つけたもので…)


きのう2時過ぎ、TV の臨時ニュースで、
「民主党 小沢代表が辞意表明」というテロップが流れた。
直感的に僕は、党を割って自民党に合流か、と思ったけど、
今のところ離党までにはいたっていないようだ。


表向きには大連立が頓挫したことが辞任の理由のようだけど、
小沢代表が KY なのか?
大連立を蹴った民主党幹部連が KY なのか?
はたまた双方が KY なのか?
いずれにしても国民の空気を読めていない。


ところで、「空気読み力テスト」っていうサイトがある。

【 Go URL 】----> http://www5.big.or.jp/~seraph/zero/ky.cgi


24の設問(すべて4択)に答えると、KY 度合いが数値で表される。
さらに「空気支配力」「人間洞察力」「文脈把握力」「会話柔軟力」「TPO 力」
の5つカテゴリーで評価が下され、そのペンタゴングラフが表示される。


ちなみに僕は、「67( A クラス/一般人)」で、要するに「ふつう」 or 「凡人」ってことなんでしょう。
この「空気読み力テスト」は、それこそ政治家の先生たちにやってもらいたい。
ほとんどの政治家が、重度 KY になるんじゃないかな?


カトラリースタンド

2007-11-04 11:14:41 | まち歩き
きのう、街をぶらついていて、思わず衝動買い。
スタンド付カトラリーセット。
この記事をエントリーするにあたってパッケージを見ると、
「ゆとりの空間」っていうメーカーのものらしい。
(デザート&ティー)ナイフやフォークが、6ピースずつセットされています。


Yutorinokukan


このままダイニング(テーブル)にだしてるだけでもサマになるし、
収納の必要もなく便利で機能的だと思う。
なによりも、デザインがカッコイイ。
だから、単なる飾りになる可能性大、です。


Black Hawk Down

2007-11-03 12:16:54 | テレビ番組
Black_howk_downHDD に録画していた映画『ブラックホーク・ダウン』を鑑賞。
ブルーな気分になった。


この映画は、1993年に実際にソマリアでおこった米軍とゲリラの市街戦、
「モガディシュの戦闘」を描いている。
キャストは豪華で、
ジョシュ・ハートネット、ユアン・マクレガー、トム・サイズモア、オーランド・ブルーム…etc
ハリウッドの主役級アクターが勢揃いしている。
しかし、ド外れた戦闘シーンの連続で、出演者の顔が判別しにくい。
ヒーローを描くんじゃなくて、あくまでも戦争の悽愴さに軸足を置いた映像にこだわっている。


本編のほとんどが戦闘シーン。
政治的背景や登場人物の背景・後日談などは最小限にとどめ、それぞれの戦局の直接描写に徹している。
しかもハイレベルな映像技術により、
悲惨さや残虐性、痛み、恐怖、不安などがリアルに感じられて、観ていて怖くなった。


この映画は、どういう意図で制作されたんだろう?
米軍のプロパガンダ映画なのか?
戦争(というより戦闘による人殺し)の凄惨さを伝える映画なのか?
それとも、国際貢献の意味を問う映画なのか?
プロットには、むろんフィクションも含まれているが、
事実に基づいたエピソードもふんだんに盛り込まれているらしい。
とにかく、ブルーになる映画だった。


現在、わが国では、インド洋の洋上補給(給油・給水)再開のための新テロ特措法の成立に向けて、
与野党で綱引きがおこなわれている。
福田首相は、民主党に大連立を提示してでも、この法案の成立に躍起になっている。
一方、民主党の小沢代表は、自衛隊海外派兵のための恒久法を提案したらしい。
また、ISAF (国際治安支援部隊)への参加にも積極的だ。


僕は自衛隊の国際貢献(海外活動)には積極的に賛成しているけど、
『ブラックホーク・ダウン』のような映画を観てしまうと、自分の単純さを戒めざるをえない。
G8 メンバーで GDP 世界第2位のわが国には、むろん国際貢献をおこなう義務と責任があると思う。
資源や食物のほとんどを他国から輸入し、経済も輸出産業が基幹をなしているならなおさらだ。
ベストとはいはないが、せめてベターな国際貢献とは何か?
今一度、考えてみようと思う。


三味線を持った渡り鳥

2007-11-02 09:22:34 | うんちく・小ネタ
Chihiro僕の姪っ子に、風変わりなヤツが一人いる。


彼女は小1なのだが、何を思ったか先月、三味線を習いたいといいだし、
実際に長唄のお稽古をはじめてしまった。
さらに彼女は、父親(僕の弟)の影響もあって、
競馬好き(というよりお馬ちゃん好き)で、特にディープインパクトがお気に入りらしい。


きのう、オフクロんちにいったとき、
ちょうど姪っ子が長唄のお稽古を終えたとこだった。
彼女は、そそくさと三味線を片づけると、
おもむろに1枚の DVD を取り出しプレイヤーに装填。
すると、画面にはディープインパクトの映像が…。
身じろぎもせず、食い入るようにディープを見つめる姪っ子。


彼女の将来の夢は、騎手になること。
つまりは、三味線を背負って、お馬ちゃんに乗ることを夢見ている。
コレじゃまるで、「ギターを持った渡り鳥」シリーズの小林旭(この映画、観たことはないですけど…)。
もし実現すれば、メディアに取りあげられることは必至。
将来、「三味線を持った渡り鳥」っていうニュースをみたら、それが僕の姪っ子です。