八兵衛のセカンドライフ

46歳で脳幹(橋)出血、現在72歳の車イス男性。ブログはFact is factで(事実だものしょーがねぇべ)

6月4日(乗りかかった舟)

2016年06月04日 19時00分00秒 | 介護サービス
昨日のカラオケでは、予定ではみちのく一人旅を歌うつもりだった。
しかしいつもは3番目にフォーク系の曲を小さな声で歌いながら感極まって泣いてしまうUさん(62歳、私より2歳年下)が、
昨日はカラオケのトップバッターで吉幾三演歌の「酒よ」を、いつものUさんより大きな声で泣かずに歌ったから、
私は少々驚きながら、
 「ははあ、これはきっと今まで問題行動のある変なおじさんと嫌われ疎外されてきたUさんの、
   私と思わぬ交流できたことに対するUさんの精一杯の感謝の気持ちなのだろうな」
と、受け止めたのだった。
それでUさんの「酒よ」に込められた想いを私なりにキャッチしたつもりで、
同じく吉幾三の「津軽平野」に急遽代えて、Uさんへの返事のつもりで彼が歌ったすぐ後に歌ったのだった。

もし私の思いすごしだったとしたら、それならそうでも好いさ。
乗りかかった舟だ、ストレスにならない程度で、もう少しUさんを贔屓目に見てあげるべー

 ps1:私も倒れた当初は発声がゴモゴモで、1,2年間は私の話す言葉が妻のお銀にしかほとんど分からなかった。
   その後は発声もマヒ回復につれて回復してきて、今では自分でも驚くほどカラオケは広く歌えるようになった。
   だからUさんの発声や言葉が理解されないことで味わう疎外感の辛さは、私には痛いくらいに分かるつもりだ。

 ps2:昨日はM治さんも同じテーブルで、私の隣席だった。
    昼食は少々時間がかかったけど力強く完食したし、背中の丸みも心なしかなだらかで、顔も元気よく見えた。
    向かいのKさんや私ともバカ話をして、M治さんのにこやかな笑顔が印象的だった。
    この年になってくると、アンガイ「気力」が大事になってくるのかなあ~、特に男は。
コメント
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