亀崎海浜緑地の入り口に 新美南吉の 童話のさわりが 石碑に刻まれています 。
こんな文章ですが 昔も今も 風景は 変わらないようです。
甚佐は、亀崎と云う 漁師町へ出ました。 亀崎の町は、軒と軒かひっつき合う程道のせまい所 した。
甚佐が馬でそこを歩いて 行くとちょうど屋根の上
をあるいている様でした
。その屋根の上には鰯の ひらいたのがほしてありました。はぜもほしてありました。
屋根の向ふにはまばゆい程に ひかっている海がありました。
海の向こうには
三河
が青く見えていました。
新美南吉童話「煙の好きな若君の話」から